ホストクラブが現代アート体験の場に。Smappa!Groupが金沢の若手作家を紹介するプライベートヴューイングギャラリーをスタート

有限会社スクラムライスのプレスリリース

彫刻作品「ずっと、ここにあった」 深田拓哉

新宿を中心に多角的な事業を展開するSmappa!Group(本社:新宿区、代表取締役:[代表取締役名])は、2024年8月に石川県金沢市にオープンしたホストクラブ「TURRELL」にて金沢の若手作家を紹介することに特化した現代アートギャラリーをスタートいたします。コンセプトは作家が直接案内するプライベートヴューイングギャラリー。ホストクラブの営業時間前をギャラリーの開館時間とし、作家が直接展示を案内することでより作品についての理解を深めることができる展示体験をお楽しみいただけます。

オープンの背景・目的

Smappa!Groupは、これまでホストが書店員をする書店として話題となった「歌舞伎町ブックセンター」やホストが短歌を詠む「ホスト歌会」など、ホストと芸術文化を融合させることで双方のユーザーに新たな楽しみを提供する試みをしてきました。今回のアートギャラリーでも、長期的にはアートに造詣があるギャラリストホストを育成することも目標としています。

第1回の展覧会について

タイトル 

ここに、あり続ける / Here to Remain.

初回の展覧会は10月末を予定、TURRELLのシンボルである彫刻作品「ずっと、ここにあった」を制作した深田拓哉(ふかだ・たくや)と、彼と深い交流のある丹羽啓(にわ・さとし)を迎えます。

TURRELLの内装コンセプトは、どこかの現場の裏側。剥き出しの天井や、夜の片町から差し込む外光が店内を照らし出します。深田は、彫刻作品「ずっと、ここにあった」を制作するために、解体/内装工事中のTURRELLを訪れました。そこで彼は、非常出口の小さな看板を見つけます。それは以前の店舗からずっとそこにあったであろう看板で、捨てられたその看板をモチーフに、永久に残り得る鉄製の巨大彫刻を制作しました。TURRELLがあり続ける限り、この作品もまた残り続けるでしょう。

この深田作品と共に展示されるのが、丹羽啓の石彫作品です。丹羽の石彫は、現代社会で捨て置かれた不要物やゴミをモチーフに、未来に残すべき存在として石彫作品に展開しています。鉄と石、どちらも悠久の時を経る素材が、新しく生まれたTURRELLを未来へと運んでゆくでしょう。


詳細情報

会期
2024年10月末(予定)

会場

TURRELL

〒920-0981 石川県金沢市片町1-11-14 夢館II 7階

作家プロフィール

深田拓哉 Takuya Fukada

1995年、東京都に生まれる。現在金沢在住。日常風景の中で見つけた朽ちた看板や構造物など、用途や役割を失いながらも存在し続けるものをモチーフに、それらを未来の遺跡として作品化している。大型の彫刻や大規模なインスタレーションを得意とし、主に鉄を素材としている。

丹羽啓 Satoshi Niwa

1994 愛知県名古屋市出身。現在は金沢美術工芸大学 技術専門員・彫刻家。

地球史と日常生活との繋がりを想像した石彫作品を制作。「生活が地球を彫刻する」という考えをもとに、私が地球に刻んだ生活の痕跡を石に留める。


Smappa!Groupについて

新宿・歌舞伎町を中心にホストクラブ、バー、飲食店、ヘアサロン、通所型介護施設、アートスペースなど街やコミュニティにまつわる事業を20年に渡り展開。文化的な活動も積極的に行い、2018年よりをホストが短歌を詠む「ホスト歌会」を毎月開催。歌人の俵万智・小佐野彈・野口あや子(敬称略)を選者に迎え「ホスト万葉集」(講談社/短歌研究社)として書籍化もされた。 2023年には王城ビルとChim↑Pom From Smappa! Groupと共に共同主催の展示プロジェクト『ナラッキー』をプロデュースし、観光客や若者にも真の歌舞伎町の文化に触れる機会を提供する。繁華街だけではなく、歌舞伎町のアートとカルチャーを生きたまま世界に届けるプラットフォームとしても働きかけている。

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