2024年12月14日 群馬県主催「湯けむりフォーラム」にて認証授与式が開催されました。国内初認証を契機として、インバウンド需要の拡大や新たなビジネスモデルの創造が期待されています。
合同会社アイリスブレインのプレスリリース
合同会社アイリスブレイン(東京都中央区、代表:森 健人)は、コンサルティング支援を行った「草津温泉ホテルヴィレッジ」(株式会社中沢ヴィレッジ、群馬県吾妻郡草津町、代表取締役 中澤一裕様)が、日本国内で初(※)となる国際規格ISO21401の認証を取得したことをお知らせいたします。
2024年12月14日、同ホテルで開催された群馬県主催「湯けむりフォーラム」にて、群馬県の山本一太知事、規格開発責任者アレシャンドレ・ガリド氏を迎えた認証授与式が行われました。
※ISO21401に関して認証審査機関(株式会社ジェイ‐ヴァック)調べ。
ISO21401について
ISO21401は、国際標準化機構(ISO)が策定したホテルや旅館など宿泊施設の持続可能性に関するマネジメントシステム規格であり、正式名称は「ISO 21401:2018 観光及び関連サービス-宿泊施設の持続可能性マネジメントシステム-要求事項」といいます。
世界中に広く普及しているISO9001(品質)やISO14001(環境)と同様、企業や団体の運用の仕組み(マネジメントシステム)について専門機関による第三者認証を行うための規格です。
ISO21401では経済、環境、社会の3つの観点から宿泊施設の持続可能性に関する仕組みを総合的に評価されるため、その認証取得には経営者の強いリーダーシップ、幅広い視野に基づく活動の実践、それらを実現するためのガバナンスなど、企業としての総合力が求められます。
2024年12月現在、日本国内では株式会社ジェイ-ヴァック(東京都品川区、代表取締役CEO森田浩三様)が審査サービスを行っています。
草津温泉ホテルヴィレッジ様へのご支援について
合同会社アイリスブレインでは、2023年秋から(当時は設立母体であるアイリス行政書士事務所として)草津温泉ホテルヴィレッジ様のコンサルティングを開始いたしました。
ISO21401は国内規格化されていないため日本語版がなく、先行事例もないことから確立されたコンサルティングメソッドもありません。そのため、英語原典の翻訳から着手し、規格要求事項の解釈に基づいて当社独自のメソッドを構築いたしました。
代表取締役の中澤一裕様をリーダーとするプロジェクトチームと共に約1年間の活動を経て、2024年9月に行われた株式会社ジェイ-ヴァックによる認証登録審査の結果、当認証が認められました。
自ら審査チームリーダーを務めたISO TC228/WG13議長であり、ISO21401規格開発責任者のアレシャンドレ・ガリド氏からは、審査結果において草津温泉ホテルヴィレッジの
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持続可能性マネジメントシステムに対する経営層およびスタッフの強いコミットメント
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持続可能性に対するスタッフの高い参画と認識
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持続可能性の活用によるビジネス管理の強化
について高い評価をいただきました。
草津温泉ホテルヴィレッジについて
草津温泉ホテルヴィレッジは、日本三名泉のひとつ草津温泉で最大の収容人員数を誇る日本屈指の総合温泉リゾート施設です。源泉かけ流しの大浴場や露天風呂、プール&リラクゼーション施設「テルメテルメ」、標高1200mの豊かな自然に囲まれた10万坪の敷地を活用したアスレチックや森林浴散策等のアクティビティを擁し、年間20万人以上のお客様をお迎えしています。
https://www.hotelvillage.co.jp/
コメント
株式会社中沢ヴィレッジ 代表取締役 中澤一裕様
このたび当社社員の奮励努力と、コンサルタントの森健人先生、審査機関J-VAC副社長の森田裕之様、審査員のアレシャンドレ・ガリド先生ほか関係各社皆さまのご協力とご理解をもって、ISO21401認証を日本で最初に取得できたことに心より感謝申し上げます。
一方でこの認証が広く普及し日本の宿泊業・観光業の発展と国際化に寄与していくためには、今後の当社の取組みと成果が強く求められるものと感じております。
当社のお客様、従業員、地域社会の未来に貢献する企業、ホテルであるために、認証の目標に掲げたテーマを実現できるよう草津温泉ホテルヴィレッジ全社一丸となって活動を進めてまいります。
合同会社アイリスブレイン コンサルタント 森 健人
草津温泉ホテルヴィレッジ様では、認証にむけた活動開始前から持続可能性に関わる取り組みが積極的に行われており、非常に高いポテンシャルをお持ちでした。そのためコンサルティングにおいては、草津温泉ホテルヴィレッジ様の組織文化、業務運用の仕組み、そして会長様、社長様の日本の温泉文化の持続可能性に掛ける強い思いをISOマネジメントシステムにどのように統合し実践するかが主な課題でしたが、無事認証を取得できたことで責任を果たせたとの思いです。
コンサルタントとしてISO21401規格の日本国内初認証に関われたことに、草津温泉ホテルヴィレッジ様、ご関係各社皆様に感謝申し上げます。
今後の展開について
合同会社アイリスブレインでは、草津温泉ホテルヴィレッジその他関係各社様のご協力を得て、行政機関、教育機関、DMO等の関係団体様への情報公開を中心に、ISO21401の日本国内普及に向けた活動、日本の観光業や温泉文化の持続可能性に資する活動を積極的に推進してまいります。
また、草津温泉ホテルヴィレッジでの活動を基に開発したコンサルティングメソッドに規格開発責任者アレシャンドレ・ガリド氏自身による認証審査から得た知見を加えることで更なる改善を加え、宿泊施設様向けコンサルティングサービス、ISOコンサルタント様等専門家向け教育研修として近日ローンチ予定です。
これらの活動により、国内の他のホテル、旅館など宿泊施設のお客様に対して同様の価値を提供し、サービスの普及を図ってまいります。
合同会社アイリスブレインについて
2016年4月、アイリス行政書士事務所(愛知県高浜市)として創業。経営支援業務としてISO認証、安全環境活動等のコンサルティングを行う。SDGsの浸透を契機に持続可能性分野についての活動を開始。2024年10月コンサルティング業務強化のため「合同会社アイリスブレイン」を設立。
代表者実績:著書「ものづくり中小企業のためのSDGs入門」(アニモ出版)、連載(一般社団法人日本厨房工業会『月刊厨房』)、セミナー登壇(株式会社Schoo、一般社団法人日本自動車部品工業会、一般社団法人行政書士の学校 ほか)など。
会社概要
ミッション:We Make Your Business Sustainable.We Make Our Hometown Sustainable.
会社名:合同会社アイリスブレイン
本社オフィス:〒103-0027 東京都中央区日本橋2丁目2番3号 RISHEビルUCF402
設立:2024年10月
代表社員:森 健人
事業内容:- 持続可能性領域、ISO認証等に係るコンサルティング
‐ セミナー、イベント、研修会等の企画運営