千葉県で初となる地域独自パッケージで展開するモビリティの実証を開始

～11月上旬には流山市内全域に配備を決定〜

株式会社流山ツーリズムデザインのプレスリリース

流山スモールモビリティ推進プラットフォーム（事務局：株式会社流山ツーリズムデザイン）は、千葉県流山市において、観光周遊の２次交通をサポートする次世代スモールモビリティの仕組みである、「ナガレヤマ・モビーズ」の構築に向け、小型モビリティ(電動キックボード)シェアリングサービス「TOCKLE（トックル）』の提供を千葉県で初めて地域独自パッケージを使った実証実験（以下、「本実証」という）として開始します。

本実証では、地域の観光コンテンツのデザインをラッピングした車両を制作し、中規模都市の特徴を踏まえた持続的な運営方法や、交通空白地帯における公共交通の補完可能性を実証します。

11月上旬には、市内全域にサービスエリアを拡大する予定です。

流山市は住宅密集地の流山おおたかの森エリア、歴史・文化資源が豊富な流山本町エリア、自然資源が豊富な利根運河エリアの３つの地域で構成されています。

各エリアの直線距離は5㎞圏内ですが、エリア間を移動するには、電車・バスを乗り継ぎ、物理的な距離感以上に時間的な距離が遠く、観光消費の機会損失が生じているという課題があります。そこで流山スモールモビリティ推進プラットフォームでは、各エリア間をつなぐ移動手段として観光周遊の２次交通をサポートする次世代スモールモビリティの仕組みである「ナガレヤマ・モビース」の構築に取り組んでいます。

第１弾として、本年度は電動キックボードを活用したシェアリングサービス「TOCKLE」を導入、11月上旬には、流山おおたかの森駅・南流山駅・利根運河周辺を中心に駐車ポートを増設し、観光周遊の拡大および地域住民の日常移動の利便性向上を図る実証に取り組みます。

※本実証は、国土交通省の令和 6 年度共創・MaaS 実証プロジェクト（共創モデル実証運行事業）として実施されます

■ナガレヤマ・モビーズについて

「ナガレヤマ・モビーズ」は、流山スモールモビリティ推進プラットフォームが進める各エリア間をつなぐ移動手段として観光周遊の２次交通をサポートする次世代スモールモビリティの仕組みです。

電動キックボードシェアリングサービスを皮切りに高齢者も利用しやすい3・4輪の小型モビリティの他、自動運転バスなどの導入により、公共交通機関を補完する移動ネットワークの構築を目指し、観光周遊の拡大・日常移動の利便性向上により、流山市の魅力向上に貢献していきます。

本実証では、事故を起こさせない技術・運用により安全・安心なサービスを提供します。

■流山市の独自パッケージについて

本実証の電動キックボードには、ナガレヤマイイカモプロジェクトのカモフラージュデザインを採用しています。カモフラージュデザインは、市外から訪れる観光客に「流山っていいかも！」と感じていただけるコトやモノを、流山の魅力が詰まったデザインです。

■TOCKLEについて

TOCKLEは、地元の⼈々と密接に連携しながら、”安全・安⼼”を最優先に考え、利⽤者に新たな移動⼿段を提供します。

TOCKLEには、交通量が多く幅員が狭い道路や走行禁止エリア（公園内）などに車両が進入した場合、GPS制御により安全に車両を停止させる「ジオフェンシング機能」を用いて、ノーライドゾーンを設定することができます。