コーヒー、お茶に続く次のカルチャーを嬉野から全国へ。1,000年以上続く日本の発酵文化をドリンクとして解釈。3月7日〜30日はPOPUPイベントも開催
株式会社MISOVATIONのプレスリリース
株式会社MISOVATION(本社:東京都中央区、代表取締役:斉藤悠斗、以下 MISOVATION)は、日本古来の発酵食品である味噌を、片手で楽しめる発酵ドリンクとして食事の外でも楽しめるかたちへ再設計した「味噌湯(みそゆ)」を開発しました。2026年3月7日(土)より佐賀県嬉野市の老舗温泉旅館「和多屋別荘」にて提供を開始します。併せて、3月7日(土)〜3月30日(月)の期間、ローンチを記念したPOPUPイベントを同地にて実施します。今回の嬉野でのローンチを起点に、今後は全国展開を目指してまいります。
味噌湯(みそゆ)とは
コーヒーのように、片手で味わう新しい味噌汁。それが味噌湯です。
かつお節、まぐろ節、昆布、焼き椎茸など国産の厳選原料を使用した出汁に、日本各地の老舗味噌蔵がつくるプレミアムな味噌を合わせました。具材はあえて入れず、塩分を適切にコントロールすることで、紙コップで片手のままドリンクとして飲める設計にしています。
土地、原料、麹、製法。日本各地の蔵が生み出す個性を飲み比べる「発酵のテイスティング体験」として、味噌の地域多様性をそのまま味わえることも、味噌湯ならではの魅力です。
ラインナップ
味噌湯 佐賀有機白味噌
創業120年以上の歴史を持つ佐賀市の「丸秀醤油」が手がけた、こだわりの有機米味噌を使用しています。佐賀市の有機認証農園で収穫された有機大豆と有機米、長崎県五島沖の自然海塩だけを用い、1年以上かけて天然醸造でじっくりと熟成させた無添加味噌です。最大の特徴は、大豆の約2倍というたっぷりの米麹を使用している点にあります。塩分も約10.5%と控えめに仕上げられており、口に含んだ瞬間に広がる米麹由来のやさしい甘みと強い旨みが、出汁の香りをさらに引き立てる贅沢でやさしい味わいの一杯です。
味噌湯 佐賀玄米味噌
創業190年を誇る佐賀県の老舗酢蔵「サガ・ビネガー」が、長年培った麹造りの技術を活かして仕込んだ玄米味噌を使用しています。契約農家が丹精込めて育てた佐賀県産の減農薬玄米による生麹、佐賀県産大豆「フクユタカ」、香川県産の讃岐塩のみを原料とし、180日以上じっくりと時間をかけて発酵・熟成。熱殺菌や添加物、酒精を一切使用していないため、酵母や乳酸菌が生きたままの自然な状態のお味噌です。玄米特有の香ばしい風味と深いコクに加え、まるでコーンスープのような穀物由来の甘味も感じられ、さっぱりとした味わいをお楽しみいただけます。厳選された出汁と奥深く溶け合う、スッキリとした飲み口の一杯です。
概要
商品名:味噌湯(佐賀有機白味噌 / 佐賀玄米味噌)
価格:各540円(税込)
提供場所:和多屋別荘(佐賀県嬉野市)
展開期間:2026年3月7日(土)〜(常設提供)
POPUPイベント期間:2026年3月7日(土)〜3月30日(月)
開発背景:味噌汁を、もう一度カルチャーへ。
コーヒーはかつて、食事とは切り離された「一杯の文化」として日本に根付きました。カップを片手に街を歩くスタイルが当たり前になり、喫茶文化はカルチャーへと昇華しました。そして今、そのカフェカルチャーの潮流はコーヒーからお茶へと動き始めています。
では、次は何か。私たちは、味噌汁だと考えています。
日本には約1,200の味噌蔵が存在すると言われています。しかしその多くは知られることなく、年々廃業が続いています。味噌は1,000年以上の歴史を持ち、地域の気候・原料・水・発酵技術が織りなす「発酵のテロワール」として、各地の食文化を支えてきた文化資産です。それが今、失われようとしています。
かつて味噌汁は日本人のソウルフードでしたが、近年の食文化の多様化や自炊機会の減少、和食の登場頻度の低下とともに、味噌汁の喫食機会も減っています。
味噌汁は私たちにとってありふれた存在になりすぎた。だからこそ、言葉を変え、形を変え、もう一度カルチャーにする必要がある。コーヒーが休憩・社交・思考の時間に嗜まれるように、移動中、仕事の合間、イベント空間など、食事の外のあらゆるシーンに味噌汁を持ち出すことで、日本の発酵文化に新しい接点をつくる。それが味噌湯の出発点です。
将来的には全国での展開、また新幹線や飛行機での提供も視野に入れ、味噌汁が「飲み物として当たり前にある」カルチャーの実現を目指し、日本発のカフェブランドとして展開を広げていきます。
なぜ佐賀・嬉野から発信するのか
佐賀県は大豆の収穫量が全国3位(※)。その中でも嬉野は、江戸時代から長崎街道を行き交う旅人に親しまれてきた温泉地であり、旅館の朝食や街の食卓に温泉湯豆腐が根付くなど、大豆の文化を地域の暮らしとともに育ててきた土地です。
大豆を育て、豆腐をつくり、そして味噌へ。同じ大豆から生まれる発酵文化の次の章を、この嬉野から発信したいと考えています。私たちが「大豆ガストロノミーの聖地」と位置づけるこの土地だからこそ、味噌湯のローンチにふさわしい場所だと確信しています。
舞台となる和多屋別荘は、「ティーツーリズム」を通じて嬉野茶の新しい文化を発信し続けてきた場所です。お茶がカルチャーへと昇華したように、味噌汁もまた新しい文化へ。その意志を込めて、この地をローンチの起点としました。
※令和5年産、農林水産省『作物統計』より
株式会社和多屋別荘 代表取締役 小原嘉元氏のコメント
日本の伝統的な食文化「味噌」。その味噌や作り手の味噌蔵とともに、新しい価値の創造に挑戦しているのが、MISOVATIONの斉藤代表です。私たちはそのビジョンに深く共感し、弊社のインキュベーション施設であるOICに入居していただきました。
嬉野はお茶の産地として知られていますが、味噌の産業が抱える課題は、お茶の産業とも多くの共通点を持っています。大量消費型の市場は縮小しつつある一方で、文化資本としての価値を再発見し、高付加価値へと転換していく可能性が広がっています。
MISOVATIONが手がける「味噌湯」は、その可能性を見事に形にした一杯です。地域の発酵蔵と丁寧に向き合いながら、嬉野という土地の文脈に根ざし、新しいカルチャーを共に創造していく。
かつてコーヒーがカフェ文化を生み出したように、味噌湯は発酵文化への新しい入口となるかもしれません。その挑戦を、この嬉野という土地から共に発信できることを、私たちはとても嬉しく思います。
株式会社MISOVATION 代表取締役 斉藤悠斗のコメント
味噌は日本人にとって最も身近でありながら、身近すぎるゆえにその本来の価値が今の日本で正しく伝わっていない。世界で味噌がMISOとして注目されつつあり、成長市場になり得るポテンシャルがある中、日本各地の味噌蔵の廃業を目の当たりにし、そのような課題感を感じてきました。
かつて衰退産業であったうれしの茶を、1杯の価値を1万円までに復活させた和多屋別荘様とともに味噌の本来価値を改めて定義したとき、見えてきたのは、1,000年以上の歴史に裏付けされたおいしさ、豊富な栄養と機能性、植物性でサステナブルな素材としての可能性、そして地域ごとに異なる個性とその多様性でした。それらを表現するために、味噌を最も美味しく味わえる料理である味噌汁を、コーヒーやお茶と同じように、ドリンクとして再定義したものが味噌湯です。
2025年6月より和多屋別荘内のインキュベーション施設OICに拠点を構え、地域の味噌生産者を何度も訪ね、ようやくこの度、この一杯をお届けできます。味噌湯を通じて、発酵文化の奥深さと地域の多様性を、より多くの人の日常へ届けていきたいと思います。
株式会社MISOVATIONについて
会社名:株式会社MISOVATION
所在地:東京都中央区日本橋3-1-3 xBridge-Global
代表者:代表取締役 斉藤悠斗
設立:2021年3月
事業内容:伝統食品の高付加価値化および流通DX
「日本の食×テクノロジーで世界を健康にする」をビジョンに掲げるフードテックベンチャーです。国内市場が縮小傾向にある中、グローバルなヘルスケア市場で高いポテンシャルを持つ「味噌」に着目。大豆発酵技術を活用した完全栄養食などの「高付加価値商品の開発」と、サブスクリプションモデルを通じて地域に眠る少量多品種の味噌を個々の消費者ニーズに合わせて届ける「流通のDX」を事業の両輪として推進しています。既存の大量流通には乗りにくい伝統的な蔵元の商品を、現代のライフスタイルに合わせて再定義し、地域に根付く伝統産業における持続可能な経済モデルの構築を目指しています。
<受賞・採択実績>
・JAアクセラレーター第3期 優秀賞
・JR東日本スタートアッププログラム2025 採択
・経済産業省主催「J-StarX」第1期 採択
・ICCサミット KYOTO 2022 D2C&サブスクカタパルト 入賞
・日経クロストレンド「未来の市場をつくる100社【2024年版】」 選出
・2024年Forbes JAPAN「NEXT 100」選出
・フードテックテックグランプリ2025 特別賞受賞
<代表プロフィール>
1994年生まれ。宮崎県出身。栄養士。東京農業大学 応用生物科学部にて分子栄養学やうま味の臨界期に関する研究に従事。大学卒業後、カゴメ株式会社、株式会社リクルートキャリア(現・株式会社リクルート)にて勤務。重度の認知症を患った祖父の介護経験から「平均寿命と健康寿命の10年の差」に課題を感じ、味噌の機能性を通じた健康へのイノベーションを目指して2021年に株式会社MISOVATIONを創業。Forbes JAPAN「NEXT100」選出。