小規模化する県立高校を県外生の学びの場に!

~県外生受入れ推進バスツアーによる山形県の取組み~

東武トップツアーズ株式会社のプレスリリース

東武トップツアーズ株式会社(本社:東京都墨田区、代表取締役社長:百木田康二)は、山形県からの委託により、県立高校と地域の活性化に向けた対策の一環として「山形県立高校県外生受入れ推進バスツアー」を実施しましたが、この度、その結果と課題、今後の対応等についてまとめを行いましたのでお知らせいたします。

本バスツアーは、少子化等に伴い小規模化する県立高校と学校所在地域の活性化を目指し、山形県ならではの魅力を感じられるツアーの実施により県外生の受入推進を図るもので、7月30日~8月7日の期間、置賜・最上・庄内の3コースにて、山形県への進学を検討している県外の中学1~3年生及び義務教育学校7~9年生(以下、「県外中学生等」という。)及び同行を希望する保護者等(以下、「保護者等」という。)を対象に実施されました。

ツアーの実施に当たり、当社は2024年3月に包括連携協定を締結した一般財団法人 地域・教育魅力化プラットフォーム(以下、「地域・教育魅力化プラットフォーム」という)と連携し、地域課題解決に資する魅力化プログラムをツアーコースに組み入れたほか、地域・教育魅力化プラットフォーム主催の高校進学フェスをはじめとしたさまざまなイベントで広く告知した結果、東京、神奈川、埼玉を中心とした関東圏在住の方や東北在住の方など、たくさんの方々にご参加いただきました。

ツアーは3コース合計で19組38名の参加者により、事前に予定したプログラムすべてを実施しました。ツアー後に実施した参加者へのアンケート結果では、今回体験していただいた山形県内の高校へ進学したい気持ちが強まったとの意見が多く、本ツアーの目的であった県内高校を進学先のひとつとして見据えていただくことができたとともに、山形県の魅力を感じていただいたと考えています。

今後は、このツアーを発展・拡大する意味で、深刻化している人口減少による地元企業の働き手不足への対策として、保護者やそのご家族が山形県への移住・定住を見据えていただけるような事業の展開を検討してまいります。

 

当社は今後も、地域の課題解決に資する「地域の高校の魅力化」「地域みらい旅」「観光教育」の3つを融合させ、移住と定住の促進、未来の観光人材育成を拡大させる取り組みを促進してまいります。

県外生受入れ推進バスツアーについて                          

▼本ツアーの目的

本県県外募集実施校における特色ある取組みをはじめ、本県の豊かな自然・文化・食などの魅力を知ってもらうための学校見学バスツアーを実施することにより、ツアー参加者等に、本県高校への関心を高め、進学後のイメージを強めてもらうことを目的に実施されました。

▼本ツアー実施の背景

山形県では、多様な価値観を持った生徒同士の関わりを通して教育効果を高めることや、学校や地域の活性化が期待できることから、県外生の受入れを2018年度から実施しています。今まで各自治体がそれぞれ実施していた県外生受入れの取り組みを、県が全面的にバックアップし「県外生受け入れ事業」を開始しました。

この動きをさらに拡大するための情報発信の一環として、対象校と地域をめぐる本バスツアーを実施しました。

▼ツアーの特色

・対象:県外の中学1~3年生生及び義務教育学校7~9年生とその保護者

・参加費:無料、交通費の助成(1人当たり助成率1/2、上限2万円)

・地域課題解決に資する魅力化プログラムをツアーコースに組み入れました。

・山形の地域の魅力を伝えるとともに、地域の魅力的な頼れる大人との出会いや交流、地域の特色を生かした体験をツアーコースに組み入れました。

▼バスツアーの紹介動画はこちらからご覧ください。

https://youtu.be/6R097A2Ar0s

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