阪急電鉄株式会社のプレスリリース
~大阪梅田駅の1年間の使用量に相当する電力
(年間約950万kWh)を
新たに設ける太陽光発電設備で発電することで、
環境価値の創出に貢献します~
当社は、本年8月に、阪急全線(約143.6km)の列車運行及び駅施設等で使用するすべての鉄道用電力を、再エネECOプラン※2を活用して実質的に再生可能エネルギー由来の電力に置き換え、CO2排出量を実質的にゼロとする「全線カーボンニュートラル運行」の開始について発表しました。これにより削減できるCO2排出量は年間約14.3万トンで、一般家庭の年間CO2排出量に換算すると約5.6万世帯分に相当します。
この度の取組は、再エネECOプランに加えてコーポレートPPAの仕組みを活用し、2025年度中(予定)に年間約950万kWh(「全線カーボンニュートラル運行」に使用する電力量全体の約3%)の電力を、新たに設ける専用の太陽光発電設備で発電し、供給するものです。これは大阪梅田駅で1年間に使用する電力量にあたり、CO2排出量を約4,000トン削減することにつながります。この取組の中で、新たな太陽光発電設備を導入することで環境価値の創出に寄与し、脱炭素社会の実現に貢献します。
なお、「全線カーボンニュートラル運行」を行う鉄道会社が、その鉄道事業用電力の一部にコーポレートPPAの仕組みによる再生可能エネルギー由来電力を活用するのは、全国で初めてです。
※1 コーポレートPPAについて
電力の需要家が、需要地から離れた場所(オフサイト)にある再生可能エネルギー電源の発電事業者と、小売電力事業者を介して供給する、長期・固定価格での電力供給契約。PPAは、「Power Purchase Agreement」(電力供給契約)の略。
※2 再エネECOプランについて
関西電力が提供する非化石証書(再生可能エネルギー由来)の持つ環境価値を付加したCO2フリーの電気料金メニュー。
●「全線カーボンニュートラル運行」を実現する仕組み
コーポレートPPAによる再生可能エネルギー由来電力および摂津市駅と西宮北口駅に設置している太陽光発電設備で発電する電力を使用するとともに、関西電力が提供する再エネECOプランを活用することで、CO2排出量を実質的にゼロとする「全線カーボンニュートラル運行」を実現します。
【ご参考】2024年8月7日に発出したニュースリリース
●関西初!阪急・阪神の鉄道全線においてカーボンニュートラル運行を開始
~まち全体の環境負荷をさらに低減し、脱炭素社会の実現に貢献します!~
https://www.hankyu-hanshin.co.jp/release/docs/f00f568a9d6f9581dfcc2b090476d202bd176fc8.pdf
(参考)脱炭素社会実現に向けた鉄道の環境優位性の理解促進について
一般社団法人日本民営鉄道協会とJRグループ各社では、日本のカーボンニュートラルの実現に向けて、相対的に低炭素な輸送モードである鉄道のさらなる利用促進(モーダルシフト)をめざすとともに、鉄道の環境優位性に対する社会的な理解促進のため、共通ロゴマークとスローガンを定め、鉄道業界一丸でPRに取り組んでいます
<詳細ページ> https://www.mintetsu.or.jp/association/news/2023/22402.html
阪急電鉄株式会社 http://www.hankyu.co.jp/
リリース https://www.hankyu-hanshin.co.jp/release/docs/8834b743cb19ca13610187e6f72dd3bf7b8057b4.pdf
発行元:阪急阪神ホールディングス
大阪市北区芝田1-16-1