北海道鶴居村、アドベンチャートラベル発表会を開催

~景観を守り、自然と共生する観光の未来を全国に発信~

北海道鶴居村のプレスリリース

 北海道鶴居村(村長:大石正行)は、令和8年2月5日<つるいへGO!>(木)、TOKYO FMホール(東京都千代田区)にて、鶴居村が進めるアドベンチャートラベルの新たな取り組みや、官民連携プロジェクトを発表する「鶴居村 稼げる観光へ-アドベンチャートラベル発表会-」を開催します。

 釧路湿原国立公園を抱く鶴居村は、昨年、村内の景観と自然環境が、大規模太陽光発電施設(メガソーラー)建設計画によって脅かされる局面がありました。村はこの状況を重く受け止め、地域の景観と自然価値を守るため、対象となった民有地を購入するという大きな判断を行った地域として全国的に注目されました。村は、地域の景観と自然を守るという強い意思を示し、土地の保全に向けて動き出しました。

 本発表会では、この“景観を守る覚悟”を基盤としながら、自然と地域の文化を活かしたアドベンチャートラベルを軸に、「自然と共生する観光」の未来像を提示します。

●発表会の主な見どころ

① 地域全体で「稼ぐ仕組み」、ストーリーのあるオリジナルプログラムを発表

自然と人の営みをつなぐプログラムで構成。宿泊、飲食、ガイドなど複数の地元産業を連動させ、地元総力戦で、自然を守りながら地域経済を活性化するモデルを提示。

② 鶴居村認定ガイド制度

圧倒的な自然と動物の知識で、アドベンチャートラベルの最高峰アラスカもガイドする安藤誠氏。世界中から指名がかかる安藤氏のガイドは、リピーター率70%であり、一生の思い出となる旅になるといわれている安藤氏の講演。

③ 企業 × 自治体 による官民連携

鶴居村のアドベンチャートラベルは、官民連携で進めてきました。日本航空株式会社(JAL)、西武トラベル株式会社、株式会社大塚商会、エステー株式会社、株式会社ゴールドウイン、國學院大学学生が登壇し、鶴居村とのタイアップを紹介します。

●開催概要

名称: 北海道鶴居村 稼げる観光へ -アドベンチャートラベル発表会-
日時: 令和8年2月5日(木)13:30~17:00(13:00受付開始)
会場: TOKYO FMホール(東京都千代田区麹町1-7 エフエムセンター2F)
主催: 北海道鶴居村  後援: 環境省、観光庁、北海道庁

※本発表会は、報道関係者に限らず、観光・地域づくり・アドベンチャートラベルに関心のある一般の方も参加可能です。以下の専用フォームよりお申し込みください。

https://www.harp.lg.jp/SksJuminWeb/EntryForm?id=7pBUoALg

<本件に関する報道関係お問い合わせ先>

鶴居村企画財政課 和田 彰

電話番号:0154-64-2112 Email:akira_wada@vill.tsurui.lg.jp 

内閣府地方創生支援官 内場 裕子

電話番号:080-6545-5875 Email:hiroko.uchiba.a6k@cas.go.jp

●プログラム

【第1部 13:25~14:45】

13:25 鶴居村の自然と希少動物の映像上映

13:30 開会挨拶(鶴居村村長 大石正行)

13:45 「地域を元気にする 上質なツーリズム」

    (環境省釧路自然環境事務所 所長 岡野隆宏)

13:55 「ツーリズムの変遷と世界の潮流 -地球温暖化、人口減少という人類が直面する二大

     課題に対する観光のゲームチェンジ-」

    (國學院大学観光まちづくり学部 教授 井門隆夫)

14:05 「鶴居村発!!認定ガイド制度」

    (北海道アウトドアガイド マスターガイド 安藤誠)

14:35 「鶴居村発!!本格的なアドベンチャートラベルプログラム発表」

    (北海道アドベンチャートラベル協議会 事務局長 菊地敏孝)

【第2部 15:00~16:35】

15:00  音楽演奏 指揮:石川征太郎 ヴァイオリン:成田達輝

15:30  地方創生支援官からの説明

15:35  日本航空株式会社(JAL)

     「”鶴”がつなぐご縁から生まれた、新たなアウトドア体験へ」

15:45  西武トラベル株式会社

     「公園と地域が共に歩む新しい利用モデル」

15:55  株式会社大塚商会

     「スマートグラスで広がる“伝わるガイド”の未来」

16:05  エステー株式会社

     「日本一きれいな空気でつくる上質な香りの旅」

16:15  株式会社ゴールドウイン

     「日本の国立公園を舞台としたアドベンチャートラベル」

16:25  國學院大学 観光まちづくり学部4年有志

     「つるい攻略本」の作成-鶴居村での体験を通して

●開催背景

国の特別天然記念物タンチョウの飛来地である北海道鶴居村は、日本最大の湿原である釧路湿原を中心に、湿原景観・野生動物・清らかな水・酪農文化といった、世界的にも稀少な自然資源が共存する地域であり、世界中からバードウォッチャーや写真家が訪れる地域です。

ところが、昨年、村の景観と自然が、大規模太陽光発電所(メガソーラー)建設を進める動きによって脅かされる局面がありました。鶴居村は、全国的にも珍しい、民有地購入により開発計画を回避し、「自然と共に生きる村」としての責任を改めて明確にしました。これは、鶴居村が加盟する「日本で最も美しい村連合」の理念でもある“失ったら二度と取り戻せない日本の景観・自然を守りつつ、最も美しい村としての自立を目指す運動”にも該当します。

今回のアドベンチャートラベル発表会は、景観・自然を守る決断をした村が、その景観・自然を未来の産業へと昇華する第一歩となる取り組みです。

●鶴居村が目指す未来

村が景観を守るために下した大きな決断は、「自然と向き合いながら生きる村」としての原点回帰であり、未来宣言でもあります。

すなわち、

· 自然を守る意思を示し、

· 自然と人の営みが共存する“鶴居村らしい観光”を育て、

· 持続可能な地域モデルをつくる。

アドベンチャートラベルは、その象徴的な一歩です。湿原とともに歩んできた村が、景観・自然を破壊する危機を乗り越え、景観を守り抜き、未来に向けて“自然と共生する観光”を世界に提示する意義ある発表会となります。

●アドベンチャートラベルとは

アドベンチャートラベルというと、高度なアクティビティ体験をするのが旅の目的だと思われがちですが、そうではなく、「自然体験」と「地元の人との交流(異文化交流)」を通じて、その土地の本質的な価値を旅人が深く味わうスタイルの観光です。

鶴居村のアドベンチャートラベルは、

· 旅の前半は、湿原の大自然をトレッキングで体感し、

· 旅の後半は、その恵みを受けて暮らす酪農ら地元の人々と出会う

という、“自然”と“人の営み”をつなぐプログラム構成が特徴です。

プログラム第1部 13:55–14:05

ツーリズムの変遷と世界潮流

(國學院大学観光まちづくり学部 井門隆夫教授の資料より抜粋)

地球温暖化と人口減少という人類が直面する二大課題を背景に、観光のあり方そのものを転換する「観光のゲームチェンジ」の必要がある。従来の観光は、人口増加と経済成長を前提とした「遊興」や大量消費型のマスツーリズムとして発展してきたが、1970年代以降約50年続いた観光バブルは終焉を迎え、目的地不問のレジャー型観光は縮小している。

一方2020年以降は、自分自身の成長や心身のケアを目的とする「自己投資・ケア型観光」が拡大している。観光の目的も娯楽から、地方への人の流れを生み出す「人口還流」へと変化し、関係人口の創出を起点に、リピート観光、滞在型観光、副業、二地域居住、移住へとつながる広義の観光が、地方創生の重要な手段として位置づけられている。

こうした新しい観光の中核にあるのが、地域住民が主体となるコミュニティ・ベースド・ツーリズムである。エコツーリズムやアドベンチャートラベルなどは、地域の自然環境・産業・文化・生活そのものを観光資源と捉える考え方に基づき、観光客を「お客様」ではなく、地域と関係性を築く「短期滞在型住民」として迎えることを重視する。世界的にも、顧客基準から地域基準へと価値軸が移行し、財務的成果より社会的インパクトが重視されるようになっている。

持続可能な観光の実現には、資本や意思決定を域外に依存せず、地域が主体となって観光を設計・運営する体制が不可欠である。その実践基盤として、DMC(観光地域づくり法人)による地域全体のマネジメントの重要性が示され、観光を通じて農業や生態系、地域文化を守りながら新たな需要を創出することこそが、真の地方創生につながる。

プログラム第2部 15:00-15:30

音楽演奏 指揮:

石川征太郎(いしかわ せいたろう)

世界的に活躍する指揮者・音楽家である石川征太郎氏は、鶴居村の自然と風土に深く魅了され、移住を決意されました。そのご縁から、今回、特別に音楽演奏を披露いただくこととなりました。

1985年生まれ、東京都出身。東京藝術大学音楽学部指揮科を卒業後、ドイツ・ロベルト・シューマン音楽大学デュッセルドルフ指揮科を修了、同大学院修了。藝大卒業時にアカンサス音楽賞を受賞。2011、2012年度ロームミュージックファンデーション奨学生。2015年ドイツ大学オーケストラ指揮者コンクール・セミファイナリスト、国際リヒャルト・ワーグナー協会奨学生。2016年第1回フェリックス・メンデルスゾーン国際指揮者コンクール第2位を受賞した。

レパートリーはバロックから現代音楽まで幅広く、特に新作初演や現代作品への取り組みに定評があり、若手作曲家からの信頼も厚い。2006年から2016年まで武生国際音楽祭(音楽監督:細川俊夫)に毎年出演し、指揮者・ピアニストとして活躍。2009年より演奏会シリーズ「東京私的演奏協会」を主宰した。

2015年には日韓国交正常化50周年記念コンサート(ソウル・アーツ・センター)にて、日韓プロ奏者による史上初の合同オーケストラを指揮。2018年にはハンブルク州立歌劇場でペーター・ルジツカ作曲の新作オペラ《ベンヤミン》副指揮を務め、世界初演に貢献した。故ゲルハルト・ボッセの後任として神戸市室内管弦楽団の定期演奏会などを指揮し、国内外の主要オーケストラと共演を重ねている。

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