株式会社トリファのプレスリリース
株式会社トリファ(本社:東京都品川区、代表取締役:嘉名 雅俊、以下トリファ)は、ANAホールディングス、グローバル・ブレインらの新規株主および金融機関から総額12億円の資金調達を実施しました。
■海外eSIMアプリ「トリファ」とは
海外eSIM(*1)アプリ『トリファ』は世界200以上の国や地域で簡単にインターネットを利用できる海外eSIMアプリです。従来のようにレンタルWi-Fiの予約・受取・返却や現地SIMカードの購入・入れ替えの手間を省き、アプリひとつでスムーズに海外通信が可能になります。
現在トリファは国内のeSIMアプリとしてダウンロード数No.1(*2)、国内旅行カテゴリランキングにおいても、eSIMアプリでトップの実績を誇っています。
■海外渡航における通信手段
従来、海外渡航で通信を利用するためには、レンタルWi-Fiや現地SIM、キャリアのローミングを利用するしかありませんでした。
また、レンタルWi-Fiを利用する海外渡航者は、予約・受取・返却の手間や、渡航中常にレンタルWi-Fiを携行する不便さ、さらには付属品やレンタルWi-Fiの紛失リスクなどがあります。
トリファであれば、現地レートのリーズナブルな価格でeSIMを手配でき、最短3分で通信の利用が可能です。そのため渡航先で余計な荷物を持ち運ぶストレスもありません。
■市場環境とトリファの成長性
世界のeSIM市場規模は、2032年までに62億9千万ドルと、年間20%以上の成長率が見込まれる巨大な市場となっており、今後eSIMのシェアが拡大していくことが予測されています。(*3)
トリファは、2021年のコロナ禍にサービスを開始し、強固なサポート体制、通信品質の向上、ユーザーフレンドリーなアプリ体験を通じて、海外渡航者の不安に寄り添うプロダクトを開発してきました。
現在アプリストアの満足度は4.6、レビューは約1,500件(*4)と高い評価を受け、利用者は急速に増加し、四半期ごとに利用者実績で平均160%以上の成長を遂げています。
■社名変更のお知らせ
また、今回の資金調達に伴い社名を株式会社ERAKEから株式会社トリファ(英名: trifa Inc.)に変更いたしました。これにより、社名とブランドの統一を図り、さらなる認知度の向上とプレゼンスの強化を目指してまいります。
■資金調達の背景と目的
サービス利用者拡大
オンラインおよびオフラインでのキャンペーンを強化し、ユーザーベネフィットに即したマーケティング施策を拡大することで、ブランド認知度を一層向上させます。また、プロダクト面でも、機能改善と新機能の開発を進め、顧客の行動分析を基に、よりパーソナライズされた体験の提供を推進してまいります。これにより、最高の旅行体験を提供し、事業全体の成長を加速させます。
採用・組織の強化
採用および人材開発への投資を強化し、プロフェッショナル層の採用を加速させます。さらに、組織開発と人材育成にも注力し、チーム全体のスキルと能力を向上させることで、組織の成長を持続的に促進していきます。
インバウンド・海外への展開
現在主に提供している日本人のアウトバウンド顧客だけでなく、市場が拡大するインバウンド顧客向けのサービス提供にも注力すると同時に、韓国・台湾・香港といったアジア圏の顧客へのアプローチもしていきながらグローバル展開も加速させていきます。
■各投資家からのコメント(敬称略)
※今ラウンドの新規投資家および既存投資家からのコメント
ANAホールディングス 執行役員 津田 佳明氏
物理的なモバイルWi-FiやSIMカードに頼らずに、アプリ1つで世界中の通信データが購入できるトリファは、ボーダレスに移動する旅行者にとって魅力的なサービスです。将来的には機内Wi-Fi環境の進化を前提に、入国前数時間のリアルな顧客接点を持つエアラインの特性も活かして、トリファのサービスをお客様に浸透させていきます。ANAグループの経営理念は「世界をつなぐ心の翼で、夢にあふれる未来に貢献します」です。トリファと一緒に世界一つながるエアラインを目指すチャレンジにワクワクしています。
グローバル・ブレイン 代表取締役社長 百合本 安彦氏
グローバル・ブレインは今回リード投資家として出資をさせていただきました。トリファの優秀な経営チームと、同社の掲げるビジョンを評価するとともに、今後国内におけるeSIMのさらなる普及や増加するインバウンド旅行者向けへの展開など、ビジネスの成長可能性を強く感じております。
グローバル・ブレインとしてもトリファの飛躍的な成長に貢献すべく、全面的にご支援をしてまいります。日本発のスタートアップであるトリファが今後グローバル市場でも活躍し、次のステージを目指していくことを楽しみにしております。
グローバル・ブレイン Investment Group Director 伊藤 有輝氏
通信手段の確保は海外滞在時において最も重要なことの一つですが、トリファはそこにeSIMというソリューションを提供しています。直感的で使いやすいアプリや手厚いカスタマーサポートも同社の強みです。また、個人向けに加えて、法人向けやインバウンド旅行者向けへの展開にも大きな期待ができます。より多くのユーザーがトリファのサービスを使ってくれる未来を目指して、全力で伴走してまいります。
サイドウェイズ | フリークアウト・ホールディングス
代表取締役社長 Global CEO 本田 謙氏
トリファのeSIMソリューションは、旅行者にとって煩わしい手続きを一気に解消し、世界中をシームレスに繋ぐ新しいスタンダードを創り出す可能性を持っています。嘉名さんのリーダーシップとチームの優れた技術力が、業界を変革し、新たな価値を生み出すことを心より楽しみにしております。
THE SEED General Partner 廣澤 太紀氏
これまで創業投資から全ラウンドに出資させていただいております。
最初は創業者である嘉名さんの人柄やビジョンに魅了され、投資を決断しましたが、今回はeSIM事業の市場拡大や、トリファ社の組織強化へのさらなる期待から、追加投資を行うことにしました。
嘉名さんとは創業投資時から隔週で定例ミーティングを行っており、毎回のアップデートを楽しみにしている、将来性を感じさせる会社です。
ギフティ 代表取締役 鈴木 達哉氏
トリファ社に出資させて頂いてからというもの、嘉名さんの驚異的な学習力と実行力に何度も驚かされています。鋭い洞察と迅速な行動力は、私たち投資家にとっても大きな刺激であり、常に次の動きを期待させてくれます。嘉名さんのリーダーシップのもと、トリファ社が展開する事業が旅行者に新たな価値を提供し、世界をより良い場所へと導いてくれると信じています。
メディカルノート 代表取締役CEO 梅田 裕真氏
eSIM市場は今後大きく成長する注目市場であり、かつトリファが提供しているサービスは人が最も付加価値を払う観光サービス業においてインフラ化し、飛躍的に利便性を上げるものだと信じています。ステークホルダーとしてもユーザーとしても、今後も嘉名さんを中心とした若いチームが世界に挑戦することを応援していきます。
セーフィー 代表取締役社長CEO 佐渡島 隆平氏
トリファのユーザーとして海外渡航の際はご利用させていただいています。とても使いやすいUXで利用者目線にたったプロダクトづくりをされており、インバウンド、アウトバウンドともに旅行者が増えていくなかでタイミングよく参入して、スケールできる組織づくりをされています。
嘉名さんは経営者として大きなビジョンを語り、支援者からのアドバイスも真摯に受け止めて、実行力あるリーダーだとおもいます。
共に成長できるように頑張りましょう!
■代表取締役 嘉名からのコメント
2021年夏、コロナ禍が収束し海外旅行が再び戻ってくるタイミングで、より快適に安心して旅を楽しめる、新しい旅行の形を提供したいという思いからトリファをリリースしました。
その後ありがたいことに沢山の方々にご利用いただき直近は国内プレイヤーでは利用者数No.1といえるサービスまで成長してきています。
今回の資金調達ではANAホールディングス様、グローバル・ブレイン様と日本を代表するVC・航空会社に新たに株主に入って頂き、心強い既存株主の方々とともに、トリファは組織も事業も大きく成長していることを日々感じます。
今後トリファは国内市場だけでなく海外市場へも展開していきながら、「日本発グローバル」を体現していきます。
■採用情報
弊社はまだ創業フェーズで、事業・組織づくりを当事者としてリードしていくプロフェッショナル層の採用を強化しています。本プレスリリースを通してトリファへ少しでも興味を持っていただけた方は、是非下記の採用サイトよりお気軽に面談をお申し込みください。
◯ マーケティング職
◯ セールス職
◯ エンジニア職
◯ 財務・経理責任者
■会社概要
会社名:株式会社トリファ/ trifa Inc.
代表者:代表取締役 嘉名雅俊
Email:contact@trifa.co.jp
設立:2020年11月17日
所在地:東京都品川区西五反田7丁目23番1号 第3TOCビル 6階
資本金等:1億円
*1 eSIM:スマートフォンにあらかじめ内蔵された仮想SIM(通信回線を利用可能にするチップ)
*2 国内の「旅行用e絵SIMアプリ」におけるDL数(2024年1-2月・iOS&Android合算値・data.ai調べ)「旅行カテゴリから旅行用e絵SIMアプリ(アプリ名か説明文に「旅行」「eSIM」が含まれるアプリ)を同社にて抽出しDL数を算出したもの
*3 Fortune Business Insights, “eSIM市場規模、シェアおよび業界分析、アプリケーション別(スマートフォン、ラップトップ/タブレット、コネクテッドカー、ウェアラブルデバイス、スマート家電、車両追跡など)、業界別(小売、家庭用電化製品、製造、自動車、運輸・物流) 、エネルギーと公共事業、その他)、および地域予測、2024 ~ 2032 年”
*4 2024年10月7日時点