皇室の菩提寺・御寺(みてら)泉涌寺より 催しのご案内
御寺泉涌寺のプレスリリース
泉涌寺(京都市東山区)は、この度、11月26日(火)27日(水)の2日間限定で、泉涌寺境内本坊手前の休憩所にて、中華料理店『泉涌寺齋華』さんによる「そば席(中華そば) 」を実施いたします。
泉涌寺齋華さんが泉涌寺山内町に一軒家のお店を開かれたのは、2014年。以来全国から美食を求めて多くのお客様がお越しになり、予約が取れないということで評判のお店です。
泉涌寺は、来る令和8年に、開山俊芿律師800年御遠忌を迎えます。この度、泉涌寺齋華のオーナーシェフ、齋藤博人氏が泉涌寺のために、開山俊芿律師が大根を好んで食したことにちなみ、チャーシューの代わりに、甘辛く炊いた大根をのせた特製中華そばを提供していただける運びとなりました。
泉涌寺齋華さんのコースのシメにも登場する塩ラーメンをベースに、大根のほかには、岡山産の生きくらげ、高級すし店などで使われる肉厚の国産干瓢をトッピング。仏の教えに基づいて、可能な限り植物性の食材を使った泉涌寺オリジナルメニューを考案いただきました。陳皮(ちんぴ)というみかんの皮を乾燥させた生薬を使って煮込んだ大根は、開山俊芿律師もお気に召していただけることでしょう。
【泉涌寺齋華 そば席(※中華そば) 実施概要】
日時:2024年11月26日(火)・27日(水)11時より ※なくなり次第終了
場所:泉涌寺本坊手前休憩所にて
特製中華そば:1000円(税込) ※別途泉涌寺拝観料が必要です。
そば券は、当日分を朝9時開門より、本坊納経所にて先着順にて販売いたします。
予約、お取り置きはお受けできかねます。
【泉涌寺・開山俊芿律師について】
肥後国(現在の熊本県)に生まれた俊芿律師は、若くして仏門に入り、大志をもって求法のため中国の宋(そう)に渡り、およそ12年に渡り、各地をめぐり、律を中心に、禅や天台など、様々な学問を習得し帰国しました。泉涌寺では、俊芿律師が学んだ宋の寺院を手本に建てられるとともに、重要文化財『観音菩薩坐像(楊貴妃観音像)』をはじめとし、俊芿律師やその弟子たちが中国から持ち帰った文物を現在も大切に受け継いでいます。
800年の時を越え、色鮮やかに護り受け継がれる泉涌寺の秘宝。楊貴妃観音像
泉涌寺の大門をくぐってすぐ左手奥にある御堂には、寛喜2年(1230)に南宋から請来した木像の聖観音が安置されています。像容の美しさから、玄宗皇帝が亡き楊貴妃の面影を写させて造像したとの伝承を生み、江戸時代初め頃から「楊貴妃観音像」と呼ばれ信仰される泉涌寺の秘宝です。800年の月日を越えてもなお彩色が多く残り、生けるが如くに端坐する御姿は、その名に相応しい尊像です。あわせてお参りください。
【総本山 御寺泉涌寺】
URL: https://mitera.org
アクセス:JR・近鉄・地下鉄「京都駅」下車タクシーで約10分
JR奈良線・京阪電車「東福寺駅」下車徒歩20分
阪神高速「鴨川西出口」より車で約10分
住所:〒605-0977京都市東山区泉涌寺山内町27
TEL: 075-561-1551
拝観時間: 9時~17時(12月~2月 16時30分迄)※拝観受付は閉門30分前迄
伽藍拝観:500円(小中学生300円)仏殿・楊貴妃観音堂・宝物館(心照殿)等
特別拝観:500円(保護者同伴の小学生以下無料)御座所・御座所庭園
※行事により一部施設が拝観できない日や時間がございます。