阪急電鉄株式会社のプレスリリース
阪急電鉄が2024年7月より運行を開始した座席指定サービス「PRiVACE（プライベース）」は、「日常の“移動時間”を、プライベートな空間で過ごす“自分時間”へ」をコンセプトとしています。このコンセプトを実現するため、本車両の設計・製造においては、阪急らしさを表現することに加えて、プライベート感と快適性を兼ね備えた上質な空間づくりを目指しました。
外装では、阪急電車の特徴であるマルーンカラーや屋根上のアイボリー塗装、シルバーの窓枠を継承しながら、車体にゴールドのラインを施すことにより、一般車両と異なる特別感を表現しています。また、内装については、阪急電車の伝統ともいえるゴールデンオリーブ色の座席生地や木目調の壁面素材を採用しつつ、座席はゆったりとくつろげる形状・配置とし、座り心地を追求しました。さらに、周囲の視線が気にならない座席頭部側面の形状や大きめのパーテーション、座席1列ごとに配置した窓など、「プライベートな空間」を感じていただけるよう細部にまでこだわりました。
今回の受賞では、阪急らしさにこだわりながら上質感を高めたことや、快適性とプライベート感の両立を実現したことが評価されました。
阪急電鉄と日立製作所では、今後もお客様にご満足いただけるよう、よりよい車両、サービスの提供に取り組んでまいります。
概要は次のとおりです。
「2024年度グッドデザイン賞」受賞の概要
1.受賞車両
阪急電鉄株式会社 2300系 座席指定サービス「PRiVACE」用車両
2.受賞内容
「2024年度グッドデザイン賞」
（公益財団法人日本デザイン振興会 主催）
3.グッドデザイン賞とは（ご参考）
1957年創設のグッドデザイン商品選定制度を継承する、日本を代表するデザインの評価とプロモーションの活動です。国内外の多くの企業や団体が参加する世界的なデザイン賞として、暮らしの質の向上を図るとともに、社会の課題やテーマの解決にデザインを活かすことを目的に、毎年実施されています。受賞のシンボルである「Gマーク」は、優れたデザインの象徴として広く親しまれています。
2300系 座席指定サービス「PRiVACE」用車両の概要
1.運行開始日 2024年7月21日（日）
2.車系 2300系
3.座席数 40席
4.導入路線 京都本線 大阪梅田駅～京都河原町駅間
5.座席指定サービスの概要
●サービスコンセプト
日常の“移動時間”を、プライベートな空間で過ごす“自分時間”へ
●ご利用方法
「PRiVACE」WEBサイト（ https://www.hankyu.co.jp/privace/guide/ ）でご予約いただくか、空席があれば車内で座席指定券（500円（税込、別途乗車区間の運賃が必要））を購入してご利用いただけます。
6.車両の概要
●設計コンセプト
“自分時間”にこだわる、阪急らしい特別な一両
●外装
阪急電車の伝統を継承しつつ、車体に施されたゴールドのラインの他、乗降用扉には、ガラスにステンドグラスをイメージしたデザインを取り入れるとともに、ゴールドのラインで囲うことにより、特別な空間への玄関口としての存在感を強調しています。
●内装
ゴールデンオリーブ色の座席生地や木目調の壁面素材に加え、床面をカーペットとすることで、一般車両からさらに上質感を高めた空間とし、自宅にいるようなくつろぎ感を演出しています。
●座席
配席は3列（2列＋1列）にするとともに、リクライニングに座面が連動する機構を採用することで、座り心地を追求しました。また、座席頭部側面や2列シートに設けているパーテーションの形状を工夫することにより、周囲の目線が気にならない自分だけのプライベートな空間を感じていただけるようにしています。
【ご参考】
●座席指定サービス「PRiVACE」WEBサイト URL https://www.hankyu.co.jp/privace/
阪急電鉄株式会社 https://www.hankyu.co.jp/
リリース https://www.hankyu-hanshin.co.jp/release/docs/f5d5615bf6fe9a63cf8066cd23ea8eaabc6c435f.pdf
発行元：阪急阪神ホールディングス
大阪市北区芝田1-16-1
