彌榮自動車株式会社(ヤサカグループ本社)のプレスリリース
1941年に制定した社章には「八咫鏡(やたのかがみ)の中に盾」がデザインされています。長くご利用いただいているお得意先には「三つ葉のクローバー」よりもこちらの方が親しまれているかもしれません。日本神話に登場する「八咫鏡」は、清らかに曇りなく真実を映す鏡、そして「盾」は西洋のことわざ「盾の両面を見よ」にちなみ、物事の本質を見極めることの大切さを示しています。
観光とは、人の移動を知的探求の旅に変え、国や地域の輝かしい「光」を伝えることであると考えています。歴史や伝統、文化の結晶である建造物などの文化財、伝統工芸、匠の技から進化した先端技術などは、まさに日本を明るく照らす「光」であり観光資源そのものです。そしてその「光」の源には人々の「心」があります。観光のお客さまをご案内する際には、実際に目に見えるものだけではなく、できる限りゆかりの人々のエピソードを織り込んでお話しさせていただくようにしています。当時の人々の志や息遣いを感じていただき「心」に触れることで、温故知新、未来を創る光の源となることを願っています。
文化とは心が「かたち」になったもの。京都には日本の心が満載されています。「かたち」に込められた「こころ」をお客さまと共に読み解き、新しいものを生み出すことに観光の本質があると考えています。
2025年1月1日
彌榮自動車株式会社(ヤサカグループ本社)
代表取締役社長 粂田 晃稔
彌榮自動車株式会社(ヤサカグループ本社)会社概要
明治末年に創業し、1945年に京都市内の全てのハイヤー会社を戦時統合して現在のヤサカグループ本社である彌榮自動車株式会社を設立。「ヤサカタクシー」「ヤサカハイヤー」として知られるタクシー・ハイヤー事業、観光バス事業(ヤサカ観光バス(株)・東京ヤサカ観光バス(株))、路線バス事業、旅行事業、エネルギー事業、不動産事業、トヨタ系ディーラー事業(京都トヨタ自動車(株)・ネッツトヨタヤサカ(株))の7業種16社を、京都を中心に関西圏・首都圏で展開しています。創業以来、京都を基盤に百年余にわたって先人たちが積み重ねてきたもの、その本質を紡ぎ出したテーマ「移動における価値の追求と創造」に全社を挙げて取り組んでいます。