客室清掃DXプラットフォーム「Jtas」、ChatGPT活用により遺失物の種類や品目名を完全自動入力するAI忘れ物報告機能をリリース

清掃スタッフが写真を撮るだけで忘れ物情報をカンタン自動登録、紙やエクセルの管理台帳も不要に

株式会社Edeyansのプレスリリース

株式会社Edeyans(東京本社:東京都中央区、大阪本社:大阪市中央区、代表取締役:片山 裕之、以下「Edeyans」)は、客室清掃DXプラットフォーム 「Jtas-ジェイタス-」(以下、「Jtas」)において、写真を撮影するだけで忘れ物に関する情報を自動入力できる「AI忘れ物報告機能」の提供を開始いたしました。

この新機能により、清掃スタッフから回収した大量の忘れ物の情報を紙やエクセルの台帳に転記する必要がなくなり、月30時間以上の工数削減とゲストからの問い合わせ対応の迅速化を実現します。

Edeyansは本アップデートを皮切りに、客室清掃領域にイノベーションを起こすためのAI技術活用を本格化させ、Jtasを通じてホテル業界の皆さまにこれまで体験したことのない感動を生んで参ります。


AI忘れ物報告機能とは

 今回新たに実装した「AI 忘れ物報告機能」は、最新のAIモデル “GPT-4o” の活用により、ゲスト(宿泊客)の忘れ物をスマートフォンやタブレットで撮影、自動でジャンルを分類できるだけでなく、一元管理までできるものです。

 清掃スタッフが客室内で発見した忘れ物の写真を1枚撮影するだけで、発見した客室の部屋番号に紐づく形で自動的に忘れ物に関する情報がテキスト入力・登録されます。(レストランやラウンジなど、客室外で発見された忘れ物も登録・管理が可能です)

 これにより、忘れ物の記帳にかかる工数を劇的に削減できるようになったことはもちろん、忘れ物を発見した時点で「Jtas」上で瞬時にデータ管理できるようになり、ゲストからのお問い合わせにも迅速に対応できる仕組みを構築できるようになりました。

 こちらより実際のデモ動画をご覧いただけますので、まずはこのイノベーションをご体験ください。

シンプルな業務フローで人の手を極力介さずに忘れ物報告オペレーションを完結できる
写真を撮影するだけでどんな忘れ物なのかを検知、貴重品の場合はアラートが表示される。編集画面で追記・変更も可能

ホテル業界における現在の忘れ物報告オペレーションの課題

 私たちが AI 活用の最初の一歩として、”忘れ物” にフォーカスを当てたのには理由があります。

例えば、1,000室超の超大型ホテルの忘れ物は、1年間で約15,000個に及びます。単純計算で40個 / 1日もの忘れ物があります。これらの忘れ物は、一般的に下記の業務フローにて報告・管理されます。

① チェックアウト後の客室清掃段階で清掃スタッフが発見

② 清掃スタッフが紙に忘れ物に関する情報を記入し、袋にまとめた忘れ物に貼り付けてホテルに提出

③ 清掃スタッフから受け取った紙に書かれた情報をホテル側でエクセルや紙の忘れ物管理台帳に転記

 しかし、客室清掃の現場では日本語がおぼつかない外国籍の方も多数活躍しており、忘れ物の情報が正しく記入されていないという問題が発生したり、清掃会社側での紙への記入作業とホテル側での台帳への転記作業で合わせて毎日1~2時間の工数が発生していたりと、忘れ物の管理に関する課題は山積みのまま放置されていました。

 また、ゲスト視点に立つと、「一体、いつ忘れ物を受け取ることできるのか?」がとても重要です。大切な物であれば、なおさらそのスピードと対応が肝になりますが、これまでの忘れ物対応のオペレーションでは、清掃スタッフが客室等で発見した忘れ物の情報がホテルに連携されるまでに、どうしてもタイムラグが発生していました。

 これらの複合的な課題をまるっと解決するのが今回新たにリリースした「AI忘れ物報告機能」です。

写真を撮影するだけのオペレーションのため、日本語の読み書きが全くできない方であっても問題なく忘れ物の報告ができますし、ひとたび忘れ物報告がされれば自動で台帳の作成がなされるため、ホテル側での転記作業もゼロにすることが可能です。清掃スタッフが撮影・登録した忘れ物の情報はクラウド型サービスであるJtasを通じてリアルタイムにホテルに通知・共有されるため、当日チェックアウトしたゲストからの問い合わせにも迅速に対応できるようになります。


JtasにおけるAI活用の方向性

 今後、世の中の大きな流れとしてあらゆるソフトウェアが AI 化し、人間はより本質的な仕事に向き合うことになると予想されます。こうした背景も踏まえ、私たちはひとつひとつの現場課題を高い解像度で捉えて、デザイン思考でどのように AI を活用して現場に実装していけるのか模索し続ける必要があると考えています。(そのため、EDEYANS ではエンジニアを含むすべてのメンバーが現場オペレーションを経験します。これを社内では “現場主義” と呼んで大切にしています。)

 これからも清掃会社であるがゆえの高い解像度でハウスキーピング業務におけるAI活用に取り組み、驚くようなプロダクトやサービスを継続的にリリースして参ります。


Jtasの概要

 Jtasは、ホテル客室清掃管理に特化したSaaS型のDXプラットフォームで、スマートフォン / タブレット端末 / PCのいずれからでも・どこからでもご利用いただけます。

【Jtasの特徴】

  • PMSと情報連携し、これまで非効率性やヒューマンエラーを引き起こす原因となっていた紙での清掃指示書や、清掃日報の作成・管理・転記などの作業をすべてデジタルに置き換えます。

  • 清掃に関わる予定や手配品の追加、清掃不要部屋の共有などのあらゆるコミュニケーションをデジタルで一元管理します。予定変更連絡の通知はもちろん、変更履歴の閲覧・既読未読管理・対応完了報告も可能です。

  • 写真を撮影するだけで忘れ物の登録・管理ができるなど、AIを活用した最先端技術を採り入れております。

  • 客室清掃スタッフひとりひとりに紐付いた清掃実績データを蓄積し、「毛髪を落としがち」「スイートルームの清掃が苦手」など、個々の業務傾向を明らかにします。清掃会社へのマネジメント・指導をデータドリブンに行うことで、ホテルの規定に適合した清掃品質の実現を最短距離で達成します。

  • 多言語対応しており、多国籍化が進む現場においても、言語の壁を意識する必要なくスムーズにご利用いただけます。

  • 客室清掃経験のある専任コンサルタントが1ホテルにつき1名以上アサインされ、導入前の説明会開催や導入後の現地でのオンボーディング、定期的なKPI報告定例会の実施を行うことで、「現場で活用されない」をなくします。

【Jtasの主な機能】

ハウスキーピングに必要な機能がワンストップで実装されたAll-in-One型ソリューション。最先端のAI技術も駆使されており、「AI忘れ物管理機能」ではタブレット端末やスマートフォンで拾得物の写真を1枚撮影するだけで、対象物の「カテゴリ(貴重品・飲食物・衣類など)」「特徴」「拾得場所」が自動入力される。

【Jtas資料ダウンロード】 

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会社概要

■株式会社Edeyans

 「世界中の宿泊を支え、感動を生む。」をコーポレートミッションに、テクノロジーを用いてホテル客室清掃領域の生産性と労働環境を向上し、日本が世界に誇れる清掃サービスの発展と従事する方々の地位向上を目指して事業展開する会社です。ホテル客室清掃DXプラットフォーム「Jtas-ジェイタス-」と、SaaSを活用したデジタル清掃サービスを提供しております。

社名

株式会社Edeyans

設立

2018年6月1日

代表者名

片山 裕之

所在地

東京本社:東京都中央区銀座8-14-9デュープレックス銀座タワー8/14 302

大阪本社:大阪市中央区瓦町1-3-2 ヒガシビル302 

札幌事業所:北海道札幌市中央区南一条西十六丁目1-323 春野ビル3F

資本金

1億円

事業内容

ホテル向けデジタル清掃サービス事業

ホテル客室清掃管理SaaSの開発・提供事業

お問い合わせ先

メール:pr@edeyans.com

TEL:080-4650-6457

企業URL

https://corporate.edeyans.com/

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