10月の3R推進月間にあわせ、ペットボトルの分別回収を強化
日本空港ビルデング株式会社のプレスリリース
日本空港ビルデング株式会社と東京国際空港ターミナル株式会社は、10月の3R推進月間*にあわせ、2024年10月11日(金)~14日(月・祝)の期間に、一般社団法人全国清涼飲料連合会(所在地:東京都千代田区、会長:本庄大介)と協働で、ペットボトルの水平リサイクル「ボトルtoボトル」の取り組みを推進するイベントを開催します。
公共性の高い羽田空港旅客ターミナルの建設、管理・運営を担う当社グループの責務として「限りある資源の有効活用」をマテリアリティ(重要課題)に掲げ、それに資する「資源循環」を重要な取り組みとして進めています。
羽田空港旅客ターミナルでは、年間約200,000kg(推計値)のペットボトルを皆さまのご協力のもと回収しておりますが、2024年度には第1・第2ターミナルのすべての箇所にペットボトル専用の回収箱を設置し、第3ターミナルも含め、回収したペットボトルをリサイクルする仕組みを確立し、「ボトルtoボトル」を実現する等、さらなる資源循環の強化に努めていきます。本年10月からは、さらなる資源循環強化として、一部箇所にて、ペットボトルキャップの回収と循環に関する実証実験も開始いたします。
世界各国・日本各地から多くのお客さまが訪れる羽田空港で「ボトルtoボトル」の取り組みをさらに推進することで、資源となるペットボトルを確実に回収し、新しいペットボトルへと再生します。石油由来の資源を使ってペットボトルを製造する場合と比較し、リサイクル原料を活用した場合はCO2の排出量を約60%減らすことが可能となり(原料樹脂ベース)、サプライチェーンを含む脱炭素に貢献します。
今後も当社は、さまざまな人が行き交う羽田空港旅客ターミナルの運営会社として、中期経営計画のビジョン「人にも環境にもやさしい先進的空港」を目指し、すべてのお客さまが安心してご利用いただけるターミナルづくりと取り組みを発信してまいります。
*3Rとは、Reduce(ごみを減らす)、Reuse(繰り返し使う)、Recycle(資源として再利用する)の3つのR(アール)の総称であり、循環型社会の形成に向けて、環境省を含む3R関係8府省が10月を「3R推進月間」として制定している。
【羽田空港から発信する「ボトルtoボトル」の取り組み】
➀ ペットボトル専用回収BOXを増設
資源循環の取り組みを推進するうえでは、各事業パートナーやお客さまとの連携と協力が不可欠であることから、全国清涼飲料連合会の協力のもと、ターミナル内の一部リサイクルBOXにパネルを設置。2024年度には、第1・第2ターミナルのすべての箇所にペットボトル専用回収BOXを設置。第3ターミナルも含め、適切に分別されずに、一般ごみのBOXに排出されてしまっているペットボトルを、確実にリサイクルBOXへ取り込むことを目指します。
■パネル設置箇所:羽田空港第1・第2ターミナルB1階、2階出発ロビー(計20箇所)
② 「羽田deリサイクル ~ペットボトルは、ボトルからボトルへ~(Close the loop!循環させよう!)イベントの開催について
2023年度に引き続き、ボトルtoボトルの取り組みについて楽しく学んでいただけるイベントを開催します。本年は、当社と全国清涼飲料連合会による環境学習講座を開催し、講座を受講された方を対象にオリジナルのバッジをプレゼントします。また、イベントには大田区公式キャラクター「はねぴょん」も来場し、羽田空港から「ボトルtoボトル」の活動の普及・推進を図ります。
■期間: 2024年10月11日(金)~14日(月・祝)
■場所: 羽田空港第2ターミナル5階フライトデッキトーキョー
■内容:「ボトルtoボトル」の取り組みに関する展示(常設)、環境学習講座の展開、
飲料配布コーナー(なくなり次第終了)、ペットボトルキャップアートの展示 等
③ ペットボトルキャップの回収と循環に関する取り組みについて
ターミナル内の一部の箇所にて、ペットボトルキャップの回収を開始するとともに、
キャップを再生原料とした製品の導入等、資源の循環に関する検討を進めています。
“空港”を主要テーマとした研究開発拠点「terminal.0 HANEDA」の取り組みの1つとして、
その参画企業である株式会社スーパーメイトとの検証のもと設置するものです。
回収と循環に関する実証実験を通じて、さらなる資源循環の強化に努めます。
■キャップ回収BOX設置箇所:第1ターミナル3か所、第2ターミナル2か所(計5箇所)