「選手の命を絶対に守り抜く」という学生運営陣の覚悟で、オリエンテーリング大会初「ココヘリ」全選手必携に_筑波大学主催「第45回筑波大大会 Day2」

競技の自由度と強固な安全体制を両立させる「安全の新たなスタンダード」構築へ(2026年3月29日・山梨県富士吉田市)

AUTHENTIC JAPAN株式会社のプレスリリース

山や海での行方不明者の位置を特定する捜索サービス「ココヘリ」を運営するAUTHENTIC JAPAN株式会社(本社:福岡市中央区、代表取締役社長:久我 一総 以下、当社)は、2026年3月29日(日)に山梨県富士吉田市で開催される、筑波大学体育会オリエンテーリング部主催「第45回筑波大大会 Day2(ミドルディスタンス競技)」において、安全対策としてココヘリが採用され、オリエンテーリング大会で初めて全選手のココヘリ発信機携行が必須化されたことをお知らせします。

本大会Day2では、安全対策強化のため全ての競技者にココヘリ発信機の携行が義務付けられ、万が一の際には専用受信機による捜索で、迅速な位置特定を行う体制を整えます。

昨年の未帰還事案を受け、主催の学生運営陣が安全対策を見直し。「全員携行」を明文化

オリエンテーリングは、地図とコンパスを頼りに自らルートを選択して走破する競技特性から、参加者が分散し、山間部では目撃者不在になりやすい局面があります。大会運営においては、競技性と両立しながら、万一に備えた実効性ある安全対策が求められます。

こうした中、昨年、国内大会において未帰還者が発生し、約2週間にわたり捜索が続く事態となりました。筑波大学体育会オリエンテーリング部は、この事案を受けて主催大会における安全対策を検討し、参加者の安全確保を目的として本大会Day2において全選手に『ココヘリ』発信機の携行を義務付ける運用(ココヘリ必携)を決定し、大会要項に明記しました。

また、公益社団法人日本オリエンテーリング協会(JOA)が2026年2月5日に公表した「2025 年度全日本オリエンテーリング選手権大会ミドルディスタンス競技部門における遭難死亡事故報告書」では、オリエンテーリングの競技特性として、以下の整理がされています。

・体力的要求の厳しいスポーツであること

・予測できない危険が多いこと

・単独行動であり観客がいないこと

・事故現場への交通手段、連絡手段が限られること

同報告書には、熟練した競技者であってもミスが起こり得る前提に立ち、地図表記範囲外への逸脱を含むリスクに備え、競技者との連絡手段や位置把握の手段を「簡便性・実効性・経済性」と大会ごとのリスク分析を踏まえて検討する必要がある、と記載されています。

本大会Day2では、こうした論点も踏まえ、主催者が運用として「全競技者の携行」を明文化し、万一の際の捜索を前提とした体制を組むことで、位置特定の実効性を高める狙いがあります。

主催者:筑波大学体育会オリエンテーリング部 コメント

筑波大学体育会オリエンテーリング部 本大会役員 川勝 健太さん(2023 年度入学)

学生主体の運営陣として、「選手の命を絶対に守り抜く」という強い覚悟のもと、オリエンテーリング界初となるココヘリ全選手必携を決断しました。昨年の痛ましい事案を教訓とし、私たちが先陣を切って「安全の新たなスタンダード」を構築しなければなりません。競技の自由度と強固な安全体制を両立させるこの画期的な取り組みが、今後の大会運営のモデルケースとなり、誰もが安心して大自然に挑戦できる未来を創り出す第一歩になると確信しています。

ココヘリ導入の概要(大会要項より)

・対象:第45回筑波大大会 Day2(ミドルディスタンス競技)の全クラス/全競技者

・方式:発信機携行(大会運営・捜索体制のもとで運用)

大会概要

大会名:第45回 筑波大大会 Day2(ミドルディスタンス競技)

開催日:2026年3月29日(日)

主催/主管:筑波大学体育会オリエンテーリング部

開催地:山梨県富士吉田市

会場:富士北麓公園(山梨県富士吉田市上吉田立石5000)

■「ココヘリ」とは

国内で唯一へリで山岳遭難者を捜索できる会員制の「民間へリ捜索サービス」です。山小屋などの民間組織による救助活動費用や公的機関の捜索打ち切り後に実施される民間の捜索費用を保険金としてお支払いする「山岳保険」に対して、「ココヘリ」は捜索サービスとして遭難者の生存率をあげることができます。

「ココヘリ」は発信機の電波とヘリ・ドローンを利用することで、従来の”目視での捜索”と比べ捜索時間を大幅に短縮し、「ここにいる」という0mの距離まで遭難者の位置を特定。捜索時間を長期化させないことが特徴です。

ココヘリ会員にそれぞれ専用の発信機を貸与し、会員は必ず発信機を身に着けて登山を行います。遭難事故発生時には、登山計画書にある山域をめがけてヘリを飛ばす準備を進めます。ヘリ・ドローンに受信機を搭載し、会員が身に着ける発信機と「直接通信」することで、スマートフォンが通信圏外の山域地帯でも迅速な捜索が可能となります。こうした「命を守る」ことへの高い性能が登山家に強く支持され、会員数は17万人を超えるまでに達しています。

会社概要

AUTHENTIC JAPAN株式会社

代表取締役社長:久我 一総

本社:福岡県福岡市中央区赤坂1-6-15-4F

URL:https://www.authjapan.com/

事業内容:山岳捜索サービス「ココヘリ」などの展開

代表取締役 久我 一総の略歴

1978年、福岡県福岡市生まれ。西南学院大学文学部外国語学科英語専攻卒業。2002年パナソニックシステムネットワークスに入社し、SCM部門の責任者としてイギリスの子会社へ出向。10年後に帰国し、商品企画部門へ異動。2011年にAUTHENTIC JAPANを立ち上げ、退職。現在に至る。

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