(株)キョードーメディアスのプレスリリース
マキノは『MOTHER』、『東京原子核クラブ』、『赤シャツ』などで多くの演劇賞を受賞し、NHK連続テレビ小説『まんてん』の脚本でも注目を集めたほか、近年も『魔界転生』、『西遊記』といった話題作の脚本も手掛け、22年には紫綬褒章を受賞するなど、日本の演劇界をけん引している一人。
本作のプロデュースを行うまつもと市民芸術館は、地域の芸術拠点としてさまざまな舞台公演や文化活動支援に取り組み、開館20周年を迎えた24年には木ノ下裕一、倉田翠、石丸幹二が芸術監督団として始動。演劇、音楽、伝統芸能に加えて芸術監督団による企画公演の開催など、芸術文化の街としてもますますの盛り上がりを見せる松本で、マキノ自身が演出を手掛け、じっくりと滞在制作を行います。
お家存続のために西洋文化を学ぼうとする白河義晃役に、映画『踊る大捜査線』シリーズやドラマ『イチケイのカラス』、舞台『画狂人 北斎』、『SLEUTH / スルース』など、ジャンルを問わず数多くの役どころを演じてきた名バイプレーヤーの升毅が、頑固な“殿様”を演じます。
義晃のダンスの指南役となるアメリカ人女性アンナ・カートライト役は、元宝塚雪組トップスターで、卒業後も舞台『アルジャーノンに花束を』、ミュージカル『17AGAIN』、藤間勘十郎文芸シリーズ 語りの世界 Vol.1『偐紫田舎源氏』など、多彩な舞台に出演している水夏希。義晃の息子・義知を演じるのは、近年、様々なジャンルの舞台において存在感を放っている久保田秀敏。
さらに、文学座座員で、24年には野田秀樹が書いたひとり芝居『売り言葉』を上演し好評を博した平体まひろ、まつもと市民芸術館を拠点にしたTCアルプの旗揚げに参加し、現在は自身が代表を務めるシアターランポンの作・演出も行っている武居卓、高い語学力を生かしナレーションや翻訳、通訳としても活動している喜多アレクサンダー、『パートタイマー・秋子』など舞台を中心に活動している水野あや、カムカムミニキーナ主宰で、出演に加えて同劇団の作・演出を手掛け、ラッパ屋、劇団鹿殺し 、サードステージ作品への出演、近年は奈良で市民演劇の演出・プロデュースも行う松村武と、実力派が集結しました。
マキノノゾミと多彩なキャスト陣が松本の地で作り上げる新たな『殿様と私』にぜひご期待ください。
上演決定にあたり、出演の升毅、水夏希、松村武、そして、演出のマキノノゾミよりコメントが到着!
<コメント>
■升毅
そのとき私はユル・ブリンナーのように華麗なステップを踏んでいることでしょう。
■水夏希
しかし、時を経て今尚刻々と変化していく時代に私達も生きているわけで、自分の中に共通項を見いだし、生き生きと演じたいと思っています。
演出のマキノさんはじめ、初めてご一緒する方ばかりですし、松本での上演もまた楽しみにしています!
■松村武
■演出:マキノノゾミ
<キャストプロフィール>
升毅 (ます たけし)
水夏希(みず なつき)
近年では、『リア王の悲劇』、藤間勘十郎 文芸シリーズ 語りの世界 vol.1『偐紫田舎源氏』、Musical『HOPE』THE UNREAD BOOK AND LIFE、ミュージカル『アンドレ・デジール最後の作品』、新国立劇場『エンジェルス・イン・アメリカ』、音楽朗読劇『大好きなお母さんへー冷蔵庫のうえの人生ー』、『8人の女たち』、『奇人たちの晩餐会』などに出演。
久保田秀敏(くぼた ひでとし)
近年では、タクフェス 第12弾『夕 -ゆう-』、キ上の空論 獣三作三作め『緑園にて祈るその子が獣』などに出演。
平体まひろ(ひらたい まひろ)
近年の主な出演作品は、舞台『紙屋悦子の青春』『夏の夜の夢』『三人姉妹』『夜の初めの数分間』、ひとり芝居『売り言葉』のほか、連続テレビ小説『虎に翼』など。2024年12月『演劇【推しの子】2.5次元舞台編』出演を予定している。
武居卓(たけい たく)
喜多アレクサンダー(きた あれくさんだー)
水野あや(みずの あや)
松村武(まつむら たけし)
毎年、さまざまな演出家とコラボレーションし、野外公演や特設会場での上演など、まつもと市民芸術館でしか体験できないような作品が次々と誕生しています。
昨年は、益山貴司演出による野外劇「テンペスト」がトップガーデン特設会場で雄大な自然を舞台にシェイクスピアの傑作を新たな解釈で上演。
土田英生演出の朗読劇「松本もろもろ」では、戯曲講座に参加した松本市民の物語、高山さなえ作・演出の「サムライたちの職員会議」は、松本市立博物館特設会場というユニークな場所のオープニング企画などをおこないました。
これらの作品は、松本市民も関わり、共に作品を作り上げてきました。
関係者が松本に滞在しながら作品を創出することで、地域住民との交流が生まれ、舞台芸術をより身近に感じていただけています。
<あらすじ>
しかし、息子の義知は、刀ではなくダンスで立ち向かうことを提案し、戸惑いながらも、 アメリカ人女性アンナ先生の熱血指導のもと、ぎこちないダンスの特訓が始まる。
果たして、義晃は華麗なステップを踏めるようになるのか!?
<公演概要>
作・演出:マキノノゾミ
出演:升毅 水夏希 久保田秀敏 平体まひろ 武居卓 喜多アレクサンダー 水野あや 松村武
【松本公演】2025年2月13日~16日 まつもと市民芸術館 小ホール
[料金]全席指定・税込 一般:5,500円 U25:2,000円(枚数限定・前売のみ)
【大阪公演】2025年2月28日~3月2日 近鉄アート館
[料金]全席指定・税込 6,500円
一般発売日:12月14日(土)10:00~(予定)
主催:一般財団法人松本市芸術文化振興財団
後援:松本市、松本市教育委員会
提携:近鉄アート館(大阪公演)
協力:キョードー大阪(大阪公演)
企画制作:まつもと市民芸術館
まつもと市民芸術館チケットセンター
TEL:0263-33-2200(休館日を除く10:00~18:00)
WEB:https://www.mpac.jp/