白川湖岸公園と4,000㎡の数馬の森に3作家4作品をゆったりと展示
飯豊町のプレスリリース

特別豪雪地帯・山形県飯豊町の中津川地区に滞在して住民と交流しながら、豊富にある広葉樹を活用して制作や造形活動を行うアーティスト・イン・レジデンス「飯豊町 木の作り手プロジェクト」。この2025年度のプログラムに参加した2人のアーティスト宮原嵩広さん(彫刻家)と山本 晶さん(画家)が新作を披露。加えて過去に当地で制作された作品も展示し、23日間にわたって展覧会「数馬の森びらき」を開催します。


冬、豪雪の厳しさに沿って生きる人々の暮らしを覆い隠すような自然のエネルギーに圧倒された宮原さん。真っ白な雪の中、ホオノキの板に自由な色と形で絵を描いた人々の中に、創造への原初的な欲求を目の当たりにした山本さん。都会から離れた周縁の地では、近代化されたはずの人と荒々しい自然の相入れなさや奔放さが剥き出しになり、もともと両者は管理などできないものだったかもしれないと気付かされます。そのような「力」をキーワードとして今回、宮原さんはリサーチをもとにした映像と彫刻、山本さんはワークショップ参加者が制作した作品を再編集したインスタレーションによって展示を行います。作家たちの異なるアプローチが、新鮮な風を吹き込み、数馬の森を春に向かって開いてくれることでしょう。なお会期中には、作品を解説しながら廻る散策ツアーなどの催事も開催予定です。


今回会場となるのは、近年人気を博し、ナショナルジオグラフィックが「2026年に行くべき世界の旅行先」に選出された白川湖の水没林周辺。春の外出に併せて本展をご覧いただくことで、森や自然を見つめ直す機会としていただければ幸いです。
【概要】
日 時|2026年4月25日(土)〜5月17日(日) 9:00-16:00 計23日間
会 場|数馬の森(飯豊町数馬380)・白川湖岸公園(飯豊町数馬218-1)
主 催|飯豊町 中津川の森人会
協 力|白川温泉 白川荘
【催 事】
数馬の森・散策ツアー(参加無料/予約不要)
日 時|4月25日(土)14:00-15:00 数馬の森(飯豊町数馬380)
春の森を歩きながら、展示中の作品の前でお話しします。作家さんも来てくれるかも?歩きやすい服装と靴(もしくは長靴)でお越しください。
※他にも催事が追加になる予定です。その場合、随時Instagram @iide_wood_studioにてお知らせします。
【作家紹介】

宮原 嵩広(彫刻家)
1982年埼玉県生まれ。東北芸術工科大学彫刻科非常勤講師。特殊メイクの技法を習得後、東京藝術大学彫刻科にて近代彫刻をベースにもの派やミニマルアートを学び、技術や素材にとらわれない新たな彫刻の展開を試みています。現在は様々なものの”境界”に興味があり、彫刻における依り代について土着的なシンクレティズムをベースに作品を発表しています。

山本 晶(画家)
知覚のはざまにあるものを探す画家。2006年アメリカ滞在をきっかけに地図もモチーフとして登場し、色と形の間を探っています。近年は絵画にとどまらず、長野県(木曽ペインティングス)や香川県(瀬戸内国際芸術祭2025)など豊かな自然の中で、展示やワークショップなどを行いながら、古くから存在する場の意味を読み解こうとしています。


