メタ観光推進機構、江東区と共催でシンポジウムを開催

ワークショップの全講師9組とメタ観光の取り組みを議論

一般社団法人メタ観光推進機構のプレスリリース

一般社団法人メタ観光推進機構(代表理事:牧野友衛、以下「メタ観光推進機構」)は江東区との共催でメタ観光推進機構シンポジウム特別編 「江東区のメタ観光」を開催します。今年の5〜6月にかけて、江東区はメタ観光の考えを取り入れた観光のためのワークショップを5回開催し、その成果も反映した「メタ観光マップ」を公開しました。江東区のメタ観光の取り組みをワークショップ講師として参加した専門家とともに振り返り、江東区の観光について考えます。

メタ観光推進機構シンポジウム特別編 「江東区のメタ観光」

開催概要

  • 日時:2024年12月7日(土) 14:00〜16:00 (13:30 受付開始)

  • 開催場所:小松橋区民館タウンホール (〒135-0011 東京都江東区扇橋2丁目1−5) 都営新宿線、半蔵門線住吉駅から徒歩約9分、都バス 扇橋二丁目停留所

  • 定員:100名(先着)

  • 参加費:無料

  • 参加方法:https://metatourism-koto.peatix.comより10月25日(金)9:00からお申し込み。

プログラム

  1. ご挨拶とメタ観光のご紹介 – 牧野友衛 代表理事

  2. 江東区のメタ観光の取り組み – 菅原広盛 江東区地域振興部文化観光課課長

  3. 江東区の歴史 – 龍澤潤 深川東京モダン館管理事務所副所長

  4. ワークショップ「わたしの名所、あなたの名所」のご報告 – 菊地映輝 理事

  5. パネルディスカッション 「専門家視点から見る江東区の魅力」

    • パネリスト(敬称略・順不同):メタ観光スタディーズ全講師 9組10名 (暗渠マニアックス(暗渠)、石山蓮華(電線)、齋藤佳(ドンツキ)、倉方俊輔(建築)、八馬智(ドボク)、 照井啓太(公団)、村田あやこ(路上園芸)、102so(旧町名)、小林仁 /twinleaves(壁))

    • モデレーター:牧野友衛(代表理事)、菊地映輝(理事)

  6. 鼎談「これからの江東区の観光」

    • 登壇者(敬称略・順不同): 菅原広盛(江東区地域振興部文化観光課課長)、龍澤潤(深川東京モダン館管理事務所役職副所長)、牧野友衛(代表理事)

登壇者プロフィール

暗渠マニアックス(吉村生・髙山英男)

『暗渠マニアック!増補版』(ちくま文庫)著者、吉村生・髙山英男によるユニット。特定暗渠を深掘りする縦軸(吉村)×多数暗渠を俯瞰してみる横軸(髙山)との役割分担で、日本中の「暗渠目線」を開拓中。他の共著に『暗渠パラダイス!』(朝日新聞出版)、『まち歩きが楽しくなる 水路上観察入門』(KADOKAWA)、『「暗橋」で楽しむ東京さんぽ 暗渠にかかる橋から見る街』(実業之日本社)など。

石山蓮華(いしやま・れんげ)

電線愛好家・文筆家・俳優。日本電線工業会公認・電線アンバサダー。TBSラジオ「こねくと」メインパーソナリティ。 テレビ番組『タモリ倶楽部』や、映画、舞台などに出演。著書に『犬もどき読書日記』(晶文社)、『電線の恋人』(平凡社)がある。 Instagram @renge_ge

齋藤佳(さいとう・けい)

ドンツキ協会・会長。地元墨田区北部・向島エリアで、まちに数多く存在する行き止まりの道、すなわちドンツキをまちの個性として捉え、その観察・研究また表現活動により、ドンツキと徹底的に向き合い、関わり合いながら、ドンツキの地位向上に努めることを主旨としています。ドンツキを巡るツアー「ドンツキクエスト」のほか、ドンツキを活用したイベントを不定期に開催。「タモリ倶楽部」「アド街ック天国」ほかテレビ・新聞・ラジオ等にも多数出演。

倉方俊輔(くらかた・しゅんすけ)

1971年東京都生まれ。大阪公立大学大学院工学研究科教授。日本近現代の建築史の研究と並行して、建築の価値を社会に広く伝える活動を行っている。建築公開イベント「東京建築祭」実行委員長、「イケフェス大阪」「京都モダン建築祭」実行委員。著書に『京都 近現代建築ものがたり』『東京モダン建築さんぽ』『吉祥寺ハモニカ横丁のつくり方』『伊東忠太建築資料集』など。日本建築学会賞、日本建築学会教育賞ほか受賞。

八馬智(はちま・さとし)

1969年 千葉県生まれ。千葉大学工学部工業意匠学科卒業。同大学院修了。建設コンサルタントに勤務したのち、千葉大学助教を経て、現在は千葉工業大学創造工学部デザイン科学科教授。専門は景観デザインや産業観光など。工学博士。都市鑑賞者としてまちの見方を模索しながら、さまざまな形で土木の魅力を伝える活動をしている。著書に『ヨーロッパのドボクを見に行こう』(自由国民社)、『日常の絶景』(学芸出版社)、共著に『橋をデザインする』(技報堂出版、2023)ほか。

照井啓太(てるい・けいた)

1986年生まれ。団地愛好家。東京都小平市にあった団地で生まれ育ち、現在は東京都調布市のUR神代団地に暮らす。高校生の時に団地の研究を始め、2005年より団地ファンサイト「公団ウォーカー」を運営している。著書に「日本懐かし団地大全」(辰巳出版)、共著に「僕たちの大好きな団地 あのころ、団地はピカピカに新しかった!」、「団地ノ記憶」(ともに洋泉社)がある。

村田あやこ(むらた・あやこ)

路上園芸鑑賞家/ライター。街の植物や園芸の魅力を書籍やウェブ等で発信。著書に『たのしい路上園芸観察』(グラフィック社)、『はみだす緑 黄昏の路上園芸』(雷鳥社)。寄稿書籍に『街角図鑑』『街角図鑑 街と境界編』(実業之日本社)、『マニア流!まちを楽しむ「別視点」入門』(学芸出版社)。散歩の達人等で連載中。「ボタニカルを愛でたい」(フジテレビ)出演中。お散歩ユニット「SABOTENS」としても活動。https://botaworks.net/

102so (じゅうにそう)

住居表示の実施で概ね昭和40年前後に消滅した町名=「旧町名」をさがす活動を平成18年に開始、以後長年に渡り街中の旧町名をさがし続けている。「旧町名をもっと身近にもっと気軽に」をテーマに、発見した旧町名の紹介ブログ「旧町名をさがす会」を平成22年に開設、令和5年には著書「旧町名さがしてみましたin東京」(二見書房)を出版するなど、娯楽としての旧町名を提案している。名前は西新宿の旧町名・十二社から。

小林仁/twinleaves(こばやし・ひとし)

1959年東京生まれ。壁写真家。高校時代、写真部に入部しフォトライフを始める。2006年にFlickrに登録し仲間とのストリートフォトを楽しむ。2010年にInstagramに登録。#ザ壁部に入部。2015年にInstagram公式アカウントにフィーチャーアカウントとして紹介。2016年スペインマドリードのギャラリーで壁写真が展示される。2024年現在、4万フォロワーで1,200枚以上の壁写真を公開している。

菅原広盛(すがわら・こうせい)江東区役所地域振興部文化観光課長

龍澤潤(りゅうさわ・じゅん)一般社団法人江東区観光協会深川東京モダン館管理事務所副所長

牧野友衛 (まきの・ともえ)一般社団法人メタ観光推進機構 代表理事

菊地映輝 (きくち・えいき)一般社団法人メタ観光推進機構 理事

※機構理事のプロフィールについては、公式サイトをご参照ください。


江東区「メタ観光ワークショップシリーズ」について

江東区の文化資源・魅力(アニメ聖地やインスタ映え、地形等)を新たな観光資源として掘り起こし、まちの魅力を可視化する「メタ観光マップ」を作るため、江東区で2024年5〜6月にかけてメタ観光ワークショップを開催しました。ワークショップは地元の隠れたお気に入りの場所を紹介するワークショップ「わたしの名所、あなたの名所」と特定のテーマについて専門家の視点を学び、地域の魅力を発見するワークショップ「メタ観光スタディーズ」の2種類計5回開催しました。公式サイト https://metatourism.jp/koto/

「メタ観光」について

メタ観光とは、これまでの「観光」にとらわれず、多様化する人々のニーズに対応し、「アニメ聖地」「写真映え」「地形」等、地域に潜在する多様な魅力を観光資源として多層レイヤーのオンライン地図「メタ観光マップ」に可視化することで、地域観光の活性化に寄与する新しい概念です。

「一般社団法人メタ観光推進機構」について

一般社団法人メタ観光推進機構は、新しい観光の概念である「メタ観光」を推進するために、2021年1月に活動を開始しました。調査研究、助成事業、シンポジウムによるメタ観光の考え方の普及活動のほか、地域でのメタ観光の実践事業を行っています。

当機構では、機構ホームページX(旧Twitter)FacebookYouTube及びnoteにて情報発信を行っております。ブックマークやフォローをして最新情報をお受け取りください。

【本リリースに関するお問い合わせ】

担当:「江東区のメタ観光」事務局

連絡先:info@koto.metatourism.jp ※@を半角に変換してお送り下さい。

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