日本フレスコボール協会、東洋大学大学院・井上慎也氏のフレスコボールに関する研究が『Asian Association for Sport Management 国際学会』で発表されたことをお知らせ。

2025年8月に台湾・台北で開かれた同学会にて発表。テーマは「スポーツ団体の“環境への考え方”は、選手の行動を変えるのか?―フレスコボールを通じて見えた環境配慮行動の広がり―」。

一般社団法人日本フレスコボール協会のプレスリリース

コミュニケーションデザインスポーツ”フレスコボール”の国内での普及活動を行っている一般社団法人日本フレスコボール協会(以下、JFBA、代表理事 窪島剣璽)は、東洋大学大学院・井上慎也氏のフレスコボールに関する研究が『Asian Association for Sport Management 国際学会』で発表されたことをお知らせいたします。

ブラジル発祥のビーチスポーツ・フレスコボールが、国内の大学院における学会研究テーマとして採用されたことは初めてのこと。井上氏は、選手として『JBG®F千葉フレスコボールジャパンオープン2022』で男子6位に入ったことも。選手目線で競技を見つめてきたからこその研究テーマともいえます。研究発表の概要等は、以下のとおりとなります。

■研究発表の概要

調査は2024年11月から12月にかけて実施され、全国のフレスコボール競技者88名から回答を得ました。参加者を、JFBAが掲げる環境保全の理念を「知っている人」と「知らない人」に分けて分析した結果、以下の点が明らかになりました。

理念を認識している競技者は、「環境問題への関心が高い」「フレスコボールへの愛着が強い」「競技についてポジティブな口コミを周囲に発信しやすい」。さらに、理念を知っている競技者では、「環境への関心」「スポーツへの愛着」「仲間意識」これらが相互に作用し、「ごみを減らす」「自然を傷つけない」といった具体的な環境配慮行動を後押ししていることが確認されました。一方で、理念を知らない競技者の場合、環境への関心は行動につながるものの、スポーツへの愛着や仲間意識が十分に活かされていない傾向が見られました。

■スポーツ団体が果たす役割と今後の可能性

本研究結果は、スポーツ団体が環境への考え方を単に掲げるだけでなく、参加者に分かりやすく伝え、共有することが、選手一人ひとりの主体的な行動変容につながることを示しています。またスポーツを通じた持続可能な社会づくりに向けた重要な示唆を与えるものです。

自然環境と密接に関わるアウトドアスポーツであるフレスコボールは、競技そのものを通じて環境保全の価値を体感し、広げていく大きな可能性を持っています。JFBAは今後も競技の普及とともに、環境と共生するスポーツ文化の発信に積極的に取り組んでまいります。

■”コミュニケーションデザインスポーツ” フレスコボールとは?
フレスコボールは、ブラジルのリオデジャネイロ発祥のビーチスポーツです。1945年にリオ・デ・ジャネイロのコパカバーナビーチで考案され、現在は世界各地のビーチで親しまれるようになっています。フレスコボールの最大の特徴は、向かい合う2人が競い合うのではなく、協力してラリーを続ける採点競技という点。競技時間は5分間、7mの距離を保って試合を行います。協力してラリーを続ける様子から「思いやりのスポーツ」とも言われています。JFBAでは、国際的なルール統一に向けてリオフレスコボール連盟(FEFERJ)と世界初の国際組織『UAFI』設立に向けて2025年10月に基本合意。世界のフレスコボール界を一つにする動きを進めています。国内では、28の公認地域クラブと6の公認学生団体が登録されています。

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