エリアを変えながら西日本の各地を運行するJR西日本の観光列車「はなあかり」がこの冬、期間限定で兵庫県内を走行します。車内では兵庫県ならではの工芸品の展示や、お土産の販売を実施します。
公益社団法人ひょうご観光本部のプレスリリース
JR西日本では2024年秋に、「地域の華を列車に集め、お客様と地域の縁を結ぶ列車」をコンセプトに、エリアを変えながら西日本各地を運行する観光列車「はなあかり」がデビューしました。2025年1月から3月までの期間限定で、冬の味覚「かに」や日本海の絶景など魅力あふれる北近畿への旅に便利な臨時特急「かにカニはまかぜ」に増結し、JR大阪駅~JR浜坂駅間での運行を開始しています。
期間中は、兵庫県内を走行するにあたり、「はなあかり」1号車スーペリアグリーン車の飾り棚に、兵庫県の工芸品・アート作品を展示します。上段は豊岡市城崎の麦わら細工、下段には多可町の杉原紙を使用したフラワーアートが飾られていますので、「はなあかり」でのゆったりした旅とあわせてぜひお楽しみください。
また兵庫県ならではのお土産品や飲料、「はなあかり」グッズを車内で販売します。一部の日程で地元の方々が乗車してのおもてなしも予定しています。
ぜひこの冬は特急「かにカニはまかぜ」を利用して兵庫県におでかけください。
◆運転計画
(1)列車名 特急「かにカニはまかぜ」
(2)運転区間 大阪~浜坂(山陽本線、播但線、山陰本線経由)
(3)増結期間 2025年1月6日(月)~3月14日(金) ※木曜日は除きます
※1~3号車が「はなあかり」車両です。3号車と4号車の間は通り抜けできません。
◆「はなあかり」車内で展示されている兵庫県ならではの調度品
増結期間中、1 号車(スーペリアグリーン車)の飾り棚に兵庫県ならではの工芸品・アート作品が展示されています。
(1)兵庫県多可町「杉原紙を使用したフラワーアート」
杉原紙は播磨紙の系統を引く日本有数の和紙の一つ。鎌倉時代には幕府の公用紙としても使われていましたが、一度は技術が途絶え、「幻の紙」となっていました。昭和45年に復元され、昔の製法を守りながら伝統を繋いでいます。
(杉原紙:兵庫県指定伝統的工芸品)
(2)兵庫県豊岡市「城崎麦わら細工」
色とりどりに染め上げた大麦のわらを原料にした麦わら細工は、城崎で約300年の伝統がある兵庫県の伝統工芸品。絹のように滑らかな手触りと見る角度によって変化する上品で宝石のようなつや感が特徴です。
(城崎麦わら細工:兵庫県指定伝統的工芸品)
※掲載している画像はいずれもイメージです。
◆運行区間やダイヤ、きっぷの予約など詳しくは、JRおでかけネット「はなあかり」サイトをご覧ください。