まちなみの継承から、人口減少や空洞化などの課題解決を目指す。伊勢の歴史・文化を味わう「滞在型」観光の提供へ
バリューマネジメント株式会社のプレスリリース
バリューマネジメント株式会社(本社:東京都千代田区、代表:他力野 淳、以下、当社)は、三重県伊勢市に、分散型ホテル「NIPPONIA HOTEL 伊勢河崎 商人町」を2025年4月に開業することをお知らせいたします。歴史的建造物を活用するブランド「VMG HOTELS & UNIQUE VENUES」として、伊勢神宮を擁する伊勢市への初めての開業であり、伊勢市内における初めての分散型ホテル※になります。
まちに点在する歴史的建造物を客室とし、宿泊者に地域内での回遊を促す分散型ホテルを運営することで、日本を代表する歴史都市である伊勢を深く愉しむ新しい滞在型観光をご提案するとともに、歴史的なまちなみの保存継承とまちづくりにおける課題解決への貢献を目指します。
※当社調べ 複数の旅行宿泊サイトで伊勢市内の宿泊施設を検索(2024年12月時点)
当社は「日本の文化を紡ぐ」をビジョンに掲げ、“まだ見ぬ時と出会う場所”をコンセプトに歴史的建造物を活用するブランド「VMG HOTELS & UNIQUE VENUES」(以下、VMG)を全国に展開しています。日本各地の歴史や文化を秘めた特別な建物を舞台に、ホテルやパーティ、レストランなど全国22の施設を運営してきました。この度、開業する「NIPPONIA HOTEL 伊勢河崎 商人町」(以下、当ホテル)は、VMGにおける、国内12件目の分散型ホテルです。
伊勢市と伊勢河崎地域について
古来、特別の宮とされる神宮を擁する伊勢は、日本の神都・心のふるさとと称され、京都や金沢に並ぶ歴史的価値を保有しています。海と山に囲まれた風光明媚な土地でお伊勢参りの文化を育むなど、古くから日本最大級の観光地として親しまれてきました。その一方で、少子高齢化による人口減少・税収減、中心市街地の空洞化など地方都市に共通する課題を抱え、解決策として、伊勢エリア内での宿泊客増加やインバウンド旅行客の誘引への期待がますます高まっています。
今回、当社が分散型ホテルを開業する伊勢河崎は、かつては伊勢の参詣者の祈祷や宿泊などの世話を行った御師の館が並ぶなど、参宮客で賑わうまちの経済や文化を支え“伊勢の台所”として栄えた地域です。室町時代頃から、伊勢湾を渡ってきた伊勢神宮への参拝客が上陸する勢田川の川岸を中心に発達し、江戸時代には大きな問屋街へと発展。現在でも、川沿いに伊勢独特の建築様式の古い町家や商家の蔵が軒を連ねています。
さらに、近鉄伊勢市駅から徒歩10分、豊受大神宮(外宮)から徒歩20分ほど、伊勢観光のアクセスに優れています。このため、地域に残る伝統的建造物の保全・補修、観光資源としての利活用による、伊勢エリア全体の宿泊地としての魅力向上と、中心市街地の経済活性化への貢献が期待されています。
「NIPPONIA HOTEL 伊勢河崎 商人町」の開業について
当社は、伊勢まち衆の暮らしや文化を感じる伊勢河崎エリアのまちなみの保存継承と、まちづくりにおける課題解決を目的に、この地域でまちなみ保全を行ってきた事業社様と連携して、江戸~昭和期の蔵や商家、全6棟の改修・保全を進めています。
ホテルの運営形態は、宿泊者を施設に閉じ込めず、まち全体をホテルに見立てて地域を回遊していただく分散型ホテルとして展開。滞在を通して伊勢神宮と周辺の歴史・文化・暮らしを深くお愉しみいただけるよう、複数のコンテンツをご用意します。お客様のご要望に応じて、VMGコンシェルジュが伊勢河崎エリアや伊勢市周辺の飲食店をご紹介いたします。
【当社が運営する分散型ホテルの特徴】
・分散型ホテルについて
分散型ホテルは、地域に点在する空き家となった複数の建造物を、同時もしくは順次に、宿泊施設として活用する新しい宿泊施設の形態で、日本では2018年6月の改正旅館業法の施行により整備が進みました。特に、日帰り観光が課題になっている地域では、飲食や買い物などの観光客が宿泊施設に求める機能をまちに分散することで、地域に滞在して愉しめる観光まちづくり・ファンづくり・移住定住に繋げることが期待されます。
・VMGが運営する分散型ホテルについて
VMGは、2018年に「篠山城下町ホテル NIPPONIA」の運営を開始して以来、2024年までに日本全国11箇所で分散型ホテルを展開してきました。この分野のパイオニアとして、地域の歴史と文化を再発見し、それを特別な体験としてお客様にお届けします。VMGの分散型ホテルでは、まちに点在する歴史的建造物を利活用し客室として蘇らせるとともに、まちの名店や美しい庭園、商店などを巡ることで、まるでその地域が栄えた時代にタイムスリップして暮らしているかのような特別な滞在を演出します。各建物を、建築当時の在り姿をできるかぎり忠実に修復し、歴史の本質を尊重しながら現代の洗練されたライフスタイルにも馴染む文化体験をデザインしています。
さらに、観光開発が途上にある地域にも積極的に出店し、ホテルそのものを旅の目的地とすることで、地域に新しい宿泊者を誘引しています。これにより、観光消費を高めるだけでなく、オーバーツーリズムの解消にも貢献。
持続的なまちづくり・観光モデルの実現に挑戦しています。歴史的なまちなみと文化が息づく地で、特別な体験を通じて地域の未来に貢献する、それが私たちVMGの目指す価値です。
【施設概要】
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名称: NIPPONIA HOTEL 伊勢河崎 商人町
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所在地: 三重県伊勢市河崎2丁目8-20 ほか
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開業予定日: 2025年4月下旬(予定)
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客室構成: 伊勢市河崎2丁目内に、フロント棟と客室、全6棟 8室 64.06㎡~120.08㎡
【会社概要】
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会社名: バリューマネジメント株式会社
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設立: 2023年8月1日
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代表: 代表取締役 他力野 淳
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資本金: 5,000万円
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所在地: 東京都千代田区丸の内二丁目1番1号明治生命館6階
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事業内容: 歴史的資源を活用した観光まちづくり・歴史的建造物の利活用
VMG HOTELS & UNIQUE VENUESについて
VMG HOTELS & UNIQUE VENUESは、日本全国に22施設展開するホテル・宿泊施設のブランドで、歴史的建造物や文化的に価値のある場所を活用した宿泊体験を提供することを特徴としています。VMGは、文化財級の建物や地域資源を再生・活用し、現代のニーズに合った宿泊施設として運営することで、顧客に特別な体験を提供しています。施設は、宿泊だけでなく、結婚式やイベント、MICEなどのユニークな場所としても利用されており、伝統的な日本文化やその地域の魅力を存分に感じられる環境が整えられています。VMGの施設は、施設ごとにその土地の歴史や文化を反映した体験をできることが魅力です。また、すべての施設でお客様に対応するスタッフは「VMGコンシェルジュ」として、お客様に土地の魅力をお楽しみいただきながら、個別のおもてなしご提案をさせていただきます。
ブランド公式サイト:https://vmg.co.jp