ANA大阪空港、Beacapp Tagで歩行補助具の所在地を可視化し、年間約2,312時間の備品を探す時間を削減

95台の車椅子やベビーカーの所在をiPadでリアルタイムに把握。業務効率化を実現し、創出された時間をお客様対応に活用

株式会社ビーキャップのプレスリリース

屋内位置情報サービス累計導入社数No.1 ※1の「Beacapp Here」を提供する株式会社ビーキャップ(東京都港区、代表取締役社長 岡村 正太、以下「ビーキャップ」)は、ANA大阪空港株式会社(大阪府豊中市、代表取締役社長 白木 亜紀、以下「ANA大阪空港」)にて、歩行補助具の効率的な運搬・管理を目的として、位置情報把握ソリューション「Beacapp Tag」を活用し大阪国際空港内で保有する95台におよぶ歩行補助具の所在をリアルタイムに把握できる体制を整え、年間約2,312時間にのぼる備品捜索の業務を大幅に削減したことをお知らせします。創出された時間をお客様対応に活用することで、サービス品質と業務効率の両立を実現しています。 

※1 東京商工リサーチ調べ「オフィス向けリアルタイム位置情報サービス部門累計導入社数、導入数、ユーザー数」第1位(2025年1月末時点) 

▶︎ ANA大阪空港株式会社の導入事例記事:https://jp.beacapp-here.com/case/ana-osaap/ 

■ 導入の概要:計95台の車椅子・ベビーカー等に小型ビーコン端末を取り付けリアルタイム位置情報を可視化 

レンタル用ベビーカーにビーコン端末を設置
Beacapp Tagで保管場所にある歩行補助具の台数を確認

同社が大阪国際空港内にて保有する車椅子やベビーカーなど計95台の歩行補助具に小型のビーコン端末を取り付け、ターミナル内の保管場所に受信機を設置しました。スタッフが従来より業務時間中に常時持ち歩いているiPadを通じて、保管場所ごとの歩行補助具の配置台数をリアルタイムで把握できるようにしました。 

これにより、無線およびスタッフ自身の移動で対応していた所在確認や配置作業も、スムーズに可視化・共有され、現場全体の運用を支える仕組みとして定着しつつあります。 

■ 導入の効果:年間2,312時間分の業務を削減し、業務効率とサービス品質を両立 

Beacapp Tagの導入により、歩行補助具それぞれの現在地と保管場所ごとの配置数を、スタッフがiPadでリアルタイムに把握できるようになり、これまで1日平均7時間20分かかっていた備品の確認・再配置作業は、1日平均1時間まで大幅に削減されました※2。これは月間では約193時間、年間約2,312時間分に相当します。この新たに捻出した業務時間を、ロビーやゲートでの対応など、直接お客様と向き合う業務に振り向けられるようになりました。 

また、急遽の対応が求められる場面でも、Beacapp Tagで必要な歩行補助具の所在地を即座に確認し、他のスタッフとスムーズに連携できるようになったことで、従来のように無線でやりとりを重ねることなく、速やかにお客様のもとへ届けられる体制が整いました。 

スタッフ間では「Beacapp Tagがある」という安心感が根づき、落ち着いた対応や丁寧なご案内につながっています。導入後に約300名の空港スタッフを対象に行った定性的な社内アンケートでは、約80%の空港スタッフが「お客様からのお困りの声が減ったと実感している」と回答しており、サービス品質の向上にも寄与しています。

※2 導入前の「7時間20分/日」は、備品(歩行補助具等)の所在確認・再配置のための確認時間を20分設定し、これを1日22回実施していたことに基づき算出( 20 分 × 22 回 = 440 分 = 7時間20分)。本取り組みにより、従来「所在確認+再配置」に要していた作業が「再配置」中心の運用となり、作業時間は1日あたり7時間20分から1時間へ短縮された。 

■ 導入の背景:空港内の人流増加に伴うアクセシビリティと現場負荷の改善へ 

ANA大阪空港は、大阪国際空港(伊丹)・神戸空港の2空港を拠点に、ANAグループ便および提携エアラインの空港オペレーションを担っており、大阪国際空港(伊丹)では、車椅子やベビーカーなどの歩行補助具を計95台保有し、空港ターミナル内の複数の場所で貸出・返却を行っています。 

空港では日々、年齢や状況の異なる多様なお客様が行き交い、車椅子・ベビーカー・歩行器など歩行補助具の貸し出しが欠かせません。ニーズは高齢者やお子様連れに限らず、怪我・体調不良・妊娠中など一時的に生じる場合もあります。加えて空港では、ベビーカーや車椅子を搭乗口まで使用できる一方、機内には持ち込めず搭乗口で預ける必要があるため ※3、到着後の受け取りまで空港側の貸出機材が必要になるなど、ターミナル内で補助具が求められる場面が発生しやすい環境です。こうした背景から、公共性の高い旅客施設である空港には、移動の円滑化(アクセシビリティ確保)が求められています ※4。 

一方で、ターミナル施設は広範囲かつフロアが分かれており、利用希望があった際に「必要な補助具が今どこにあるのか」を即時に把握することが難しく、お客様をお待たせしてしまうケースも発生していました。2025年は訪日外客数が4,268万人と過去最高水準で推移するなど ※5 移動需要の回復で空港内の人流が増える中、車いす・ベビーカーなど移動支援の「手配・回収・回送」を滞らせない運用が、サービス品質と現場負荷の両面で重要なテーマになっています。そこで、手作業に頼っていた所在確認・捜索を効率化し、歩行補助具の位置をリアルタイムに可視化するべく、位置情報ソリューションの導入検討を開始しました。 

検討を進める中で、フロアをまたいだ検知が可能であること、使用する端末が小型かつ長寿命設計であること、さらにすでに日常業務でスタッフに浸透しているiPadで操作できることが評価され、2024年12月より「Beacapp Tag」の試験導入を開始、翌年4月より本導入しました。 

この取り組みにより、空港ターミナル内における歩行補助具の円滑な運用体制をより強化し、お子様連れや移動支援ニーズのあるお客様に対して、必要なときに必要な補助具を速やかに提供できるサービス品質の実現を目指します。 

※3 ANA「手荷物について|ベビーカー・車いすをお持ちのお客様」 

※4 国土交通省「公共交通機関の旅客施設に関する 移動等円滑化整備ガイドライン(旅客施設編)」 

※5 日本政府観光局(JNTO)「訪日外客数(2025年12月推計値)」(2026年) 

■ 今後の展望:空港全体で歩行補助具の可視化を目指す 

現在、Beacapp Tagによって歩行補助具の所在を可視化できているのは、ANA大阪空港が担当する大阪国際空港・南ターミナル内に限られています。一方、貸し出した歩行補助具が本来の返却場所とは異なる地点に置かれたり、駐車場や北ターミナルなど、担当エリア外に紛れたりするケースもあります。こうした状況をふまえ、空港全体で歩行補助具の位置を一元的に把握できる環境の整備が、さらなるサービス品質向上につながると考えています。 

今後は、大阪国際空港内でのBeacapp Tagの活用範囲を拡大し、同空港を利用するすべてのお客様に、いつでも・どこでも・必要なときに歩行補助具を提供できる体制の実現を目指します。 

▶︎ ANA大阪空港株式会社の導入事例記事:https://jp.beacapp-here.com/case/ana-osaap/ 

■ Beacapp Tag について 

Beacapp Tagは、ビーコンを活用してモノの所在や利用状況をリアルタイムで可視化する備品管理サービスです。工場・倉庫・空港・病院など、共同利用される備品の位置把握や紛失防止を支援し、現場の業務効率化と安全性向上を実現します。 

▶ 製品サイト: https://jp.beacapp-here.com/factory/

■ 会社概要 

  • 株式会社ビーキャップ(https://jp.beacapp-here.com/corporate/

  • 所在地:東京都港区虎ノ門4-3-1 城山トラストタワー19階 

  • 設立:2018年12月13日 

  • 代表者:代表取締役社長 岡村 正太 

  • 資本金:990万円 

  • 事業内容:現在地見える化ソリューション「Beacapp Here」の開発・販売・運営、ビーコン管理プラットフォーム「Beacapp」の開発・販売・運営、ビーコン・各種センサーを活用したアプリケーション開発およびレポート作成、スマートフォンアプリの提供、ワークプレイスデータの利活用を支援するAI分析ツール「AI WORK ENGINE」の提供 

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