サステナブル ホテルブランドの 「ビヨンド グリーン」、加盟ホテルの2025年の成果発表

Preferred Travel Groupのプレスリリース

サステナブルトラベルを推進する革新的なリーダーのグローバルコミュニティであるビヨンド グリーン(Beyond Green)は、2025年を業界との連携強化、活動の拡大、そして加盟ホテル全体での測定可能な成果とともに締めくくりました。昨年、ビヨンド グリーンはイギリス発の非営利団体Travel Foundation のグローバルキャンペーン「Where Next?」で主要パートナーを務め、気候変動や公平性に関する国際的な議論の中で、その役割をいっそう深めました。また、コンサルティングの体制を整え、加盟ホテルを世界各地で拡大。各加盟ホテルでは、生態系の再生や文化遺産の保護など、環境と社会への具体的な取り組みを進め、ラグジュアリーホテルが持続可能で公平な旅行の未来づくりに貢献できることを体現し続けました。

ビヨンド グリーンは、加盟ホテルのリーダーシップ事例やホスピタリティ業界の視点を共有し、ブラジルで開催された COP30 の場で発表された「観光の気候移行に向けたグローバル行動アジェンダ」の策定に貢献することができました。今後、この取り組みを基盤に、当社のニーナ・ボイズは業界リーダーと共に「Where Next?」キャンペーンのアドバイザリーボードに参加し、加盟ホテルの声を国際議論に反映しながら、実行段階へ進める次のフェーズに携わります。

「観光業が気候変動に対応するためには、協力して行動することが不可欠です。」とビヨンド グリーン副社長のニーナ・ボイズは述べています。「ビヨンド グリーンはこの世界的なキャンペーンに参加し、加盟ホテルが地域や目的地でホスピタリティを通じて気候対策を進めている事例を紹介できることを誇りに思います。旅行者もその取り組みに一緒に参加できるようにしていきます。」

2025年、ビヨンド グリーンはブランドを進化させ、加盟ホテルのネットワークに加えてBeyond Green Consultingサービスを正式に統合しました。これにより、デスティネーション、ホスピタリティ企業、政府、関連団体に対し、コンサルティングサービスを通じて持続可能な観光戦略を支援する体制が強化されました。ニーナ・ボイズのリーダーシップのもと、Beyond Green Consultingは宿泊施設にとどまらず、施設内の体験の提案、ストーリーテリング、人と地域に利益をもたらす仕組みづくりなど、戦略的なガイダンスを提供しています。

ビヨンド グリーンは昨年、都市型ホテル向けの独自基準を新たに策定し、運営実態や可能性をより的確に評価できるようにしました。2025年には20軒以上の新しいホテルが加盟し、環境保全の推進、文化遺産の継承、地域コミュニティの支援といった取り組みを通じて、ブランド全体のインパクトを高めています。ハイライトは以下の通りです:

  • カーサ・ディ・ランガ (Casa di Langa) イタリア、チェッレート・ランゲ

イタリア・アルプスの麓にある Casa di Langa は、敷地内のトリュフの森に10個の養蜂箱を設置し、地元の養蜂家と協力して生物多様性を高めています。ピエモンテ在来種のミツバチを迎えたことで、森や果樹園、庭、ブドウ畑の受粉が進み、野花の再生や土壌の改善につながっています。敷地内のコンポストは現在、必要な土壌栄養の約15%をまかなっており、再生型ランドスケープの取り組みが進行中です。今後は、養蜂をゲスト向けの学びや料理体験に取り入れ、レストランでも自家製ハチミツを提供する予定です。こうした活動は、環境への効果を生み出しながら、ゲスト体験も豊かにできることを示しています。

  • イン・バイ・ザ・シー (Inn By The Sea) アメリカ、メイン州、ケープエリザベス

メイン州の美しい海岸にある イン・バイ・ザ・シーは、地域の生態系保護と廃棄物削減に取り組んでいます。2025年には、近隣のソーラーファームから電力を調達し、100%再生可能エネルギーに切り替えることで、年間の CO₂ 排出を約5,800 kg 削減しました。ガラス製ボトルの導入で、年間約24,000本の使い捨てプラスチックを削減し、堆肥化により約27,000 kgの廃棄物を埋立から回避しています。さらに「植樹プログラム」では年間約6,000本の木を植え、成熟後には最大 約14,000 kg の CO₂ を吸収すると見込まれています。地域への貢献としては、寄付、ボランティア、教育活動などを通じて年間約26万9千ドルを拠出し、人と環境の両方に配慮したホスピタリティを実践しています。

  • ポスト・ランチ・イン (Post Ranch Inn)アメリカ、カリフォルニア州、ビッグサー

ビッグサーの断崖にあるPost Ranch Innは、再生型農業やオーガニック農場との提携を拡大し、地域と環境への取り組みを強化しました。300種類以上の在来野菜やハーブを育てる生産者との連携に加え、Regenerative Californiaの「 “Regenerate 68!” Farm」とは約4. 86ヘクタールの農地をホテルと地元レストランのために開発しています。今年からは、その初収穫がレストラン「Sierra Mar」のメニューに使われ始め、より豊かな味わいを提供しながら、土壌の再生や生物多様性の保全、カリフォルニア中部沿岸の持続可能な食の仕組みにも貢献します。これらの取り組みは、持続可能な農業への投資が環境に良い影響を与えるだけでなく、ゲスト体験も向上させることを示しています。

ピチョーラ湖のほとりにある「ザ・リーラ・パレス・ウダイプル」では、2025年に「The Ingredient Trail」を導入し、文化と環境を守る取り組みを強化しました。このプログラムでは、ゲストが地元の農家や伝統料理、旬の食材に触れながら、環境に配慮した食材調達や地域の食文化を学べます。ガイド付きの採取体験や屋外クッキングのあとには、その日の収穫を使った特別メニューを屋外で楽しむことができ、地域の自然や文化をより深く味わえる内容です。こうした活動を通じて、ホテルは文化交流を促し、ラジャスタンの伝統を未来につないでいます。

  • ザ・パームズ・ホテル&スパ (The Palms Hotel & Spa) アメリカ、フロリダ州、マイアミビーチ

ビーチフロントにある「ザ・パームス ホテル&スパ」では、2010年から続くサステナビリティプログラム「Inspired by Nature」を通じて、環境への取り組みを進めてきました。2025年には、廃棄物削減やリサイクルをさらに強化し、再利用できる木製キーカード2,500枚の導入や、使い捨てスプーン35,000本の削減、リサイクルによるガラス瓶11,000本以上の再資源化など、具体的な成果を上げています。また、2024年末に始めたコンポストプログラムでは、約37,194 kg以上の生ごみを堆肥化し、土壌の再生やメタン排出の削減に貢献しています。こうした取り組みを通じて、ホテルは環境への負荷を抑えつつ、地域の環境意識を高め、自然に寄り添うホスピタリティをマイアミビーチで実践しています。

  • ザ・ランチ・アット・ラグナビーチ (The Ranch at Laguna Beach) アメリカ、カリフォルニア州、ラグナビーチ

南カリフォルニアの海沿いの谷にある「ザ・ランチ・アット・ラグナビーチ」は、地域の生態系保護と廃棄物削減に取り組みながら、サステナブルな滞在を提供しています。今年は、約9,000 kg の食品廃棄物を堆肥化し、メタン排出を防ぎつつ、ホテルのガーデンの土づくりに活用しました。木製ルームキーへの切り替えで約4万枚のプラスチックカードを削減し、「Bottles to Bunkers」プログラムでは、11万6,000本以上のガラス瓶を再利用し、砂58トン分(ダンプトラック約4台分) としてゴルフ場のバンカーに活用しています。館内の給水ステーションによって15万本以上の使い捨てプラスチックボトルを削減し、アルミ缶への切り替えでさらに14万1,600本の削減も実現。ホテル外でも「Adopt a Channel Program」を通じて 約385kg の海洋ごみを回収し、地域の海岸とコミュニティの保全にも貢献しています。

ニューメキシコ州とコロラド州の州境に広がるこの施設は、約55万エーカー(約2228平方キロメートル/東京都の約1.1倍)の広大な土地を持ち、在来種のリオグランデ・カットスロートトラウト(マスの一種)の復元で大きな成果を上げています。2025年には、米国魚類野生生物局の支援を受けて河川復元プロジェクトを完了し、コスティーヤ流域で魚の移動を妨げていた人工障壁の1つを撤去しました。残る4つも今後数年で撤去される予定です。老朽化した地中の埋められていた管を自然の川底に近い形に作り替えたことで、川の流れがつながり、トラウトが自由に行き来できるようになりました。この取り組みは、2016年から進めている「本来の生息域の中で最大の個体群を復元する」という長期目標を支えるもので、現在は、春に産卵のため上流へ長距離を移動するなど、本来の回遊行動が戻ってきており、定住している個体も一年を通して健全に生息しています。このプロジェクトは、ベルメホが大規模な自然再生に取り組み、在来種の生態系に貢献していることを示しています。

ビヨンド グリーンは、旅行者がより直感的に、心に響くサステナブルなホテル体験を見つけ、予約できる仕組みを提供しています。加盟ホテルは、国際的な観光基準や国連の持続可能な開発目標(SDGs)に沿った100項目以上の厳しいサステナビリティ基準による審査を受けています。2026年に向けて ビヨンド グリーンは、コンサルティング分野での提携をさらに拡大し、気候対策や公平性に関する業界全体の取り組みをリードするとともに、世界中の加盟ホテルが測定可能な成果を上げられるよう支援していくことで、より持続可能な未来の旅を形づくるというブランドの使命を強化していきます。

Casa di Langa
Inn By The Sea
Post Ranch Inn
The Leela Palace Udaipur
The Palms Hotel & Spa
The Ranch at Laguna Beach
Vermejo a Ted Turner Reserve

ビヨンド グリーンについて

ビヨンド グリーンは、持続可能な旅を推進する世界の革新的なリーダーたちによるグローバルコミュニティです。プリファード トラベル グループが運営する同ブランドは、厳格な基準で選定されたホテル、リゾート、ロッジ、ユニークな宿泊施設を集めた「ビヨンド グリーン ホテルズ (Beyond Green Hotels)」と、デスティネーションやホスピタリティブランド、理念を共有する組織に対して戦略的アドバイザリーを提供する「ビヨンド グリーン コンサルティング (Beyond Green Consulting)」で構成されています。ビヨンド グリーン ホテルズは国連の持続可能な開発目標(SDGs)や世界的なベストプラクティスに沿った100以上の指標で評価され、コンサルティングでは観光地やホスピタリティブランド、理念を共有する組織に向けて、サステナビリティ戦略の構築、ブランドストーリーの強化、そして心に残る旅行体験の設計を支援する戦略的アドバイザリーサービスを提供しています。大胆なリーダーシップ、協力、学び合いの文化を育てることで、ビヨンド グリーンは旅行者と関係者が、人にも地球にも良い選択ができるよう支えています。

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