2026年1月17日(土)– 3月7日(土)
株式会社ぬかがのプレスリリース
KOTARO NUKAGA(天王洲)では、2026年1月17日(土)から3月7日(土)まで、森本啓太による個展「what we told ourselves」を開催します。
森本は、現代の都市生活のワンシーンを象徴的な光のコントラストと共に描き、特別な物語に昇華させるアーティスト。2025年、金沢21世紀美術館やコペンハーゲンのKunsthal nで個展を開催したほか、ユナイテッドアローズ社とのコラボクリエイティブやビューティー&ユース ユナイテッドアローズとのコラボアイテム発表でも大きな話題となりました。2026年3月にはArt Basel Hong Kongへの出品も予定されており、国際的な評価が高まり続けています。
開催概要
会期: 2026年1月17日(土)– 3月7日(土)
開廊時間: 11:30 – 18:00(火 – 土)
※日月祝休廊
オープニングレセプション:
2026年1月17日(土)16:00 – 18:00
※森本啓太が在廊
会場: KOTARO NUKAGA(天王洲)
〒140-0002 東京都品川区東品川1-32-8 TERRADA Art Complex II 1F
展覧会の見どころ
(1) 見過ごされた日常の一瞬を特別な物語へと昇華させる新作大型ペインティング
バロック絵画や20世紀初頭のアメリカン・リアリズムを参照しつつ制作を続ける森本啓太は、街灯やネオンサイン、自動販売機といった人工光を強い明暗法で描き出した作品で広く知られています。
誰もが見覚えがあるようなありふれた風景を、光と影の対比によってドラマチックな物語の一瞬に昇華させる作風は、多くの鑑賞者の共感を呼んでいます。
本展では、KOTARO NUKAGA(天王洲)のスペースを活かし、500号や300号といった大型作品を含めた15点以上のペインティングを展示いたします。
(2) 森本作品の世界に没入できるインスタレーション
本展では、ペインティングに加え、森本が初めて挑戦するインスタレーションを展示します。暗闇にぽつりと灯る自販機と、そこに佇む人。森本絵画の世界を現実世界に拡張したような展示空間で、没入的な鑑賞体験をぜひお楽しみください。
(3)東京で約2年ぶりとなる大規模個展
本展は、森本が2023年夏に六本木で開催された個展「A Little Closer」以来、約2年半ぶりに東京で開かれる大規模個展です。描かれる人物との距離を縮めることにより親密な空気感を描き出した前回の展示から、森本の視線は再び街角へと向けられ、名もなき場所を現代社会の複雑さが交錯する舞台へと変容させます。
森本の軌跡を、ぜひこの機会にご高覧ください。
(4) 会場ではユナイテッドアローズ社とのコラボグッズも販売
本展では、森本啓太と「ビューティー&ユース ユナイテッドアローズ」がコラボレーションしたグッズも販売します。本グッズは2025年6月から10月まで開催された金沢21世紀美術館「アペルト19 森本啓太 what has escaped us」個展に合わせて制作・販売されたものです。
ぜひこの機会にお手に取ってご検討ください。
キャップ(ホワイト・ブラック) 各5,500円(税込)
公衆電話をモチーフにしたプリントワッペン付き6パネルキャップ。フロントには個展タイトルを公衆電話のグリーンカラーで刺繍。被りはやや深めにし、幅広い方にフィットしやすい形です。
トートバッグ(ホワイト・ブラック) 各7,150円(税込)
作品を切り抜いて縫い付けたようなポケットが特徴のトートバッグ。切りっぱなしの仕様が経年変化を楽しませてくれます。マチのないフラットな形はさまざまなスタイルに馴染みます。
折り畳み傘(晴雨兼用) 5,500円(税込)
傘の内側に作品を大胆にプリント。傘袋にも同様のデザインを施し、雨の日もアートを楽しめる仕様にしました。
マグネット 1,210円(税込)
森本の作品に登場する公衆電話から着想を得て、テレホンカードのデザインを落とし込んだマグネット。アートを身近に楽しんでほしいという森本の願いも込められています。
書き下ろしイラストがプリントされたパッケージに、4枚セット入り。
*本展ではTシャツの販売は実施しません。
展覧会ステートメント
森本が2025年に個展「what has escaped us」を開催した館でもある、金沢21世紀美術館シニア・キュレーターの野中祐美子氏が本展に寄せたテキストは下記リンクよりご覧いただけます。
森本啓太 プロフィール
1990年大阪生まれ。
2006年にカナダへ移住し、2012年オンタリオ州立芸術 大学(現・OCAD大学)を卒業。 カナダで活動したのち、2021年日本に帰国。現在は東京を拠点としている。バロック絵画や20世紀初頭のアメリカン・リアリズム、そして古典的な風俗画の技法やテーマに強い関心をもち学んできた森本は、これらの伝統を参照し、ありきたりな現代の都市生活のワンシーンを特別な物語へと変貌させる。象徴的に「光」を描くことによって、その神聖で普遍的な性質を消費文化の厳しい現実と融合させ、歴史のもつ深みと現代的な複雑さが共鳴する作品を生み出している。 森本の作品は、トロント・カナダ現代美術館、K11 MUSEA、宝龍美術館、Art Gallery of Peterborough、The Power Plant Contemporary Art Gallery、フォートウェイン美術館などで展示されてきた。他にコレクションとして、 滋賀県立美術館、アーツ前橋、ハイ美術館(アメリカ)、Fondazione Sandretto Re Rebaudengo(イタリア)、マイアミ現代美術館(アメリカ)がある。