物部川からの風と家族の力で、天高く!「第50回 三世代交流新正凧あげ大会」開催【イベントレポート】

世代を超え、親子で体感できるものべがわエリアの50年続く伝統行事!

一般社団法人物部川DMO協議会のプレスリリース

新春の風物詩といえば「凧あげ」ですが、香南市では50年の歴史を誇る凧あげ大会が行われています。子ども達が手作りした凧をあげて、その安定感や高さ、デザインなどを競う大会となっています。実際に観覧してみると子ども以上に大人が大興奮!見ている人も凧をあげてみたくなる面白さがそこにありました!

土佐凧の聖地で凧あげ

高知県には古くから伝わる郷土凧「土佐凧」があります。和紙の中でも丈夫といわれる土佐和紙を使って、泥絵の具を使って武者や金太郎などの図柄を描き、形は角を上にした正方形なのが特長。戦国時代には空中から攻撃するための武器として使われていましたが、江戸時代からは子どもが産まれたことを祝う行事に使われるものとなり、めでたさの象徴となりました。近年は凧をあげて祝う光景は見られなくなりましたが、香南市の野市町と香我美町には土佐凧保存会があり、その魅力を後世に伝えようと各地で凧あげ大会を開催。香南市は、まさに高知を代表する凧あげの聖地なのです!

今回取材した「三世代交流新正凧あげ大会」は、凧あげを通じて世代を超えた交流を育もうと、青少年育成香南市民会議、野市町土佐凧保存同好会、香南市高齢者クラブ連合会が毎年開催しているイベントです。50回目となる今大会には、市内外から園児〜中学3年生までの約30名が参加しました。

受付を行う参加者。市内外から参加者が来ていました。
開会式では香南市長や主催団体から子ども達へ激励のメッセージが贈られました。
当日の風を踏まえて凧の対策やあげ方をアドバイスする野市町土佐凧保存同好会会長・木下洋一さん
いよいよ凧あげ大会のスタートです!

物部川からの風によって凧は大空へ!

凧あげ大会は、ゼッケンを着けた子ども達が約30分間にわたって凧をあげ続け、審査が行われます。凧は市販のものではなく、子ども自身が手作りしたものに限られており、個性豊かな凧が勢揃いしていました。

自慢の凧を掲げる参加者
真剣に審査を行う審査員

審査は野市町土佐凧保存同好会をはじめとする関係者によって行われます。審査基準となるのは高さだけでなく、風を受けても安定しているかどうか、凧に描かれているデザインはどうか、あがるように努力しているかどうかなど多岐にわたり、すべての子ども達に入賞できるチャンスがあります!

風に乗ってどんどん上昇する凧。親子で力を合わせてコントロールします

この日は例年にない強風に見舞われて大会は大混戦!強風によって凧が暴れ回ったり、風に乗りきれない凧が続出。一方、上手く風をつかんだ凧は十数メートルまで上昇しますが、今度は子どもの力だけではコントロールが難しくなり、大人もサポート。家族による総力戦と相成りました。

強風にコントロールを奪われて大暴れする凧。何とかしようと大人も必死です!
凧を風に乗せるため親子で息を合わせます
高くあがった凧を大人も子どもも嬉しそうに眺めます
悠々とあがる凧を眺める時間に癒やされます
この日は冷え込みましたが子どもは風の子!みんな走り回って元気いっぱい!
苦戦する参加者には同好会のメンバーがコツを伝授。こうした交流も大会の魅力です

審査終了後は表彰式が行われました。トロフィーをもらえた入賞者はもちろんのこと、どの参加者も凧を高くあげることができ、誇らしげな表情でした。

名前を呼ばれ、嬉しそうにトロフィーを受け取りに行く参加者
大会が始まって早々から十数メートルまで凧を上昇させた男の子。おめでとう!

名物イベント「とばし」とは?

空からのとばしではありませんでしたが、風で舞うカードをつかもうと子ども達は大興奮!
子ども達に、空高くあがる大凧を見せてあげようと最後までご尽力されていた同好会の方々

本大会では凧あげの他にも名物イベントがあります。それが「とばし」です。

野市町土佐凧保存同好会のみなさんが空高くあげた大凧から景品付きカードをばらまき、地上でキャッチするというもので、子どもから大人まで多くの人が毎年楽しみしています。

しかし、今年は強風のため大凧をあげるのは危険と判断。地上からばらまくことになりました。来年は開催できると良いですね!

毎年2月開催「旧正凧揚げ大会」にも注目!

土佐凧の聖地・香南市では、本大会以外にも凧の恒例イベントがあります。

中でも、野市町土佐凧保存会が毎年2月の旧正月の時期に開催している「旧正凧揚げ大会」は要注目!なんと通常の大凧よりさらに大きな大凧が登場します!

こちらも空にあがるかどうかはその日の天候次第ということですが、保存会のみなさんの勇姿を応援するだけでも熱くなれそうです!

また、旧正凧揚げ大会でも「とばし」が行われるそうです。大人も子どももぜひご参加を!

この日も中型トラックの荷台に凧とは思えないほど大きな凧が乗っていましたが、旧正凧揚げ大会ではさらに大きな凧が登場するそうです。ぜひ見てみたい!

■開催概要

イベント名:第50回 三世代交流新正凧あげ大会

開催日:2026年1月11日(日)

開催場所:野市ふれあい広場

問い合わせ:電話0887-50-3022(青少年育成香南市民会議事務局 生涯学習課)

▷観光博ものべすとでは、伝統と新しい感性が出会う芸術祭”アートクロッシングものべ”を開催。伝統工芸の土佐凧や土佐凧をモチーフにした作品を商店街に展示しました。

一般社団法人物部川DMO協議会

高知県南国市・香南市・香美市広域の観光地域づくりを推進するDMOです。連続テレビ小説「あんぱん」放送をきっかけに開催している観光博ものべすとの事務局となっています。3世代で楽しめる観光情報の発信やイベント・キャンペーン等を続々開催しています。

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