〜 遊休スペース活用とサステナビリティを推進し、収益化と利便性向上の両立へ 〜
Lime株式会社のプレスリリース
世界約30カ国で電動モビリティシェアサービスを展開する、Lime株式会社(本社:東京都港区、日本代表:カントリー・マネージャー兼アジアパシフィック地域統括責任者 テリー・サイ、以下「Lime」)は、今年3月よりLimeポートを導入した上野のホテル「&Here TOKYO UENO」の導入成果などをまとめたインタビューを公開しました。また、都内の導入オーナーが集う第1回「ポートオーナー感謝祭」を表参道で開催したことをお知らせします。
本リリースでは、実際の導入オーナーによる声をもとに、ポート導入の背景・成果・今後の期待を紹介します。不動産オーナー・商業施設・ホテル運営の方々にとって導入検討の参考となる情報をまとめました。
【Limeポート導入インタビュー】&Here TOKYO UENO:
マンション事業からホテル事業へ参入。モビリティ導入の背景とは
https://east-manicure-208.notion.site/1-Lime-21c90c27299580f9b3ccd2a1667340c6
◆第1回「ポートオーナー感謝祭」を表参道で開催
2025年11月、Limeは都内のポートオーナーを対象とした「ポートオーナー感謝祭」を初開催し、Limeからの安心安全の取り組みであるジオフェンシング制御や、枠外駐車を防ぐ全ポートへのビーコン設置の実態を解説したほか、意見交換会などを実施しました。
また当日は、表参道のLime旗艦ポートで、Limeラクモ(電動シートボード)や、来年3月導入予定の新車体 LimeBike(電動アシスト自転車)の試乗体験も行いました。

参加者からは、 「導入後の利用状況を共有できた」 「遊休スペース活用の新しい形として参考になった」などの声が寄せられています。今後、Limeでは、導入オーナーとのコミュニティ形成やフィードバックから得た知見を活かし、ポートの拡大と地域との協働を強化していきます。
◆Limeポート導入成果:&Here TOKYO UENO(東京都台東区)
1. 施設概要
施設名:&Here TOKYO UENO(アンドヒア トウキョウ ウエノ)
所在地:東京都台東区上野2-11-18
設置時期:2025年3月よりホテル敷地内にLimeポートを導入
公式サイト:https://andherehotels.jp/
「&Here TOKYO UENO」は、宿泊客の9割超がインバウンドという、海外からの利用が非常に多いホテルです。ファミリー層・グループ層の利用が多く、4名で1部屋に宿泊できる客室など、多様なニーズに応える空間設計が特徴です。
上野・湯島・京成上野駅からアクセスが良い立地で、周辺には上野公園や観光スポットが集まり、観光需要の高いエリアとして知られています。

2. 導入の背景:サステナビリティと “世界標準の利便性” への共感
フロントマネージャーの田口雄一氏によると、導入検討のきっかけは、ホテルが掲げるサステナビリティ方針と密接に関係しているといいます。
■ “脱炭素” という観点から、宿泊者の移動手段にも環境配慮を
「ホテルでは、植栽の再利用や地域の工芸品展示など、サステナビリティを日常的な運営に取り入れています。その流れの中で、『宿泊者の移動手段でも環境に貢献できる選択肢を提供したい』という思いが強まりました。
レンタルサイクルは周辺に多数存在する一方、ホテル敷地は大きくなく、台数を多く設置することが難しいという制約もありました。そこで注目したのが、少ないスペースで設置でき、脱炭素にも寄与するLimeの電動モビリティです。座って乗れるシートボードにも関心がありました(田口氏)」

3. “世界的に広く認知されたモビリティ” だからこその親和性
導入を前向きに決定づけたのは、ホテルの宿泊客の9割以上が外国人であるという点でした。
「世界最大級のモビリティ事業者であるLimeは、海外のお客様にとって“使い慣れた存在”であり、アプリも直感的で、他サービスより登録ハードルが圧倒的に低かったことから、初めての方でもスムーズに利用できる点が非常に魅力だと感じました(田口氏)」
実際、他社サービスではチェックイン時に案内しても登録がスムーズに進まないケースが多かったため、Limeの使いやすさは大きな決め手となったといいます。

4. 導入後の変化:宿泊者の「行動の自由」が広がる
導入後は宿泊客が順調にLimeを利用し始めており、ホテルとしても以下の効果を実感しています。
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滞在の満足度向上(移動の自由度が増し行動選択肢が広がる)
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インバウンド客の利用が特に多く、ホテルの利便性向上に寄与
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ホテル敷地の遊休スペースを有効活用し、収益化にもつながった
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環境配慮型サービスを導入することで、ホテルブランド価値も向上
「ポートの利用は、午前10〜11時の外出ピーク時に特に多く、観光目的の移動に活用されている様子が見られます。また、ホテル側が直接手配を行うタクシー・交通相談が目に見えて減ったわけではないものの、お客様が“自分で選択肢を選べる”という点が大きく、&Hereのコンセプトである“ここ(&Here)での体験を大切にする”にも合致しています(田口氏)」
客室で調理ができる設備など、ゲストの自由度を尊重するホテル方針と「必要なときに自分で選べる移動手段」であるLimeは、高い親和性があるといいます。

5. 管理面の懸念と、その解消
「導入前には『返却された機体の管理は誰がするのか』『トラブルが発生した際の対応はどうなるのか』という不安がありました。しかし実際には、車両の整備も入れ替えもLime側がすべて担当してくれるため、非常に助かっています(田口氏)」と、オーナー側が管理に追われない点を評価しています。
過去には枠外駐車が発生した時期もあったのですが、Limeのシステム改善により、Lime全体でお問い合わせ件数は 「2025年4月:14件 → 2025年6月:2件」にまで減少するなど、継続的な改善が進んでいます。
6. &Hereが語る導入の意義:ブランド価値の向上と脱炭素への貢献
ホテル公式InstagramではLimeの利用シーンを紹介するなど、サステナビリティの取り組みとして社内外の関心も高いといいます。
「Limeを導入したことで、滞在の付加価値が明確に高まっています。サステナビリティ、特に“脱炭素”にも貢献できている点は大きく、私たち&Hereの方向性と合致しており、今後も継続して活用したいです(田口氏)」

インタビュー詳細はこちらをご覧ください。
【Limeポート導入インタビュー】&Here TOKYO UENO:
マンション事業からホテル事業へ参入。モビリティ導入の背景とは
https://east-manicure-208.notion.site/1-Lime-21c90c27299580f9b3ccd2a1667340c6
7.「Lime」ポートの設置について
Limeポートの設置にあたっては、不動産オーナー側で特別な管理業務や運用作業を行う必要はありません。ポート運営に関わる実務は、すべてLime側が担います。
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ポートの管理・保守はLimeが全面サポート
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Limeスタッフが巡回し、車両の整理・点検を実施
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バッテリー交換や車両入れ替えなどの運用作業もLimeが担当
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ポート周辺の見栄えが乱れている場合も、スタッフが速やかに整備
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不具合のある車両はその場で回収し、安全に配慮して運用
オーナー側は 「スペースを提供するだけで良い」というシンプルな形で導入が可能です。施設や敷地の負担を増やさず、遊休スペースを活かしながら地域の移動インフラに貢献できる点が、多くのオーナーに支持されています。
<Limeポート設置の主なメリット>
① 遊休スペースの収益化
狭小スペースでも導入でき、維持管理の負担が少ない。
② 利用者への利便性向上
移動の選択肢が増え、施設全体の満足度を高める。
③ インバウンド対応に強い
海外で普及しているLimeは、訪日客にとって“使い慣れた手段”。
④ サステナビリティへの貢献
脱炭素社会に向け、環境配慮型のモビリティ導入が可能。
<設置に関するお問い合わせ>
Limeポートに関するご相談・設置条件の確認・現地調査の希望などは、以下よりお気軽にお問い合わせください。
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メール:japan-port@li.me
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電話:0800-170-5569 (お問い合わせ一次受付窓口)
※音声ガイダンスにて「2」を押下後、「1」または「2」を選択してください
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お問い合わせフォーム:
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScnxLutDVbF-fiuvwOIt-wd2xEN_BwJjeSroIuP6MDP-hXPfg/viewform
■ 「Limeラクモ」について
現在、Limeの国内利用車種のうち7割以上を占めているのが、椅子付き・かご付きの安心設計を備えた電動シートボードです。特に女性や高齢者を中心に、日常の移動手段として幅広い層から支持を集めています。
<名称の由来>
「ラク」は“楽に乗れる”“気軽に使える”という特徴を、「モ」は“モビリティ”を意味しており、両者を組み合わせた造語「ラクラクモビリティ」をもとに、より親しみやすく簡潔にした名称として「Limeラクモ」が誕生しました。

■ 「Lime」の利用について
世界有数の電動マイクロモビリティシェアリングサービスで、現在までに世界5大陸・約30カ国で数億回以上の乗車実績があります。日本では、街中に設置されたポート(駐輪場)にある電動マイクロモビリティを、専用のアプリから予約して乗車し、目的地の近くにあるポートに返すことができ、Limeのポートであればどこでも返却が可能です。
2024年8月より日本でのサービスを開始し、主に座って乗れる電動シートボード「Limeラクモ」を通じて都市部の短距離移動に新しい選択肢を提案しています。Limeのミッション「電動マイクロモビリティを公共交通手段として発展させ、カーボンフリーでサステナブルな未来をつくること」のもと、自家用車に代わる次世代のクリーンな移動手段の選択を促進しています。
【アプリのダウンロードはこちら】
Apple Store
https://apps.apple.com/jp/app/lime-ridegreen/id1199780189
Google Play
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.limebike&hl=ja&pli=1
■ Limeの安全・安心への取り組み
Limeは、最先端の技術、安全教育の充実、ライダーへのインセンティブ制度を組み合わせることで、世界最高水準の安全性と信頼性を誇るマイクロモビリティサービスを実現しています。グローバル展開を強みに数億回以上の全世界の利用データを活用し、各地域の規制やデータを基に独自設計・開発を行い、随時アップグレードを実施しています。自社で企画から車両開発までを一貫して行うことで、より高い安全性と信頼性を確保しています。
・取り組み詳細はこちら:https://www.li.me/ja-jp/why/safety
1) 包括的な安全教育 & ファースト・ライド・アカデミー
初めて利用する際には、アプリ内で安全教育プログラム を受講し、事前テストに全問正解することで乗車が可能になります。また、初心者向けの実地講習 「ファースト・ライド・アカデミー」も随時開催しており、安全な走行方法を実践的に学べる機会を提供しています。
2) ヘルメットセルフィ制度
ヘルメット着用を推奨するため、Limeでは独自の「ヘルメットセルフィ」機能 を導入しています。乗車前にヘルメットを着用した写真をアプリでアップロードすると、都度の通常料金から10%割引を受けることができます(LimePassは対象外)。
3) 自社開発の車両 & 継続的なアップグレード
Limeでは 自社で車両を設計・製造し、各国の規制や実際の利用データを基に、より安全で安定した走行ができるように 頻繁なアップグレードを行っています。
4) 充実した保険制度
Limeでは、万が一の事故に備え、自賠責保険および対物・対人賠償保険を提供し、利用者が安心してサービスを利用できる環境を整えています。ご詳細はこちら。
5) ビーコン設置による駐車制御
すべてのLimeポートにビーコンを設置し、指定場所以外への駐車を防止。駐車違反に関する苦情件数を大幅に削減しました。
6) ジオフェンシング制御の拡大
首都高速道路出入口や主要観光地周辺など14か所にジオフェンシングを導入し、誤進入をシステムで未然に防止しています。詳細はこちら。
◾️Limeについて
会社名:Lime株式会社 (英語表記 Lime, K.K)
代表者:日本カントリーマネージャー兼アジアパシフィック
地域統括責任者 テリー・サイ
所在地:〒105-0001 東京都港区虎ノ門4丁目3番1号
城山トラストタワー9階
東京赤坂法律事務所・外国法共同事務所内
設立:2019年8月15日
事業:電動モビリティのシェアリングサービス

※PDFプレスリリースのダウンロードはこちら

