農業と消費者をつなぐイベント「オープンファーム」が農業と地域を結ぶ架け橋となり、作り手と買い手の信頼関係を築きます。
オープンファーム実行委員会のプレスリリース
オープンファーム実行委員会は、2024年11月17日(日)に、8回目となる農場開放イベント「オープンファーム」を開催します。農産物を”五感”で感じられる魅力に、開催のたび来場者数は増し、今では1日5000人もの方が農場を訪れます。
イベントは同一日時の一斉開催で行われ、一般消費者が野菜や花など様々な農場を周遊しながら、直接農業の現場に足を運べる一日となります。普段入れない生産現場では、各生産者が、見学、体験、直売などを独自で企画し、作り手と買い手の交流が自然と広がります。
※ 当日の様子が垣間見えるコンセプトムービー(48秒)
第8回オープンファーム概要
[ 日時 ] 2024年11月17日(日曜) 10:00 ~ 16:00 [ 場所 ] 各生産者の農場 ※公式サイト参照 [ 後援 ] 東海農政局、愛知県、豊橋市、豊川市、田原市 [ 公式サイト ] https://openfarm.jp/8回目の開催となる今回は、愛知・静岡・岐阜にまたがる 計12都市(42軒) の生産者が参加予定(当日までには更に増える可能性あり)です。
イベント当日は、家族でワイワイ収穫体験を行う光景や、新鮮直売で両手に抱えきれないほど野菜を購入する来場者、間近で見る大型の農業機械の前でプロの話を真剣に聞き入る方など、それぞれの目的を持って楽しむ姿が目立ちます。
| 人気の理由は ” 五感 ” で感じる農産物
回を重ねるごとに来場者も増えています。前回(2024年6月2日)、地域によっては土砂降りでの開催でしたが、5,000人もの方が農場に足を運びました。大雨の中、傘をさしながらトウモロコシ畑に並び、300人が収穫体験をする光景に、企画した生産者自身も驚いていました。
来場者が増え続ける理由のひとつに、満足度の高さがあります。生産現場でしか味わえない「農産物を五感で感じる体験」に、予定していなかった隣の農場も行ってみよう、次回は行けなかった農場にも行きたいといった声が寄せられます。
また、参加農園がドミナント化している地域は、他県からの宿泊客や団体ツアーも組まれだしています。自身の都合や好みに合わせて、複数の農場をまわることができる日のため、近場に参加農園が密集する地域は遠方からの来場者も多くなっています。
生産者にとってみても、同一日時の一斉開催は大きなメリットがあります。集客コストが大幅に下がることです。隣の農園が集めた何%かが流れてきて、そのまた隣の農園の何%かが流れてくる現象があちこちで起き、当日ふたを開けてみると自身の集められる何倍もの来場者を見込むことができる一日となります。前回、一番多い農園では900名もの来場者がありました。
| 溝を埋める 農業と消費者の懸け橋
消費者は作り手に対して「もっとこういうもの作れないの?」と言える場は無いですし、生産者は買い手に対して「うちのココを知ってほしい」を伝えられる機会もありません。作り手と買い手が分断された溝を埋めるきっかけづくりとして、オープンファームは誕生しました。
消費者にとっては、今まで踏み入ることのなかった未知の生産現場に非日常の体験を楽しめるだけでなく、農家にとっての当たり前も消費者にとっては特別な知識ばかりです。畑の土の上を歩く感触やトラクターのボタン1つとっても知らないことばかり、知的好奇心は高まっていきます。
子どもだけでなく、大人も前のめりになる生産現場ですが、農場の中で一番楽しそうなのは実は生産者の方達です。生産者にとって一番自分が輝けるのは自身の圃場です。何でも知っていて、みんなが興味津々に話を聞いてくれて、来場者の楽しそうな笑顔が、自身の農場にあふれます。
このように農家が普段出会うことのない消費者やダイレクトな反応と出会うオープンファームは、生産者のやる気スイッチにつながっており、農産物の生産にとって最も大事な【 何のために、誰のために 】日々仕事を頑張っているかに自然と立ち返ることができます。
作り手が「あの人のために作る」買い手は「農業に親しみを持てる」お互い認識が変わるきっかけづくりをオープンファームは担っています。
主催 |
オープンファーム実行委員会 |
開催日 |
2024年11月17日(日) ※雨天決行 |
場所 |
各生産者の農場 |
参加費 |
無料 ※一部有料イベントあり |
公式サイト |