高齢者や障がい者などに優しい観光地に
公益財団法人横浜市観光協会のプレスリリース
公益財団法人横浜市観光協会(理事長:岡田伸浩/以下「YCVB」)は、障がいの有無や年齢にかかわらず全ての方がより安全で快適に観光できる「ユニバーサルツーリズム」促進のため、観光関連事業者向け「ユニバーサルツーリズム研修」を2024年11月1日(金)に帆船日本丸・横浜みなと博物館訓練センターにて開催します。研修では、バリアフリー旅行の豊富な経験とノウハウを持つ講師を招いて、アイマスクや車いすを使用し、当事者の立場でどのようなサポートや声がけが必要とされているかを学びます。
■研修概要
〔実施日時〕
2024年11月1日(金) 13時30分~17時00分
〔会場〕
帆船日本丸・横浜みなと博物館訓練センター第1・2会議室(横浜市西区みなとみらい2-1-1)
〔内容〕
座学研修(80分)
①ユニバーサルツーリズムの概要
②観光関連事業者がすぐに取り組める事例紹介
③当事者からの講話
④今日からできる介助について
⑤「心のバリアフリー認定制度(※裏面参照)」紹介
体験研修内容(80分)
①アイマスクを使用した視覚障がい者手引き体験
②車いすサポート体験
③電動カート(シニアカー、電動車いす)「JOYカート」紹介
■講師について
株式会社プランニングネットワーク
ユニバーサルツーリズムアドバイザー渕山知弘氏
【略歴】
1990年から2020年まで近畿日本ツーリスト・クラブツーリズムで勤務。22年間バリアフリーツアーの運営に携わる。ユニバーサルツーリズムの国内第一人者、22年の実績と知見をもとに全国の観光地をサポート。2010年に企画した「世界初!視覚障がい者夢の自転車運転ツアー」が、第2回ジャパン・ツーリズム・アワード国内領域優秀賞を受賞。
観光庁ユニバーサルツーリズム促進検討委員(H23、H26-28)
日本旅行業協会(JATA)ユニバーサルツーリズム推進部会部会長(R1-2)
その他、各都市研修実績はこちら
https://officefuchi.amebaownd.com/pages/5170754/page_202108111602
■心のバリアフリー認定制度について
「観光施設における心のバリアフリー認定制度」は、観光庁が実施している制度で、ソフト面のバリアフリー対応や情報発信に積極的に取り組んでいる観光施設を認定し、認定マークを交付しています。2021年9月にスタートし、現在では全国で515施設が認定されています。認定マークは、広報・PRに使用することができ、高齢の方や障がいのある方にとっては、安全で快適な旅行環境の目印となります。
横浜市内では、現在13ケ所のホテル・観光施設が認定されています。YCVBでは、認定基準をクリアするために必要な「研修受講」の機会提供(ユニバーサルツーリズム研修)や、「情報発信」などの支援を行っています。
▼当財団ホームページ「バリアフリー情報」