訪日外国人旅行者が訪れる2025年の人気上昇エリアを分析

~2025年 全国市区町村別 インバウンド滞在増加率ランキング1位は、宮城県岩沼市~

株式会社ナビタイムジャパンのプレスリリース

 株式会社ナビタイムジャパン(代表取締役社長:大西 啓介、本社:東京都港区)のNAVITIMEデータ分析チームは、訪日外国人観光客向けのナビゲーションアプリ『Japan Travel by NAVITIME』の利用状況から、2025年の1年間を通じて訪日外国人旅行者の滞在が増加している地域の分析結果を発表いたします。

 ナビタイムジャパンでは、当社が提供する訪日外国人観光客向けナビゲーションアプリの利用データを活用し、旅行者の周遊状況や全国各地でどのよう楽しんでいるのかを明らかにするため、定期的に分析を行っております。インバウンドの長期的なトレンドを把握するため、今回初めて、市区町村別インバウンド滞在増加率の年間分析を行いました。

<分析内容>
・2024年1月~12月と2025年1月~12月を比較し、訪日外国人旅行者の滞在数が増加したエリアを分析
・エリア毎にランキングを作成し、主な滞在スポットを分析

分析対象:ナビタイムジャパンが提供する訪日外国人観光客向けナビゲーションアプリ(『Japan Travel by NAVITIME』)から同意を得て取得したインバウンドGPSデータと属性アンケートを用いて集計しています。

※「滞在」の定義は、30分以上同一1kmメッシュ内で測位が確認された状態です。
※本分析における「地域」は、北海道、東北、関東、北陸、中部、近畿、中国、四国、九州、沖縄エリアの10区分を指します。それぞれについて、以下の都道府県が含まれます。
北海道エリア:北海道
東北エリア:青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県
関東エリア:茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県
北陸エリア:新潟県、富山県、石川県、福井県
中部エリア:長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県
近畿エリア:滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県
中国エリア:鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県
四国エリア:徳島県、香川県、愛媛県、高知県
九州エリア:福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県
沖縄エリア:沖縄県
※ 本分析で取り上げる入国空港については、『Japan Travel by NAVITIME』でそれぞれの旅行期間の初日にはじめてGPS測位が確認された空港を対象としています。そのため、出入国管理統計の内容と必ずしも一致するものではありません。

■分析結果
2025年全国市区町村別インバウンド滞在増加率 総合TOP10

2025年全国市区町村別インバウンド滞在増加率の1位は、宮城県岩沼市(前年比9.33倍)でした。続く2位は沖縄県浦添市(前年比2.55倍)となりました。
トップ10に沖縄県の4市村(2位浦添市、5位北中城村、9位豊見城市、10位南城市)がランクインしました。また、石川県七尾市(前年比2.47倍)が3位となりました。
2025年秋の伸び率で1位だった福岡県八女市が4位に、同秋に6位、夏に10位だった奈良県生駒市も6位にランクインしています。

大型ショッピングモールがランキングを占める一方で、神社や温泉、雪といった日本特有の文化・体験に対する関心が見て取れた1位の宮城県岩沼市、3位の石川県七尾市、7位の北海道美唄市について具体的な滞在エリアや、周遊状況について分析しました。


1位:宮城県岩沼市(9.33倍)

2025年の訪日外国人滞在増加率ランキングの1位は宮城県の岩沼市でした。データから9月、12月に滞在した人が多いことがわかります。岩沼市での滞在エリアを確認すると、金蛇水神社での滞在が多いことが確認できました。隣接する名取市にわたって存在する仙台空港にも滞在が確認されています。
岩沼市の滞在者の入出国空港を確認すると、仙台空港の利用者が過半数を占めることがわかります。
岩沼市によると、「中国や香港、台湾の方は『金運』を大事にしている傾向があり、それもあって金蛇水神社が特に注目されているのかもしれない」とのことです。

岩沼市の滞在者が他に訪れた市区町村を確認すると、東北地方を周遊していることがわかります。岩沼市の周辺では、仙台市を拠点に松島町や山形市の宝珠山立石寺、尾花沢市の銀山温泉を巡っている様子が確認できます。

写真:金蛇水神社(宮城県岩沼市)

3位:石川県七尾市(2.47倍)

七尾市は4月と12月に滞在者数が多い結果となりました。滞在エリアを確認すると、道の駅能登食祭市場・和倉温泉・のとじま水族館での滞在が確認されました。
復興時期と冬の温泉需要が影響していると推測され、七尾市によると、「2024年の能登半島地震の影響で、観光客が激減した。2025年4月からはようやく震災の影響が落ち着いて、営業を再開する旅館があったからではないか。また、特に欧米系の観光客には、能登の自然や風景が人気でウェルネスツーリズムを楽しむために訪れている方もいるようだ」とのことです。

七尾市の滞在者の周遊先を確認すると、東京から大阪を北陸経由で結ぶ観光周遊ルート・レインボールートの沿線を訪れていることがわかります。あわせて滞在したエリアを確認すると、金沢市が最も多く、次いで富山市や高岡市との周遊も確認できました。なお、高岡市では高岡大仏での滞在が確認されました。

写真:和倉温泉総湯(石川県七尾市)

7位:北海道美唄市(2.29倍)

美唄市は12月に滞在者数が多い結果となりました。
入出国空港は、新千歳空港がおよそ半数を占め、羽田空港、成田空港の利用も確認できます。美唄市での滞在エリアを確認すると、Alpen SNOWLAND美唄での滞在が多く確認でき、雪遊びを楽しんでいる様子がうかがえます。
美唄市によると「特に12月にシンガポールからの観光客が非常に多く訪れており、ついでマレーシア、フィリピンからも訪れている」とのことです。

美唄市の滞在者の周遊先を確認すると、札幌市や小樽市、旭川市、富良野市を訪れていることがわかります。富良野市ではスキー場やチーズ工房での滞在が確認できました。
国内線で新千歳空港と羽田、成田空港を移動して東京周辺を観光している様子もうかがえます。

写真:Alpen SNOWLAND美唄(北海道美唄市)

ナビタイムジャパンのNAVITIMEデータ分析チームでは、訪日外国人観光客の動態を明らかにする行動データ分析を通じて、日本各地の様々な魅力の発掘や地域の活性化に貢献できればと考えています。

■2025年全国市区町村別インバウンド滞在増加率 総合TOP10と主な滞在スポット

順位

都道府県

市区町村

増加率

主な滞在スポット

1

宮城県

岩沼市

9.33倍

金蛇水神社

2

沖縄県

浦添市

2.55

サンエー浦添西海岸 PARCO CITY

3

石川県

七尾市

2.47

和倉温泉、道の駅 能登食祭市場、のとじま水族館

4

福岡県

八女市

2.36

八女福島の白壁の町並み

5

沖縄県

北中城村

2.31

イオンモール沖縄ライカム

6

奈良県

生駒市

2.30

生駒山上遊園地

7

北海道

美唄市

2.29

Alpen SNOWLAND 美唄

8

大阪府

箕面市

2.26

勝尾寺、みのおキューズモール

9

沖縄県

豊見城市

2.17

イーアス沖縄豊崎、沖縄アウトレットモールあしびなー

10

沖縄県

南城市

2.11

おきなわワールド、奥武島、斎場御嶽

■2025年エリア別インバウンド滞在増加率 1位まとめ

(全ランキングは添付画像にてご確認ください)

●NAVITIMEデータ分析チームについて

ナビタイムジャパンの移動データ事業部データ分析チームでは、道路交通や公共交通、国内観光や訪日外国人について、移動に関する各種ビッグデータを活用した分析を行っています。

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●写真提供(順不同、敬称略)

・金蛇水神社:金蛇水神社

・和倉温泉総湯:和倉温泉観光協会

・Alpen SNOWLAND 美唄:株式会社アルペン(Alpen SNOWLAND 美唄)

●「インバウンドGPS」データについて

「インバウンドGPS」データとは、ナビタイムジャパンが提供する訪日外国人観光客向けナビゲーションアプリ『Japan Travel by NAVITIME』にてユーザーの同意を得て取得された、訪日外国人観光客の移動に関するデータです。

「NAVITIME」「インバウンドGPS」は、株式会社ナビタイムジャパンの商標または登録商標です。

その他、記載されている会社名や商品名等は、各社の商標又は登録商標です。

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