秋の実りに感謝を
一般社団法人明和観光商社のプレスリリース
明和町の観光地域づくりを推進する一般社団法人明和観光商社(本社:三重県多気郡明和町、以下明和観光商社)が地域住民とともに活性化に取り組む竹神社で、10月17日の満月参りの日に、斎王による御垣内参拝が行われることとなりました。斎王は、毛氈を引いた参道を行き、正殿の前で拝礼します。斎王まつりの斎王が夜、境内を通り参拝するのは初めてとなります。それを記念して、特別満月御朱印を頒布いたします。今後も斎宮の歴史・文化資源を活かす竹神社を軸とした観光まちづくりを促進します。
竹神社を軸にした地域の活性化
氏子の減少や自治会などの地域コミュニティ・繋がりの希薄化により、多くの神社では運営が困難になっています。明和町に鎮座されている竹神社に於いては、明和観光商社が、竹神社の抱える地域課題を、「観光」を手段に解決を図る取り組みを2022年より開始。大学にて神道を学んだ明和観光商社のメンバーを中心に、地域の稼ぐ力を引き出す「持続可能な神社経営のための実証事業」を行なっています。これまで竹神社氏子らとともに御朱印の企画や、情報発信、鎮守の森の活用など、観光地域づくりならではの視点で地域コミュニティの活性化と、関係人口拡大へと繋げてきました。
斎宮の歴史・文化を体感できる行事を
竹神社のある場所は、かつて、斎王が暮らした宮殿だったと考えられています。斎宮で祈りの日々を過ごした斎王の姿は、斎宮が衰退したことにより現在では歴史となって受け継がれ、斎王まつりや斎宮歴史博物館、さいくう平安の杜などで思いを馳せることができます。
今回の「竹神社満月夜参り〜斎王の祈り〜」は、今年の秋の豊かな実りに感謝すると共に、かつて、斎王の役目であった「祈り」を再現するものです。
今後の取り組み
竹神社と共に取り組んでいる持続可能な神社運営のための実証事業の中での大きな目的は、20年に1度、社殿を建て替える神事、遷座祭を行うことです。そのために、地域コミュニティと連携しながら、斎宮の歴史・文化資源を活かす竹神社を軸とした観光まちづくりを促進します。
なかでも今後は、インバウンド客のための体験コンテンツの磨き上げを行い、海外の方にも、竹神社や斎宮の魅力を伝え、国内外の方から広く親しまれる神社を目指していきます。
竹神社満月夜参り〜斎王の祈り〜
日 程:令和6年10月17日(木)
斎王参拝:18:30〜19:00(予定)
境内規制:斎王参拝にあたり、18:30〜19:00は参道および拝殿は通行中止とさせていただきます。
駐 車 場:竹神社より踏切を渡って東側の駐車場をご利用ください。
御 朱 印:特別満月御朱印を頒布いたします。
撮影について:境内にて撮影場所をいくつか用意しております。
斎王の参拝:参道を進み、祓戸でお祓いを受けてから拝殿に進み、正殿の前で玉串奉納を行います。
その後、神宮遥拝を行います。
雨天時:雨天中止となります。中止連絡は、竹神社インスタグラムで行います。
なお、竹神社満月夜参り〜斎王の祈り〜は11月の満月の際も実施予定です。
竹神社について
明治44年(1911)、旧斎宮村にあった25社の神を合祀して誕生した神社。元は竹川の古里にありましたが、明治時代に野々宮が祀られていた現在の場所に移動。周辺からは平安時代の大規模な塀列や掘立柱建物の跡が発掘されたため、斎王の御殿があった場所ではないかといわれています。また、謡曲「絵馬」にちなんだ絵馬殿にあった絵馬が、現在この神社に保管されています。
一般社団法人明和観光商社について
明和観光商社は三重県・明和町の観光資源や地域資源をより効果的に連携させた観光施策を推進する中心的存在として観光地域づくりや、ふるさと納税支援などに取り組む観光庁に登録されている地域DMO&地域商社です。神宮ゲートウェイプロジェクトとして観光客の誘致に取り組み、伊勢街道の賑わいづくりや神社を軸にした地域の活性化、子どもたちの郷土愛育成にも力を入れています。
これらの取り組みにより、国史跡斎宮跡や擬革紙、御糸織をはじめとした文化財の保全と活用を目指し、そして、地域の歴史・文化を次世代に繋げ、住民の暮らしが豊かなものになるよう、地域一体となった観光地域づくりの推進を目指します。
代表理事:千田良仁 住所:三重県多気郡明和町斎宮3039-2