ゼロから挑む、“体験する酒蔵”と“女性創業蔵元”の誕生― ユネスコ無形文化遺産「伝統的酒造り」を未来へつなぐ ―「雪と里山醸造所」2025年冬、新潟・十日町に開業

雪国の自然を丸ごと味わう──五感で体験する新潟発のクラフトサケ文化拠点

公益社団法人 新潟県観光協会のプレスリリース

雪と里山醸造所(新潟県十日町市松之山/代表 デュケット智美)は、日本酒を“文化体験”として世界へ発信する新たな観光酒蔵「雪と里山醸造所(Snow Satoyama Sake)」を2025年冬に開業、2026年春にグランドオープンいたします。

「持続可能な地域づくり」「地域循環」を軸に、酒造りと文化発信の拠点を十日町市松之山地区の里山に新設します。世襲・二次創業・M&Aではなく、蔵をゼロから立ち上げ、海外輸出制限付き日本酒製造免許も取得。今週(2025年10月28日付)新潟県酒造組合への正式加入も認められ、新潟県の90蔵目の酒蔵としても注目される新たな挑戦です。

また、現存する文献や資料を確認する限り、女性が初代蔵元として新規に清酒製造免許(輸出制限付き)を取得し創業した例は、日本初の可能性が高い(事業継承・二次創業を除く/自社調べ)。太古から続く日本酒文化に新たな風が吹き込まれることが期待されています。

さらにこの挑戦は、先日の高市総裁が日本史上初の女性総理大臣に就任したことに続き、デュケットが掲げる「ジェンダーや生まれ育ちに関係なく、誰もが活躍できる社会」の実現が近づいていることを示すものであり、酒蔵の取り組みを通じて日本女性のさらなる社会進出にも貢献したいと考えています。

事業内容は、業務用・一般小売向けの酒造りに加え、クラフトサケ(副原料を使用した日本酒製造技術を活かしたSAKE、どぶろく)、酒蔵ガイド育成講座、酒造り体験の提供など多岐にわたります。棚田の米、山菜、雪解け水など地域の恵みを活かした“体験型の酒蔵”です。

また、試作段階から注目を集める「松之山産 無農薬ハーブ」や「ふきのとう」仕込みのクラフトサケは、国内ミシュラン星付きレストランで高い評価を受け、2025年9月末にはBBCでも取り上げられ、国内外から関心が高まっています。

■「飲む酒」から「体験する酒」へ ― 世界が注目する新たな文化体験 

日本酒は2024年、ユネスコ無形文化遺産として「伝統的酒造り」が登録され、世界的な関心が高まっています。雪と里山醸造所は、その文化を“体験”として伝える場を目指します。

SAKEや食文化に加え、十日町の着物文化、燕三条のものづくり、加茂の組子、五泉の絹など、日本酒にまつわる新潟の文化を総合的に体験いただきます。

麹・どぶろく・クラフトサケの仕込み体験、棚田での米作り、里山のトレイルウォークなど自然と一体になれるプログラムを提供。棚田米や雪解け水、山菜などの恵みを活かし、「五感で味わう酒造り」を提案します。

また、栄養士・日本酒学講師でもあるデュケットによる、食と酒のマリアージュ講座(座学+テイスティング)も実施し、日本酒の楽しみ方を深く学ぶ機会を提供します。

 ■雪国の自然とともに ― サステナブルな酒造り 

環境負荷を抑えた少量仕込みを中心に、棚田の無農薬・減農薬米を使用します。
酒造りの熱源にはCO₂を排出しない自然エネルギー100%を提供する電力会社と提携し、発電寄付などを通じ地域の再エネ循環にも貢献します。さらに、十日町産バイオマス、雪室などの自然エネルギーも活用し、「自然と共生する酒造り」を実現します。

 ■ペアリングのための一杯 ― “食と響き合う酒”の設計 

試作段階から話題のホーリーバジル仕込みクラフトサケは、ミシュラン星付きレストランのシェフやソムリエから高く評価されています。

日本酒を「食を引き立てる文化の一部」と再定義し、国内外の料理人と連携したマリアージュ提案を進めています。デュケットは世界的評価の高いワイン・スピリッツ教育機関 WSET Level 3(テイスティング最優秀成績)保持者であり、栄養士・利酒師としての専門性も活かし、世界のミシュラン星付き・ゴ・エ・ミヨ掲載店のシェフとのペアリング企画も多数実施してきました。

この取り組みは2025年9月末にBBCで特集放映され、世界から注目を集めています。

 ■今後の展開 

2025年冬の試作期間を経て、2026年年初にクラウドファンディングを開始予定。2026年春のグランドオープン後は、クラフトサケ製造と滞在型SAKEツーリズムを本格展開します。

「仕込み・伝える・味わう・学ぶ」が一体となった国際的文化拠点を目指すとともに、理念に共感し“文化を伝えるパートナー”となるレストラン・企業向けのオリジナルサケ製造も予定しています。

 ■創設者プロフィール 

デュケット 智美(Tomomi Duquette)

新潟市中央区古町本町出身。2013年より世界15ヵ国以上のメンバーと酒造り・米作りを通じた国際交流を実施。2024 Mrs SAKE JAPAN グランプリ受賞。
国内外の国際映像祭で12冠受賞歴を持ち、映像作品を通じた文化発信も行う。カナダ、オランダ、英国、香港、中国などで勤務経験があり、通訳も務める。

Niigata Sake Lovers代表 / (株)CONNECT JAPAN Inbound Solutions 代表取締役。
2025年、雪国・里山を舞台に「SAKEを文化として新潟の魅力を世界へ届ける」ことを志し、清酒製造免許(輸出のみ)及びその他醸造酒製造免許を取得し雪と里山醸造所を創設。

資格・講座
・Japan Sake and Shochu Academy 2022(日本酒造組合中央会)
・OXFORDセミナー TESOL 英会話講師
・WSET Level 3 in SAKE(テイスティング Distinction)
・SSI 唎酒師・日本酒学講師(日英)
・栄養士(新潟県 栄養士名簿登録番号 第10383号)


 【酒蔵概要】 

名称:雪と里山醸造所(Snow Satoyama Sake)
所在地:新潟県十日町市松之山黒倉1880-1
Instagramhttps://www.instagram.com/snow_satoyama/

 【お問い合わせ】 

雪と里山醸造所
Email:info@snow-satoyama.com
Tel:090-4366-2767
広報担当:代表 デュケット智美

デュケット SNSアカウント
Facebook:https://www.facebook.com/tomomi.duqette 
Instagram:https://www.instagram.com/tomomi.sake/ 

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