阿部建設株式会社(本社:名古屋市北区)が企画・開発し、一般社団法人バリアフリー総合研究所 UD-ラボ東海が運営するバリアフリー情報公開サービス「IKKEL」が、第8回あいちサービス大賞で知事賞を受賞。
一般社団法人 バリアフリー総合研究所 ”UD-ラボ 東海”のプレスリリース
バリアフリー情報公開サービス「IKKEL(イッケル)」が、「第7回あいちサービス大賞」を受賞しました。
▼愛知県公式発表
https://www.pref.aichi.jp/press-release/service8.html
▼表彰式の様子
▼審査委員長の講評
障害者そして高齢者が自分に合った宿泊施設を選ぶことができるサイトを立ち上げ、社会のニーズに合ったサービスを展開しているため、審査委員会として高く評価し選定させていただきました。
これまでバリアフリー情報は施設ごとに基準や表現が異なり、全国で比較できる共通の判断材料は不十分でした。そのため、利用者が電話やメールで個別に確認せざるを得ず、不安を抱えたまま予約する、あるいは旅行自体を諦めてしまうといった課題がありました。
この課題を感じる可能性のある人は、高齢者・障害者を中心として、ベビーカー利用者・妊婦なども含めるとバリアフリーの対象者(移動制約者)は約4,500万人をこえる計算になります。さらに、現在のトレンドでもある「インバウンド」や「3世代旅行」にも有効な情報アクセスとして利用いただけます。
参照:日本財団図書館
IKKELは、障害のある方や高齢者、そのご家族が宿泊施設を選ぶ際に、「泊まれるかどうか」を事前に自ら判断できるようにするための情報公開サービスです。
客室の状況を全国統一基準で整理し、3D画像や実測データ、簡潔なテキストを用いて、段差の高さや開口幅、浴室・トイレの状況など、身体状況に応じた判断に必要な情報を可視化しています。
アナログな確認作業をデジタルで解消する「IKKEL」
今回の受賞では、IKKELが宿泊施設における「バリアフリー情報」を全国統一基準で可視化し、さらに3D画像や実測データに基づき、身体状況に応じた判断に必要な情報を可視化したことが、業界の生産性向上及びリスクマネジメントに繋がる先進的なサービスモデルとして評価されました。
サイト利用者・導入している宿泊施設からの評価の声
1.「何度も繰り返される長時間の問い合わせ」をゼロへ:
これまでのバリアフリー情報は「現地に行かなければわからない」ことが多く、施設側は予約のたびに電話やメールで、段差の高さや通路幅などの細かな説明を求められてきました。また、口頭での説明となることで認識の齟齬が起きることも少なくありませんでした。IKKELが3D画像と正確な実測データで情報をオープンにすることで、こうした個別対応の負担を劇的に軽減し、現場の生産性向上に貢献してくれています。
2.「行けるか」の即時判断を可能に:
これまで数時間〜数日かかっていた「情報の確認作業」から解放されました。調べないといけない情報量の多さ=長時間拘束が無くなります。スマホ一つで、いつでもどこでも自分の身体状況に合うかをその場で判断できるようになることは、観光業界における「情報のバリアフリー化」という大きなサービス革新だと感じています。
3.「モノづくり愛知」の精神をサービスへ:
建築士の資格を持つバリアフリーコーディネーターが現地を実測。図面や自己申告では見落としがちな「車椅子での旋回半径」や「手すりの位置」を正確にデータ化します。施設側が気づかなかった強みを発掘し、根拠のある情報を発信することで、施設への信頼性を飛躍的に高めます。そうすることで、勘や経験に頼るサービスから、データに基づいた信頼性の高いサービスへと進化させてくれました。
「行ける場所」ではなく「行きたい場所」へ
IKKELは、必ずしも「完璧なバリアフリー施設」だけを掲載するものではありません。
多様なゲストを迎えようとする姿勢を持つ施設と連携し、その「ありのままの現状」を正確に開示することで、「行けない」ではなく「どうすれば行けるか」という前向きな対話を創出します。
IKKELが利用者(例:障害者やその家族、高齢者)に提供する最大の価値は、単なるバリアフリー情報というデータではなく「この場所なら行ける!」という「安心」と「自信」です。
1.「行けるか」を自分で判断できる安心感:
これまでは、施設がいう「バリアフリー」を信じるか、不安なまま電話で細かく確認するしかありませんでした。IKKELなら、実測データと3D画像によって「自分の車椅子ならここを通れる」と自分自身で確信を持つことができます。この「確信」が、当日の不安を期待へと変えます。
2.「あきらめ」を「準備」に変える:
たとえ施設に段差があったとしても、事前にその高さが分かっていれば、スロープを持参したり、介助の仕方を相談したりといった具体的な対策が立てられます。情報の欠如による「あきらめ」をなくし、「どうすれば行けるか」を前向きに考えるきっかけを提供します。
3.家族や仲間と同じ視線で計画を:
3D画像で客室の動線を共有できるため、ご家族や介助者と同じ画面を見ながら「ここなら大丈夫だね」と、一緒に旅の計画を楽しむことができます。IKKELは、障害のある方とその周囲の人々が、同じ喜びを分かち合いながら「本当に行きたい場所」を選べる環境を創り出します。
阿部建設株式会社 代表取締役 阿部一雄 コメント
「あいちサービス大賞」を受賞、表彰されたことを受け、私たちはより一層多くの方に利用いただくためにサービスを改善していきます。
一方、宿泊施設のハード面・ハート面のバリアフリー化ならびにユニバーサルツーリズムの推進にも寄与できるようにIKKELの情報サービス以外にも研修やセミナーなどを行っていきます。
法人概要
会社名 :一般社団法人 バリアフリー総合研究所 UD-ラボ東海
代表取締役:阿部 一雄
本社所在地:愛知県名古屋市北区黒川本通4-25
事業内容 :
高齢者や障がい者が安全で快適に過ごせるバリアフリー環境の整備
URL :https://ud-lab-tokai.jp/index.html
問い合わせ先
一般社団法人 バリアフリー総合研究所 UD-ラボ東海
全国バリアフリー公開プロジェクト-IKKEL 運営事務局
担当:落合・菅野
アドレス:contact@ud-lab-tokai.jp