「尻屋埼灯台の観光について考えるこどもたちのワークショップ」を開催しました!

2024年8月9日(金)【場所】尻屋地区多目的集会施設「水神の郷」(青森県東通村)

海と日本プロジェクト広報事務局のプレスリリース

尻屋埼灯台活用協議会は、青森県東通村に住む子どもたちを対象に、2024年8月9日「尻屋埼灯台の観光について考えるこどもたちのワークショップ」を開催いたしました。
このイベントは、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として、灯台を中心に地域の海の記憶を掘り起こし、地域と地域、異分野と異業種、⽇本と世界をつなぎ、新たな海洋体験を創造していく「海と灯台プロジェクト」の助成を受けて実施したものです。

  • イベント概要 

イベント名:尻屋埼灯台の観光について考えるこどもたちのワークショップ

開催概要:

普段当たり前のようにある故郷の風景を、新たな目線で見ることで故郷の良さを再認識し、子どもならではの視点で尻屋埼灯台の観光について考えるワークショップを開催しました。

一般社団法人tsumuguの代表理事で、地域創生コーディネーターの小寺将太さんと、地元の青森大学むつキャンパスの大学生とともに、尻屋埼灯台について学びながら、楽しく「観光」について考えました。

子どもたちだけではどう考えていいかがわからないところを、年が近い大人=大学生のアドバイスをもらいながら、東通村の未来を担う子どもたちの意見をまとめました。

日程:2024年8月9日(金)10:00~11:30

開催場所:尻屋地区多目的集会施設「水神の郷」(青森県東通村)

参加者:小学生10名

協力団体:一般社団法人tsumugu 代表理事/地域創生コーディネーター 小寺将太さん(講師)

青森大学むつキャンパス学生

  • 尻屋埼灯台の観光について子どもたちから活発な意見が飛び交う

まずは、子どもたちに尻屋埼灯台について改めて知ってもらうところからスタート。紙芝居形式で、灯台がなぜ必要なのか、灯台の役割について話しました。初めて聞く灯台の話に、子どもたちは興味津々の様子。

灯台があるから船の安全が守られるということを改めて学びました。

また、『なぜ尻屋埼灯台の「埼」は地名の尻屋「崎」という漢字ではないのか』という疑問に対して、管轄が海上保安庁のため「尻屋埼灯台」という名称になったという話や、尻屋埼灯台の岩はハワイからやってきた「石灰岩」といった豆知識も。

子どもたちは「知らなかった!」と声をあげていました。

この後、一般社団法人tsumuguの小寺将太さんと青森大学むつキャンパスの学生4名で、模造紙に付箋を貼るスタイルで意見を出し合いました。子どもたちが考えたテーマは「良いところ」「悪いところ」「こうなって欲しい」「こうなって欲しくない」「尻屋埼灯台の利活用方法」の5つで、以下の意見が出ました。

<尻屋埼灯台の利活用方法>

・灯台で祭り

・灯台で花火打ち上げ

・露天風呂

・ライトアップイベント

・写真スポットが欲しい

・灯台の近くに泊まれる

参加した大学生からも現実的に実現できそうな意見が数多く飛び出し、楽しかったという感想があり、

「尻屋埼灯台の観光」について、今後につながるワークショップとなりました。

  • 尻屋埼灯台とは(青森県東通村尻屋崎)

下北ジオパーク「尻屋崎エリア」にそびえ立つ、明治9年に造られた灯台。

レンガ造りの灯台としては日本一の高さを誇ります。また、登れる灯台から望む360度見渡せる風景が人気で、暖流と寒流の合流地点でもあることから、灯台に登ると海の色の違いがわかるのも魅力の一つ。豊富な漁場でもあり、海からとれる「ウニ」「アワビ」などの特産品は全国的に人気があります。

<団体概要>

団体名称 尻屋埼灯台活用協議会

構成団体 東通村/尻屋観光協会/むつ市会津若松市姉妹都市推進連絡協議会/株式会社青森テレビ

海と灯台プロジェクト 新たな灯台利活用モデル事業

日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として、灯台を中心に地域の海の記憶を掘り起こし、地域と地域、異分野と異業種、⽇本と世界をつなぎ、新たな海洋体験を創造していく「海と灯台プロジェクト」。その取り組みのひとつである「新たな灯台利活用モデル事業」は、灯台の様々な利活用モデルを創出することで、灯台の存在意義を高め、灯台を起点とする海洋文化を次世代へと継承していくことを目的としています。

海と日本プロジェクト公式サイト https://uminohi.jp/

海と灯台プロジェクト公式サイト https://toudai.uminohi.jp/

今、あなたにオススメ