〜「ごみ」を「サステナブルな思い出」に昇華させるリサイクルガラス製品や海洋ごみアート体験を提供〜
東急不動産株式会社のプレスリリース
東急不動産株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:星野 浩明)の子会社であるPacific Islands Development Corporation(本社:パラオ共和国、President:丹下 慎也、以下「東急不動産グループ」)が運営する「パラオ パシフィック リゾート」(以下「本リゾート」)は、パラオ共和国コロール州政府(州知事:Eyos Rudimch)、及び同州リサイクルセンターと、地域におけるサーキュラーエコノミーの実現に向けた包括的連携協定(MOU)を締結したことをお知らせいたします。本MOUに基づき、リゾート内で消費されたガラス瓶を、同州が運営するリサイクルセンターと連携してアップサイクルした「オリジナルフラワーベース」を販売開始いたします。
さらに、沖縄を拠点とする「TRUE BLUE(トゥルーブルー)」との新たなパートナーシップにより、海洋ごみをアート作品に生まれ変わらせる新たなワークショップも2026年3月20日よりスタート。官民連携と企業連携の二つのアプローチで、サステナブルなリゾート体験を拡充します。これらは、2025年12月に開業した「ルーク ネイチャーセンター」が提供する、旅を通じた環境体験コンテンツの新たな取り組みとなります。
President 丹下慎也、Eyos Rudimchコロール州知事、パラオ共和国コロール州政府廃棄物コンサルタント 藤勝雄氏
■ 官民連携によるサーキュラーエコノミーの本格始動
東急不動産グループは、長期ビジョン「GROUP VISION 2030」で掲げる「ネイチャーポジティブの実現」に向け、本リゾートをリゾート事業におけるフラッグシップ・プロジェクトと位置付けています。
2025年12月に開業したパラオの生物多様性を楽しみながら学ぶ「ルーク ネイチャーセンター」を拠点に、宿泊体験を「自然を再生する活動」へと昇華させるサステナブル・ツーリズムを推進してまいりました。
(ご参考:2025年12月12日配信「ルーク ネイチャーセンター」開業リリース
https://www.tokyu-land.co.jp/news/uploads/0774e000afe1bccbd6cc26f85af2797127526cc4.pdf )
ネイチャーセンター開業から3カ月、これまでリゾート内で実践してきた資源循環の取り組みをさらに加速させ、地域全体へと発展させるため、この度のMOU締結に至りました。本連携は、単なる廃棄物処理に留まらず、リサイクルを通じて新たな価値を創出し、観光客には環境問題への意識を高めるユニークな体験を提供する、先進的なサーキュラーエコノミーのモデル構築を目指すものです。
■ 連携第一弾:旅の記憶を閉じ込める、リサイクルガラスのフラワーベースと手作り体験
MOU締結後の最初のサステナビリティ活動の体現プロジェクトとして、リゾート内で使用されたガラス瓶から生まれたオリジナルフラワーベースを発売します。
パラオの海と森を映したデザイン
一つ一つ手作りされたガラスは、世界複合遺産にも登録されたパラオの豊かな熱帯雨林と透き通る海をイメージした「Be the Blue Be the Green」がコンセプト。旅の風景や感動を持ち帰り、ご自宅でもパラオの自然を感じていただけます。
世界に一つの宝物を作る「ハンギングネット編み体験」
ルーク ネイチャーセンターでは、このフラワーベースを飾るためのハンギングネットを手作りするワークショップも開催します。自然素材の紐を使い、自分だけのアレンジを加えることで、世界に一つだけの特別な思い出の品が完成します。
【商品概要】
商品名: Palau Pacific Resort Recycle Glass Vase
販売場所: ミラド ギフトショップ
【プログラム概要】
プログラム名: マイ・フラワーベースを彩る ハンギングネット編み体験
開催場所: ルーク ネイチャーセンター
所要時間: 約60分
開始日: 2026年3月20日
■ 新たなパートナーシップで体験を拡充 ― 海洋ごみアップサイクル・ワークショップ開始
ガラス瓶のリサイクルに加え、深刻化する海洋ごみ問題にもアプローチします。沖縄を拠点に世界の海で回収した海洋プラスチックごみをアクセサリーやアート作品へと生まれ変わらせる活動を行う「TRUE BLUE」と連携し、パラオの海洋ごみを使ったアップサイクル・ワークショップ新たに開始します。パラオの海岸で回収したプラスチック片などを使い、旅の思い出を形にするアクセサリー作りを通じて、楽しみながら海洋環境問題について考えるきっかけを提供します。
【プログラム概要】
プログラム名: Upcycling Workshop -Ocean Plastic Accessory-
開催場所: ルーク ネイチャーセンター
所要時間: 約90分
開始日: 2026年3月20日
■ これまでの取組みと今後の展望
本リゾートでは、MOU締結に先立ち、ホテルで提供したコロナビール瓶をリサイクルしたビアグラスを製作し、ビアガーデンで利用する取り組みを2025年夏より開始しています。
今回のMOU締結と新たなパートナーシップを契機に、ガラスや海洋ごみに留まらず、食品廃棄物など様々な資源の循環にも取り組みを広げていく計画です。パラオの美しく豊かな自然を守りたいという想いを形にした体験を継続的に提供することで、「サステナブル・ツーリズム」を推進してまいります。
■ 関係者コメント
丹下 慎也(Pacific Islands Development Corporation President)
「『ルーク ネイチャーセンター』の開設から3カ月、このように地域と一体となった具体的なアクションを発表できることを大変嬉しく思います。本リゾートでの滞在が、パラオの自然の素晴らしさを体感するだけでなく、その保全に直接貢献できるユニークな体験となるよう、今後もコロール州との連携を深め、サステナブル・ツーリズムの新たな価値を創造してまいります。」
藤 勝雄(パラオ共和国コロール州政府廃棄物コンサルタント)
「リゾートから出るガラス瓶が、私たちの手によって美しい工芸品に生まれ変わる。このプロセスは、地域に新たな誇りと雇用を生み出します。観光客の皆様が、このフラワーベースを手に取ることで、資源循環の大切さを感じてくだされば、これほど嬉しいことはありません。今後も技術を磨き、連携を強化していきたいです。」
玉村 めぐみ(TRUE BLUE共同代表)
「沖縄での活動で培ったノウハウを、同じく美しい海を持つパラオで活かせることを光栄に思います。アートを通じて、一人でも多くの方が海洋問題に関心を持つきっかけを作ることが我々の使命です。この素晴らしいリゾートで、忘れられない創造的な体験を提供できることを楽しみにしています。」
■ 「パラオ パシフィック リゾート」について
パラオ共和国は、フィリピンの南東 650 ㎞に位置する 200 を超える島からなる国です。多種多様な海洋生物が息づく世界屈指のダイビングスポットとして有名なパラオは、各所に残る数多くの史跡や戦跡を目的とした観光客も多く訪れており、今後さらなる観光市場の成長が期待されています。
開業42年目を迎えた本リゾートは、様々な植物や動物が棲息する山林やトロピカルガーデンのほか、色鮮やかな海洋生物の棲み処となっているプライベートビーチを有し、パラオの自然と文化を体感することができる施設となっています。2015年にはミクロネシア地域初の水上バンガロー5棟5室、2019年にはパラオ初となる独立型プールヴィラ7室等を含む新エリア『The Pristine Villas and Bungalows at Palau Pacific Resort』を開業し、パラオ国内最多の客室を有するリゾートホテルとして親しまれています。
■ 「パラオ パシフィック リゾート」開業時から続く環境取り組み
本リゾートは、開業時から今日に至るまで「自然環境の保護と開発の両立」を掲げ、環境保護の取り組みを行ってきました。ホテル建設にあたっては敷地内の樹木をできる限り残し、建物の高さをヤシの木よりも低く設計することで周囲の自然環境との調和を図っているほか、雨水による泥土の流出などによりサンゴが育ちにくい環境だった前面の海は、水路や海流を改善することで瀕死状態だったサンゴを再生し、現在ではパラオ共和国コロール州による海洋生物保護区に指定されています。また、敷地内の水源を利用した安全な飲料水の確保と水資源保護、排熱交換システムの導入などを通して、環境にやさしいホテル運営に努めています。
<パラオ パシフィック リゾート 施設概要>
敷地面積: 275,382㎡
延床面積: 19,226㎡
客室数: 172室
所在地: Koror, Republic of Palau 96940
開業: 1984年12月10日
URL: https://www.palauppr.com/
※「The Pristine Villas and Bungalows at Palau Pacific Resort」も含みます
■東急不動産ホールディングスグループのネイチャーポジティブへの目標と貢献
東急不動産ホールディングスグループでは、環境経営を全社方針としており、「脱炭素社会」「循環型社会」「生物多様性」の重点課題への取り組みを通じ、環境を起点とした事業機会の拡大を目指しています。中でも「生物多様性」を重要な課題と認識し、2011年に生物多様性方針を策定するなど、早期より自然と共生する取り組みを継続的に実施してきました。
ホテル・リゾート事業、ヘルスケア事業を含むウェルネス事業地(*3)においては、2030年度までに40%の面積の事業地を保全(*4)するという目標数値も策定しております。本取り組みは、この目標達成に寄与するものであり、今後もリゾート施設において、「地域特性を踏まえたネイチャーポジティブへの貢献」を目標に掲げ、健全な生態系を保全していきます。
*3「ウェルネス事業」とは、運営のみ外部受託案件を除く、東急不動産ホールディングスグループの管理運営事業セグメントにおけるリゾート施設およびヘルスケア施設を対象とします。
*4「保全」された面積とは、①OECM 認定その他の生物多様性・緑地保全系の環境認証を取得する対象土地の面積、②国立公園・国定公園・ 自然公園の区域内に該当する面積、③森林法に基づく森林経営計画の作成の対象となる森林面積を指します。
■私たちが提供する「体感型サステナブルリゾート」
東急不動産・東急リゾーツ&ステイ・東急リゾートの3社は「体感型サステナブルリゾート」として、3つのテーマ「体験」・「地域」・「環境」に基づいた、楽しみながら地球や地域に優しく過ごせるサステナブルな空間や体験・活動を、施設を訪れるお客様やステークホルダーの皆様へ提供していきます。
「体感型サステナブルリゾート」のコンセプトや、当社リゾート施設で提供している環境体験を紹介するWEBサイトはこちらから
ENJOY!GREEN GUIDE
URL|https://www.tokyu-green-resort.com/