「松戸ファンフェスタ2024 in テラスモール松戸」 松戸市出身でパリ2024オリンピックのレスリング銅・須﨑優衣選手が凱旋 市民みんなで“感動をありがとう！！”

松戸市は2024年9月28日（土曜）、松戸市ゆかりのアスリートやアーティストと市民との交流イベント「松戸ファンフェスタ２０２４」を、市内の商業施設「テラスモール松戸」で開催しました（今年で3回目）。

須﨑優衣選手が地元・松戸に“里帰り”

この日はレスリング女子フリースタイル50kg級で東京2020オリンピックの金メダリスト・パリ2024オリンピックの銅メダリストの須﨑優衣選手（松戸市立六実第三小学校卒・松戸市立六実中学校出身）、松戸市消防音楽隊、そして松戸市出身のピン芸人・トミドコロさん（さつき幼稚園・松戸市立上本郷小学校・松戸市立第三中学校）が登場し、会場に詰めかけた800人以上の市民・ファンの皆さんと一緒に音楽ライブやクイズ、トークショーなどで盛り上がりました。

当日の様子は下記で公開中：
https://www.city.matsudo.chiba.jp/miryoku/fanfesta/2024_report.html

松戸市消防音楽隊の演奏が会場の空気を温める

まずは松戸市消防音楽隊が演奏を披露。松戸市消防音楽隊は、音楽を通じた火災予防等の消防広報を目的に、昭和42年、隊員30名で発足しました。現在は、千葉県内初の消防団員と消防職員の混声音楽隊として、45名で構成し、幅広い年代の皆さんに楽しんでいただける楽曲を演奏し、消防広報の最前線で活躍しています。

イントロクイズで会場は一気にヒートアップ！

この日、会場にはファミリーからシニアまで全世代の市民・ファンたちが集まり、観客席の外や３階通路から観覧する人たちもステージでの演奏を楽しんでいました。

イントロクイズでは、わずか0.5秒ほどの絶妙なイントロも出題。この難しいイントロクイズに会場がどよめく中、「わかったー！」と子どもが手を上げ、正解すると、観客が「おおーっ！」と盛り上がっていました。

本郷谷市長も“最強松戸人”を祝福

イントロクイズで会場全体が盛り上がり、消防音楽隊と観客の一体感をキープしたまま、須﨑選手がゲストで登場。本郷谷市長から花束を贈呈された須﨑選手は、あらためて地元・松戸市に帰り市民の皆さんの祝福を受けました。

ここで須﨑選手へ「お帰りなさい」「応援しています」という想いを込めて、消防音楽隊が「栄光の架橋」を熱唱・演奏。ステージ裾でその楽曲にまっすぐな視線で聴き入っていた須﨑選手の姿が印象的でした。

生で演奏を聴き、小学生の時に吹奏楽部に所属していた須﨑選手は、「本当にすばらしい演奏と歌声に、心が震えました。この曲は私のレスリング人生と重なるところがいっぱいあって、演奏を聴いて希望をもらいました。本当にありがとうございました！」と感慨深い“いまの気持ち”を会場の観客に伝えました。

同じ松戸市出身のトミドコロさんと“松戸ジモトーク”

後半の須﨑選手とトミドコロさんのトークショーでは、あらためて地元・松戸に帰ってきたという想いを込めて、「ただいまーっ！」の声とともに須﨑選手がステージに再登場。会場からの「おかえりーっ！」の温かい声で迎えられ、同じ松戸市出身のトミドコロさんと“松戸ジモトーク”で盛り上がりました。

皆さんに救われたオリンピックだった

須﨑選手：パリオリンピックでは金メダルは獲得できませんでしたが、皆さんのご声援のおかげで立ち直ることができて、3位決定戦では気持ちを切り替えて挑み、銅メダルを獲得できました。日本の皆さんだけでなく、世界中の皆さんの温かいメッセージをいただいて、一つひとつそのメッセージを見て『最後まで頑張らなきゃ』って思って挑んだ3位決定戦だったので、皆さんと獲った銅メダルだと思います。

トミドコロさん：いろいろな想いがあると思いますけど、僕たちは『おめでとう！』という言葉と気持ちでトークしていいですか？

須﨑選手：はい。銅メダルで悔しくて、東京2020オリンピックからの3年間がすべて間違えていたんじゃないかとはじめは自分を認めてあげられなかったんですが、帰国後に街中やSNSで『頑張ってくれてありがとう』という皆さんの声が届いて、自分を認めてあげることができました。本当に皆さんに救われた大会だったなと思います。

“須﨑優衣のレスリング”を出し切る

トミドコロさん：六実市民センターで開催されたパブリックビューイングでも、多くの市民の皆さんが応援していましたが、ご存知でしたか？

須﨑選手：パリにいる時に、ネットニュースで市民センターのパブリックビューイングの様子が映ってて、すごく嬉しかったです！ 同級生も映ってました（笑）！ 皆さんの声援がなければ、3位決定戦までに気持ちが立ち直れなかったので、感謝、感謝です。

パリオリンピックでは『2連覇する』っていう想いが強くて、動きが固くなって自分のレスリングを出せませんでしたが、最後の銅メダルマッチは『心を開放して戦おう』と思って、何も考えず、“須﨑優衣のレスリング”を出し切ると決めて挑むことができたので、とても楽しかったです。

「世界で戦う松戸市出身レスリング選手に期待」

トミドコロさん：小学校の頃は何をやっていましたか？

須﨑選手：小学生の頃は、松戸ジュニアレスリングクラブでレスリングの練習を重ねながら、友だちと一緒に吹奏楽やバスケットボール、陸上もやっていました。だから、私と同じようにいろいろなことにチャレンジして、世界で戦う松戸市出身レスリング選手が出てきてくれると、嬉しいです。

トミドコロさん：松戸市で思い出のある場所はありますか？

須﨑選手：小学生の頃毎週練習で通っていたので、松戸運動公園に行くと「松戸に帰ってきたな」って思います。あと「21世紀の森と広場」でBBQや川遊びしたこともいい思い出で、今も大好きな場所です。

トミドコロさん：松戸運動公園の奥の体育館の水って冷たいですよね！ 僕も松戸運動公園の野球場でよく野球をしていたので、たくさん飲んでいました（笑）。じゃあ、「21世紀の森と広場」に行ったら、須﨑選手に会えるかもしれませんね！

マツドキッズ「レスリング、やってみたい！」

そして観客からの質問コーナーでは、多くの人が一斉に挙手。

未就学児のキッズから「松戸の梨はおいしいですか？」と聞かれ、須﨑選手は「私は梨が大好きで、毎年夏になると梨農家に行って袋いっぱいに買って帰ります。松戸の梨、大好きです！」と答えました。

さらに、別のキッズからの「レスリングのやりがいってなんですか」という質問に、須﨑選手は「やっぱり勝つことかな」と伝えると、それを聞いた子どもは「レスリング、やってみたい！」と力強く答えてくれました。それを聞いた須﨑選手は「えーっ！うれしい。ぜひ、松戸ジュニアレスリングクラブにきてください！」と喜んでいました。

松戸市出身のトップアスリートたちもビデオメッセージ

そして、松戸市出身のトップアスリートからのビデオメッセージも。松戸市立六実第三小学校時代にサッカーを始め、現在はアルビレックス新潟レディースに所属し、女子サッカー“なでしこジャパン”代表のゴールキーパー・平尾知佳選手や、松戸市立第一中学校・千葉県立松戸国際高等学校を経てパリオリンピック陸上男子110mハードルに出場し、日本人として初めて5位に入賞した村竹ラシッド選手が会場の観客に向けて「応援よろしくお願いします」と伝えると、観客たちは再び大きな拍手で応えていました。

松戸市出身のトップアスリートの活躍に、今後も注目！

「松戸ファンフェスタ2024inテラスモール松戸」は、多くの市民・ファンで盛り上がり、須﨑選手の「想像を超える前向きさ」や次の「ロサンゼルスオリンピックへの強い想い」を身近で体感する、“地元・松戸ならでは”のアツイ時間でした。

須﨑選手：今日は本当に楽しみにしていました。直接皆さんの声も聞けて、皆さんの応援の熱量を感じられて、本当に嬉しかったですし、私の今後の活力になります。これからロサンゼルスオリンピック、そしてブリスベンオリンピックで金メダルを獲得できるように、より一層頑張っていきますので、ぜひ応援の程、よろしくお願いします。

観客は、終始ナチュラルな“須﨑スマイル”に、そしてすでに次のオリンピックへ想いを向けているその姿に“前に進むチカラ”をもらい、温かい拍手で“応援する気持ち”を伝えていました。

最後に、より多くのファンと須﨑選手が交流できるよう、館内パレードを実施。大歓声の中パレードを行う須﨑選手は、ファンからのサイン攻め＆撮影攻めに合いながらも須﨑選手らしい“神対応”を続け、束の間の“地元時間”を楽しんでいました。そんな須﨑選手の姿に、市民・ファンは最後まで熱い声援を送っていました。

レスリング、野球、BMX、サッカー、バレーボール、陸上…。須﨑優衣選手をはじめとする、松戸出身のトップアスリートが全国で、世界で活躍する姿に、今後も注目です！

＜イベント概要＞

日程：2024年9月28日（土）10:30～13:30

会場：テラスモール松戸　2階アトリウムテラス、3階北モール通路　

主催：松戸市

協力：テラスモール松戸

イベント内容：

　松戸市消防音楽隊演奏
　花束贈呈（須﨑優衣選手、本郷谷市長）
　須﨑優衣選手トークショー、サイン会、館内パレード