露天風呂までの経路を電気柵で遮断。自動ドアも手動に替え、万が一の際、お客様と社員を守るため安全面を強化
合資会社 親湯温泉のプレスリリース

長野県茅野市にある温泉宿「創業大正十五年 蓼科 親湯温泉(以下「親湯温泉」)」を経営する合資会社親湯温泉(本社:長野県茅野市、代表取締役:柳澤幸輝)は同宿にて、電気柵の設置及び自動ドアを手動に切り替えるなど、熊からお客様を守る安全対策を講じたことを発表いたします。

【概要・背景】
【今年の漢字にも選ばれるほど世間を賑わす熊】
※当館では、これまでに熊の被害及び目撃情報はございません。
今年の漢字に熊が選ばれるなど、昨今、熊による被害が連日報道されております。中には、露天風呂を清掃中のスタッフが熊に襲われるなど、旅館業界にとってとてもショッキングなニュースもありました。また、自動ドアを通り抜けてスーパーに入り込むなど、本来便利な機能が危険を呼ぶ可能性すらでてきました。こういった事例を受け、当館ではこれまでに熊の被害や目撃情報はないものの、未然に防ぐ安全対策として、露天風呂エリア全体を囲う形で、熊の侵入を防ぐ電気柵を設置いたしました。同時に自動ドアに関しても安全面から手動ドアに切り替える工事を行いました。冬の始まりではありますが、冬眠しない熊なども話題となっているため、この時期の導入は決して遅くないと考えております。

【ニホンカモシカを熊と勘違いするケースも】
親湯温泉のある八ヶ岳山麓は、自然豊かな場所です。ニホンカモシカやシカの目撃情報はあるものの、当館周辺にて熊の被害や目撃情報はこれまでに報告されておりません。しかし、連日の熊に関する報道や自然豊かな場所=熊というイメージから、熊の出没を心配されるお客様も少なくありません。今までニホンカモシカを見て、喜ぶお客様も多かったのですが、今年は熊と勘違いされる方もいらっしゃいました。そういったお客様のお声も考慮し、今回の安全策を講じました。自然豊かな環境において、電気柵の導入には懸念もありましたが、今回導入した電気柵メーカー「未来のアグリ株式会社」によると、「国際的な安全規格に準拠しており、熊が柵の中に入るのを防止する効果があると同時に、万一他の動物や人が触ってしまっても身体への損傷や死亡することなどはない」とのことです。


【時代に応じた安全対策をいち早く】
弊社では以前より、安全対策に力を入れて参りました。コロナ禍に至っては独自の「衛生消毒プログラム」を2020年6月に導入。また最近ではトコジラミを未然に防ぐ予防装置「Valpas」を、東日本の宿泊施設として初めて導入するなど、時代に応じた安全対策をいち早く講じて参りました。(※熊対策同様、未然防止のために、導入をしております。当館にてトコジラミが発見されたことはございません。)今回も熊の目撃情報や被害が出る前の未然防止のために、安全対策を導入しました。今後もお客様に安心してご滞在いただけるよう、そして万一の時にお客様や社員を守れるよう安全・安心のための対策を行って参ります。
安全対策を講じた施設について

蓼科山の大自然の中、3万冊の蔵書ラウンジで大人の寛ぎを愉しめるおこもり宿。縁ある文人たちをイメージした客室を新設するなど、来年迎える100周年に向け、進化し続けている。渓流や渓谷を臨む5つの絶景露天風呂や女性専用のプラネタリウム岩盤浴もこの宿ならでは。お食事は、個室レストランで気兼ねなく堪能できる。



【今後の展開】
弊社は、来年創業100年を迎えます。それに伴い、本館である「創業大正十五年 蓼科 親湯温泉」が100周年になる2026年に向け10年前より、「100周年カウントダウンプロジェクト」を実施しております。このプロジェクトでは毎年館内リニューアルなどのイベントを行い、100周年を生まれ変わった親湯温泉として迎えるものです。

「100周年カウントダウンプロジェクト」
・2016年 姉妹館として諏訪湖畔に「萃sui-諏訪湖」が誕生
・2017年 大浴場直結の渓流沿い露天風呂がオープン
・2018年 個室レストランと3万冊の蔵書ラウンジ&バーを新設
・2019年 全客室をリニューアル
・2020年 坪庭のある客室に露天風呂を新設
・2021年 館内ショップがリニューアルオープン
・2022年 姉妹館の「上諏訪温泉しんゆ」がリニューアルオープン
・2023年 プラネタリウム岩盤浴を新設
・2024年 夕映えの間、リラクゼーションルームを新設
・2026年 6月に100周年を迎える
【姉妹館情報】

神秘なる諏訪湖に心癒される宿
上諏訪温泉しんゆ
2024年全館のリニューアルが完成。諏訪湖畔に佇む温かいおもてなしと癒しの宿。車椅子のまま入れる貸切温泉風呂などユニバーサルデザインも導入した快適に過ごせる館内です。

寛ぎの諏訪の湯宿 萃sui-諏訪湖
全8室全てに露天風呂が付いた寛ぎの宿。屋上の展望露天風呂からは諏訪湖と湯船が一体になったかのようなインフィニティな景色が広がる。

【合資会社 親湯温泉】
長野県の蓼科と上諏訪で3つの温泉宿を経営。本館の「蓼科 親湯温泉」は大正15年創業の温泉宿。2019年4月に100周年カウントダウンプロジェクトの一環として明治、大正、昭和期の蓼科の軌跡を残すべく、当時この地区の文化の中心であった姿を表現した全館リニューアルを敢行。また姉妹館として2016年6月に「萃sui-諏訪湖」が諏訪湖畔にオープン、隣にある「上諏訪温泉しんゆ」は2024年に客室「山神」を改装、全館リニューアルが完成しました。

