私たちが1年間のカーテン生産で排出するCO2量は“車で地球5.7周分以上”日本初！使用済みカーテンから新しいカーテンを作るサステナブルモデルを構築

「ものづくり」にこだわり、コントラクト家具や客室備品、建築金物のオリジナル商品を販売している河淳株式会社（本社：東京 都中央区、代表取締役：河崎淳三郎）は、ユニベール株式会社と株式会社エコログ・リサイクリング・ジャパンとの協力により、 廃棄カーテンや製作時に出る残反をマテリアルリサイクルした糸を使用したカーテンサービスを2024年12月から開始します。使用 済のカーテンから新しいカーテンを作る取組みは日本初で（※）、環境への取り組みを推進したい企業や、物件に採用する商 品を通じて社会課題の解決を図りたいホテル運営会社やデベロッパーに向けた新しい選択肢を提供します。 ※当社がWEB上で調べた限り（10月7日現在）

昨今、サステナビリティに対する取り組みは企業の常識となりつつあります。再生材を使用したカーテンが市場に出始めているものの、カーテンに使用できない切れ端や使用済みのカーテンは、当社の契約工場1箇所だけで年間120トンも廃棄されています。

ホテル事業にも携わる当社は、特にホテルで買い替え時に廃棄される大量のカーテンに着目し、廃棄カーテンをマテリアルリサイク ルすることで、新しいカーテンを作り出す日本初のサービスを始めます。昨今の環境意識の高まりを受け、ホテルはよりサステナブル な取り組みが求められています。

今後、全国のホテルへの導入を進め、ホテルのスタッフだけでなく、利用者の皆様にもこの商品を知る・触れる体験を提供し、サステナブルをより身近に感じていただきたいと考えております。

1. 循環型システム導入で環境配慮 企業は使用済みカーテンを回収し、新しいカーテンとして生まれ変わらせる循環システムを利用することで、無駄を減らし環境配慮 ができます。あえてありのままの質感を残すことで、再生カーテンとしての「味」を出しています。

2. 通常のカーテンと同等の機能 これまで再生素材を使用すると、カーテンとしての強度が足りず、商品化が困難になっていました。当商品は、研究開発の結果、 製品の性能は通常のカーテンと変わらず、遮光性、耐久性、防炎性などの基本機能をしっかりと備えることに成功しました

3. 柔軟な採用条件 カーテン購入からのスタートだけでなく、既存のカーテンの回収からサービスを開始することも可能です。これにより、顧客のニーズに 応じた柔軟な対応が可能となります。

①ポリエステル素材の分別は全て目視！

使用済みカーテンの素材を分別する作業は、すべて目視による手作業で行われます。自動車内装材や衣料品などの繊維 製品のリサイクルで培った技術を活用し、素材ごとの分別精度を高めています。

②カーテン生地のペレタイズ化で作業員全員高度な知識が必要！

ペレット化することで、新たに糸を作り直しカーテンの製作が可能となります。ペレット状にする工程では、異なる素材が混入す ると機械が詰まるリスクがあります。厳密な素材識別が不可欠で、作業員全員が素材知識を共有することが求められます。

③再生ペレットの紡糸化の難易度は高！比率調整で高品質に

再生材は一般的な素材よりも粘度が低く、強度を保つためには原料の比率を調整しなければなりません。結果として、カーテ ン由来の再生原料の割合を約14%に抑え、PETボトル由来の再生原料を80％混合し、紡糸を行うことで高品質な糸を製 造しています。

④カーテン生地に最適な加工糸の再加工のポイントは撚りあわせ！

カーテン性能を保つために、特殊な糸を撚り合わす工程により、最適な遮光性と耐久性を確保しました。

今後の展開

このサービスをスタートするに伴い、回収に適したカーテンと今回の糸を使用したカーテンを販売いたします。

1. 回収・再生しやすいポリエステルおすすめカーテン

2. 回収・再生しやすい再生ポリエステルを使用した（エコマーク認証）カーテン

3. 回収・再生した糸を使用したカーテン また、この度製作に参加協力して頂いたカーテン選別、縫製などはユニベール、再資源化には エコログ・リサイクリング・ジャパンへの取材も下記の「取材に関するお問い合わせ」先から可能です。

■会社概要

会社名　 ：河淳株式会社

代表者　 ：河崎淳三郎

所在地　 ：東京都中央区日本橋浜町3-15-1

設立 ：昭和49年9月3日（1974年）

事業内容：ホテル事業、メディカル事業、ハードウェア事業、パブリック事業、流通事業、ケユカ事業

URL 　：https://www.kawajun.co.jp

＜お客様からの問い合わせ先はこちら＞

河淳株式会社　ホテル事業部

電話　　：03-6661-2669

営業時間：平日　9:00～17:00