おてつたび、「JR東日本スタートアッププログラム」DEMO DAYにて、「スタートアップ大賞」および「オーディエンス賞」をダブル受賞

『鉄道旅×就労×交流』という「大人の休日倶楽部」との共創モデルが新たな旅・旅行の形に。地域と繋がるアクティブシニアの増加と地方の人手不足解消による関係人口拡大にJR東日本エリア全体で取り組む

株式会社おてつたびのプレスリリース

お手伝いと旅を掛け合わせた人材マッチングサイト『おてつたび』を運営する株式会社おてつたび(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:永岡里菜、以下「おてつたび」)は、2025年12月4日(木)に開催された「第12回 JR東日本スタートアッププログラム DEMO DAY」において、総合グランプリにあたる「スタートアップ大賞」および、会場投票によって選ばれる「オーディエンス賞」を初ダブル受賞いたしました。なお、本プログラムにおいて「地域共創」をテーマとする企業がスタートアップ大賞を受賞するのは今回が初めてであり、オーディエンス賞との2冠達成も史上初となります。

この度の受賞は、日頃より地域の現場で支えてくださる事業者の皆様、そして共に挑戦してくださるJR東日本グループの皆様のご協力のおかげです。心より感謝申し上げます。

協業の背景:「地域」と「シニア」をつなぐ、新しい旅の選択肢の創出

本プログラムは、JR東日本グループとスタートアップ企業が連携し、社会課題の解決や新たな事業創出を目指す取り組みです。DEMO DAYでは、採択企業8社が登壇し、それぞれの協業プランを発表いたしました。

今回、おてつたびはJR東日本の会員組織「大人の休日倶楽部」と連携し、シニア世代の皆様に「鉄道旅×就労×交流」という新しい旅・旅行の形をご提案しました。

サービス開始当初、おてつたびは若年層の利用が中心でしたが、人生100年時代において、約2,000万人といわれるシニア世代の方々が、いかに地域と繋がり、生きがいを持って社会に関わり続けられるかは、日本にとって極めて重要なテーマです。 そこで本協業では、シニア層に向けた「おてつたび入門講座」などを共同開催することで参加への心理的ハードルを下げ、アクティブシニアが地域の担い手として活躍する「人と地域の循環」を生み出せるよう取り組んでまいりました。引き続き、沿線地域の活性化と、新たな関係人口の創出を実践してまいります。

株式会社おてつたび 代表取締役CEO 永岡里菜 受賞コメント

この度は、「スタートアップ大賞」そして「オーディエンス賞」という身に余る賞をいただき、心から嬉しく思います。「日本にとって必ず必要な仕組みだ」と信じて、ここまでやってまいりました。サービス開始初期は、約7割が10代~20代の若年層の利用でしたが、人口構造が変化する中で、約2,000万人いらっしゃるシニアの方々が、どう地域に貢献し、地域とつながっていただけるか。それが日本の未来にとって非常に重要だと考え、本課題に取り組んでまいりました。

今回、このような評価をいただけたことは本当に心強く、同時に身の引き締まる思いです。 この受賞に恥じぬよう事業を拡大させ、日本各地の彩り豊かな地域が少しでも多く次世代に残っていく未来を引き続き目指します。「大人の休日倶楽部」様をはじめ、JR東日本グループ様のネットワークを通じて、皆様と一緒に、新しい人の流れを生み出せるように汗をかきながら全力で取り組んでまいります。

今後の展開について

現在は、福島県の「旅館大黒屋」様や宮城県の「青根温泉 湯元不忘閣」様をはじめとするJR東日本沿線の事業者様にご協力いただき、実証実験を進めております。 今後は、「大人の休日倶楽部」会員様向けの「おてつたび入門講座」などを通じて安心して一歩を踏み出せる環境を整えるとともに、今回の連携に留まらず、JR東日本グループ様の幅広いアセットを通じて本取り組みを展開し、多くの方々に新しい旅・旅行の形をお届けしたいと考えております。 本受賞を励みに、世代を超えて人と地域が温かくつながる社会の実現に向け、社員一同、より一層邁進してまいります。

「おてつたび」とは

「おてつたび」は、「お手伝い」と「旅」を組み合わせた人材マッチングサービスです。人手不足に悩む地域事業者(登録事業者数2,000社以上)と、「働きながら旅をしたい」旅行者(登録ユーザー数90,000人以上)をマッチングしています。

旅行者は、現地までの交通費は自己負担となりますが、旅先で働くことで報酬を得られるため、旅行の経済的負担が軽減できます。また、地域の人々との交流を通じて、より深く地域の文化や暮らしを楽しむことができます。

地域事業者は、地域外からの働き手に対して報酬と宿泊場所(寮など)を提供することで、全国各地からの働き手を集めることができ、交通費の支給も不要です。募集期間は最短1泊2日から最長2ヶ月未満まで対応でき、就業期間や勤務時間、業務内容なども柔軟に設定できます。さらに、働き手が休日や空き時間を利用して地域を観光することで、地域経済の活性化も期待されます。

登録者数約9万人。50代以上の利用者も増加中

2025年12月4日現在、登録者数は90,000人以上となりました。この増加の背景には、物価高騰により旅費を抑えたいというニーズや、テレワーク等の普及により時間や場所にとらわれないライフスタイルが実現しやすくなったことが挙げられます。さらに、地方移住への関心も高まり、「おてつたび」を“お試し移住”の手段として利用する方も増えています。

特に注目すべきは、50代以上の利用者の増加です。 参加者の約半数は10代・20代のZ世代ですが、「人生100年時代」と言われる今、早期退職をした方や子育てを終えた主婦など、ミドル・シニア層の利用が急増しています。こうした背景から、「おてつたび」は若年層にとどまらず、シニア世代にも大きな広がりを見せています。

「おてつたび」に参加した理由(記述回答)※一部抜粋

Q. なぜ、おてつたびに参加しましたか?参加した理由や背景を教えてください。

・サラリーマン生活では経験できないような働き方を実践してみたかった。プライベート旅行では長期滞在が出来ず、行った先々の上辺だけしか知ることが出来なかったが、一ヶ月を超える滞在になると、旅行では気付かなかったことを知ることが出来、過去に訪問したことがある土地でも新たな発見があること(埼玉県 男性 50代)

・国内ひとり旅が最初の目的であったが、せっかくなら自分の経験も活かしながら地域で働いてお小遣いも稼ぎながら、かつ、地元ならではの情報やコミュニティとも繋がれることに好奇心が刺激されたため(京都府 女性 40代)

・50代も終わりに近づき生活に変化が欲しくなった。そんな時に知った費用をかけずに独身時代に好きだった一人旅ができるおてつたびに強く惹かれました。(東京都 女性 50代)

・地域の暮らしや歴史を記録する仕事をしていきたいので、行けるところには行ってみたいと思った。観光では得られない情報が得られると思った。(奈良県 女性 60代)

実際の参加者 体験記事

65才、夢はおてつたびで全国制覇
“60歳から”だからこその、挑戦の価値。人生をもう一度弾けさせる『おてつたび』
50代、子育て後の新しい旅。「おてつたび」で見つけた私らしい生き方
「東京ではないどこかへ」54歳で早期退職。理想の移住先をさがす旅

「年齢不問」の募集も多数掲載

JR東日本スタートアッププログラムとは

「ベンチャー×JR東日本」で挑む事業共創。ベンチャー企業や優れた事業アイディアを有する方々と共に、「JR東日本スタートアッププログラム」を通じて社会課題の解決や豊かで幸せな未来づくりを目指します。
本プログラムでは、駅や鉄道などの経営資源、グループ事業における情報資源を活用したビジネスやサービスの提案を募り、アイデアのブラッシュアップを経て、新たな価値の創出を目指します。

ウェブサイト: https://jrestartup.co.jp/program/

協業パートナー概要

会社名: JR東日本スタートアップ株式会社

代表者: 代表取締役社長 柴田 裕

所在地: 東京都港区高輪2丁目-21-42 TokyoYard Building 6・7F 設立: 2018年2月20日

URL: https://jrestartup.co.jp/

JR東日本沿線地域の事業者様へ

人手不足解消や、関係人口創出に興味のある、JR東日本沿線地域の事業者様(宿泊施設、農家、観光施設など)からのお問い合わせも歓迎いたします。以下よりお問い合わせください。

取材について

「おてつたび」は、新しい旅のスタイルと繁忙期の人材確保の手段として、より多くの方に知っていただきたいと考えております。日本各地で実施しておりますので、ご興味のある方は、ぜひ下記のフォームからお気軽にお問い合わせください。企画段階でのご相談もお待ちしております。

株式会社おてつたび 広報PR担当 早川

TEL:08050105175

Email: info@otetsutabi.com

会社概要

会社名 :株式会社おてつたび

代表者 :代表取締役CEO 永岡里菜

所在地 :(東京オフィス)〒151-0053 東京都渋谷区代々木3丁目31-12

(静岡オフィス)〒430-0907 静岡県浜松市中区高林1丁目8-43

設立 :2018年7月

URL :https://otetsutabi.com/

今、あなたにオススメ