山口県観光連盟、国宝瑠璃光寺五重塔や元乃隅神社、錦帯橋など観光名所をMatterportでデジタルツイン化

撮影作業をワンストップで委託できる「Matterportキャプチャーサービス」も活用した観光DXで、県内観光資源の魅力を国内外に発信

マーターポート株式会社のプレスリリース

〜ニューヨーク・タイムズやCNN(ニュース専門チャネル)も高く評価する山口県の観光資源。国内外へのPRやインバウンド誘致を担う山口県観光連盟は、県内の主要な観光地をマーターポートでデジタルツイン化。名所や景勝地をバーチャル空間の中で自由に歩き回れるサービスを提供して県内観光地の魅力アピールに活用中。撮影作業を委託できる「Matterportキャプチャーサービス」も積極的に活用し、高品質な撮影結果をリーズナブルに実現している〜

デジタルツインプラットフォームのリーディングカンパニーであるマーターポート株式会社(本社:東京都港区、執行役員 社長:蕭 敬和、以下 Matterport)は、山口県の観光振興のさらなる強化のためにMatterportのデジタルツインソリューションを導入した山口県観光連盟をご支援し、山口県の観光PRのデジタルコンテンツのさらなる充実に貢献していることを発表しました。

山口県観光連盟は、観光地のデジタルツイン(※1)を積極活用しており、3Dならではの没入感は体験価値が特に高いと評価しています。作成されたデジタルコンテンツは事業開始の初年度で40万インプレッション以上を獲得する快挙を達成しており、山口県が誇る「国宝 瑠璃光寺五重塔(香山公園)」や「錦帯橋」「元乃隅神社」「秋芳洞」「一の坂川」「八坂神社」「重要文化財 八坂神社本殿」といった名所の魅力を国内・海外へアピールしています。

(※1)【デジタルツイン】

物理空間(現実世界)に実在するものを、デジタル空間上で双子(ツイン)のように再現し、バーチャルツアーやモニタリングを可能にしたもの。

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■Matterportを選定した主な理由

・観光地での先行ユースケースとして世界遺産「白川郷 合掌造り集落」のMatterportを参照し、観光資源をデジタルツインにすることで高い没入感が得られることを実感。そうした3Dのデジタルコンテンツは歴史的建築物などを隅々まで閲覧できるメリットが大きく、平面の写真や映像では表現しきれない魅力をアピールする上で最適であると考えた。

・Matterportのソリューションは単なる3D映像ではなく、空間内を自由に歩き回ることができる「ウォークスルー」である点を高く評価した。加えて、3D化したエリアを俯瞰できる「ドールハウス」機能や、任意の場所に情報を埋め込めるタグ機能などで情報を重層的・多面的に表現できる点は他のソリューションには見られない特徴であるとして選定。

・Matterportが提供している撮影代行サービス「Matterportキャプチャーサービス」(※2)を活用。撮影対象の規模や予算に合わせた最適な手段を選択できた。

※2【Matterport キャプチャーサービス】

時間と労力がかかる広大な建物や空間、遠方や海外の現場や施設の撮影はMatterportにアウトソーシング(委託)が可能。メーカーのノウハウとサポート体制で、高品質な撮影結果を迅速かつリーズナブルな価格でご提供しています。高額請求や不要な支出(月額管理費、都度の制作費)が無く、安心してご利用いただけるサービスです。

■Matterportの使用による代表的な活用例

国宝「瑠璃光寺五重塔」を擁する「香山公園」

瑠璃光寺五重塔は「令和の大改修」と呼ばれる解体工事の最中であるが、Matterportのデジタルツインならば工事前の様子を鑑賞できる。瑠璃光寺五重塔は山口市のシンボルであり、ニューヨーク・タイムズ紙の特集記事においても「非の打ち所がない」と絶賛された。

123基の赤鳥居が日本海の絶壁に向かって続く名勝「元乃隅神社」

赤鳥居をくぐって日本海へ至るまでをデジタルツインで体験できる。元乃隅神社はCNNの「日本の最も美しい場所31選」に選ばれた神社でもある。

四季折々の景観とともに楽しめる、日本三名橋の1つ「錦帯橋」

美しい景観を楽しめる錦帯橋は岩国市の誇りであり、世界文化遺産登録を目指している。橋上を実際に歩いているかのような体験がデジタルツインで可能となった。

日本屈指の大鍾乳洞「秋芳洞」

国内最大級の鍾乳洞で、特別天然記念物に指定されています。約1kmに及ぶ観光コースをバーチャルに歩き回ることができる。

春の桜や夏の蛍、川辺の散策で人気「一の坂川」

京都を模した山口において鴨川に見立てられた一ノ坂川は、春の桜のライトアップによる夜桜鑑賞、天然記念物ゲンジボタルの乱舞を楽しめる夏の「ほたる鑑賞ウイーク」などで人気の観光スポット。当地の魅力を3Dで体験できる。

朱色の大鳥居が印象的な「八坂神社」

三間社流造の本殿や国の重要文化財である檜皮葺きの屋根を、デジタルツインで観ることができる。

瑠璃光寺五重塔(香山公園)

■Matterport導入によるメリットと付加価値

・Matterportで作成したデジタルツインを活用し、山口県の観光資源のアピールをWebで展開。文章と写真、映像では表現しきれなかった魅力をデジタルツインで表現できた。デジタル化された観光地を歩き回れる自由度の高さ、最適な時期に撮影した美しい光景は、いつでも、どこからでも体験できる。

・コロナ禍の収束後を見越してデジタルコンテンツの充実化に取り組んでおり、初年度から40万インプレッションを獲得。観光地の魅力の発信における投資対効果は非常に高い。

・一般の旅行者への訴求はもちろん、旅行代理店など「旅のプロ」にとっても旅行商品を企画・設計する上で有意義なコンテンツとなっている。たとえば、観光バスの停車や観光客の降車位置の検討、導線設計など、平面図だけではわかりにくい情報もデジタルツインであることで設計が容易になった。

・国内修学旅行の計画を決める時に旅行会社営業担当と先生たちが、生徒の待機場所、見学順路、見学施設の事前把握などの確認作業においてもMatterportは有効利用されている。

・デジタル広告やWebサイトなど多様なPR手段と組み合わせて展開できる、コンテンツ展開の柔軟性がMatterportの特徴。外国の旅行代理店向けの説明会やプレゼンなどでも効果を発揮している。

・Matterportキャプチャーサービスを利用し、デジタルコンテンツの制作スピードとコスト効率を最適化。メーカー純正のアウトソーシング(委託)サービスなので品質は安心。発注者側(観光連盟)はコンテンツの企画や撮影地との交渉など調整業務に集中できた。

元乃隅神社のドールハウスは並ぶ鳥居も俯瞰で確認できる
錦帯橋のデジタルツインにはタグも埋め込まれている

■山口県観光連盟の取り組みは、観光PRのデジタル変革(DX)を先取りした先進事例

山口県観光連盟書記(海外誘客デジタルプロモーション事業担当)の吉山尚彦氏は、Matterportが観光誘致等のデジタル変革の加速に貢献しているとして、次のように話します。

「コロナ禍が観光業の関係者に与えた影響の大きさは計り知れません。しかし、このような時期だったからこそ、山口県観光連盟はデジタルを活用した観光PRに積極的に取り組みました。Matterportのソリューションを用いて山口県の観光地をデジタルツインにしたことで、山口県の観光事業のDXは確実に加速していると感じます。Matterportは、旅行代理店の方々や一般の観光客の皆様にぜひご覧いただきたい、各観光地の強みや特徴を際立たせることができるツールです。完成したデジタルツイン(3D映像)はお客様のみならず、本県の観光関係者にも好評です。デジタルツインをさらに活用し、山口県の観光と魅力を発信していきます」

*職員の所属や観光連盟の取り組みは、2024年3月の取材時点の情報に基づいています。

Matterport(マーターポート)について
Matterport は、建築世界のデジタルトランスフォーメーションをリードしています。当社の画期的な空間データプラットフォームは、建物をデータ化し、空間の価値とアクセス性を高めます。177 カ国以上の何百万もの建物が、Matterport のデジタルツインとして生まれ変わり、計画、建設、運用から、文書化、鑑定、マーケティングまで、建物のライフサイクルのあらゆる部分を改善しています。

詳細は https://matterport.com/ja でご覧いただけます。

また、デジタルツインのギャラリー https://matterport.com/discover もご覧いただけます。
マーターポート株式会社は米Matterport, Inc.の日本法人です。

(C)2024 Matterport, Inc. All rights reserved. Matterport は登録商標であり、MatterportのロゴはMatterport, Inc.の商標です。その他の商標はすべて、それぞれの所有者に帰属します。

<将来の見通しに関する記述>
本資料には、連邦証券法に規定される将来の見通しに関する記述が含まれています。これには、本経営統合の利点、Matterport, Inc. (以下「Matterport」)が提供するサービスおよび
Matterport が事業を展開する市場、事業戦略、負債水準、業界環境、潜在的な成長機会、規制の影響および Matterport の将来予測に関する記述を含みます。これらの将来見通しに関する記述は一般に、「確信する」、「推定する」、「期待する」、「予想する」、「見積もる」、
「意図する」、「戦略」、「将来」、「予測」、「機会」、「計画」、「可能性がある」、
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将来の見通しに関する記述は、現在の期待や仮定に基づく将来の出来事に関する予測、予想、その他の記述であり、その結果、リスクや不確実な要因を伴います。この将来の見通しに関する記述に記載される実際の業績に影響を与えうる重要な要素には、Matterport が競合する業界において、事業計画、予測、その他の期待を実現する能力、ならびに追加的な機会を特定し実現する能力などが含まれます。上述の要因はすべてを網羅するものではありません。前述の要因およびMatterport が米国証券取引委員会(SEC)に適宜提出する書類に記載されているその他のリスクや不確実性を慎重に検討する必要があります。これらの報告書には、将来の見通しに関する記述とは大きく異なる実際の出来事や結果を引き起こす可能性のある、その他の重要なリスクや不確実な要因が記載されています。将来の見通しに関する記述は、その記述がなされた日付時点でのものです。読者の皆様におかれましては、将来の見通しに関する記述を過度に依拠することないようご注意ください。Matterport は、新しい情報、将来の出来事、その他の結果にかかわらず、これらの将来の見通しに関する記述を更新または修正する義務を負うものではなく、また、法律で義務付けられている場合を除き、その意図もありませんことをご留意ください。Matterport は、その期待を達成することを保証するものではありません。

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