株式会社自遊人は、2026年4月、新しい滞在型宿泊施設「10 stories stay」を開業します。新潟・長野に3施設を同時開業。会員登録は4月23日、宿泊施設の利用は4月25日より開始します。
株式会社自遊人のプレスリリース
「ふらっと旅に出る」が難しくなった時代の
「気軽に泊まれる施設」
インバウンド需要の拡大、物価上昇、円安——。
かつて当たり前だった「ふらっと旅に出る」ことが、少しずつ難しくなっています。
日本に暮らす人にとって、特に若い世代にとって、旅は“特別なもの”になりつつあります。
しかし本来、旅とはもっと自由で、もっと日常に近いもののはずです。
「10 stories stay」は、“手が届く価格で、本質的な体験を提供する”ことを目指しました。
公式サイト:https://tenstoriesstay.com/

ビジネスホテルでも、旅館でもない
創造性を刺激する滞在
「10 stories stay」は従来の宿泊施設とは異なるコンセプトから生まれました。
ビジネスホテルの効率性ではない。
旅館の過剰なサービスでもない。
民宿の素朴さでもない。
目指したのは、“滞在そのものが創造性を刺激する滞在”です。
Minimal service, maximum luxury.
「なんかいいよね」を目指しました
サービスは最小限に、その代わり、空間と体験の質を最大化する。
「良質な温泉」「思考を妨げない静けさ」
「長時間過ごせる椅子とデスク」「自由に使えるラウンジとキッチン」
スペックでは語れない、「なんかいいよね」という感覚を設計しました。

旅と仕事と生活がひとつになる
そんなライフスタイルがあってもいい
いまや「どこでも仕事ができる」時代です。
だからこそ、「どこで暮らすか」「どこで生きるか」が問われています。
「10 stories stay」は、「旅をしながら働く」
「自然の中で思考する」「食や文化に触れる」
そんなライフスタイルを体感する場所です。
利用する人にとっても、地域にとっても
安全を担保するため「会員制」
「誰でも泊まれる」ことは、一見いいことに思えますが
これからの時代、空間の質を損なう可能性だけでなく地域にとっても、滞在者にとっても、安全性を阻害する可能性があります。
会員は無料登録から利用可能。
よりお得に利用できるサブスクリプションプランも用意しています。

3施設同時オープン!
「yuzawa」「matsumoto」「oze」の特徴
「10 stories stay」は自由で快適な滞在を約束した施設ですが、各施設の特徴は少しずつ異なります。客室(居室)の広さや設備、シェアキッチンやシェアラウンジの広さ、ビデオミーティングブースの有無、温泉施設の形態もそれぞれ異なり、自分のライフスタイルに合わせてお選びいただけます。
■「10 stories stay yuzawa」 >> https://tenstoriesstay.com/stay_uonuma/
実はこの「10 stories stay yuzawa」、当社「自遊人」のヘッドクォーター。自遊人編集部や、カスタマーサービス、さらに食品の製造・販売を行う「自遊人の暮らし」のキッチンや倉庫も併設しています。もともとは平成バブル期に建てられた温泉施設。スキーブームの衰退とともに廃業し、20年近く使われていなかった廃墟を大規模リノベーション。あまりに温泉がいいので「宿にしよう!」と、オフィスだけでなく、源泉かけ流しの半露天風呂付き客室を9室つくりました。大浴場には2種類のサウナを備え、水風呂は源水かけ流し&チラー冷却。ラウンジやシェアキッチンも完備しています。
コンセプトは「Minimal service, maximum luxury.」。サービスは一切ありませんが、3つの「10 stories stay」ではいちばん立派な施設です。
※ 薪サウナの営業は当面、土曜・日曜のみとなります。水着着用必須です。






■「10 stories stay matsumoto」 >> https://tenstoriesstay.com/stay_matsumoto/
松本十帖の前身である江戸時代創業の老舗旅館「小柳」の社員寮を、「10 stories stay matsumoto」にリノベーションしました。共同浴場「桐の湯」が一体となった建物で、「ザ・昭和」を感じるレトロな雰囲気が魅力です。そんな昭和の遺構を、トイレ、洗面、シャワールームを備えた、おひとり様専用の客室にスケルトンにしてリノベーション(※シャワールームは一部客室)。滞在者は、地元専用の共同浴場「まさごの湯」や松本十帖の「小柳の湯」を無料で利用することもできます。
浅間温泉街には昭和が香る中華料理店やスナックなども点在。ショップ&カフェの「手紙舎 文箱」をはじめ、「LDK」というパン屋さんが出店するなど、ちょっと松本でも話題のエリア。ワーケーションはもちろんのこと、松本市街への観光拠点としてもおすすめです。


■「10 stories stay oze」 >> https://tenstoriesstay.com/stay_oze/
作家の開高健が著書『白いページ』(潮出版)で「銀山湖畔の水は水の味がし、木は木であり雨は雨であった」と、その原始のままの自然を絶賛した奥只見・銀山平。「10 stories stay oze」 は、開高健が3ヶ月も逗留した山小屋「村杉」をルーツとする宿です。当時は電気もない、登山客と釣り客のための山小屋でしたが、平成に入ってから建て直されて山を愛する人の宿に。縁あって当社「自遊人」で譲り受け、さらに客室の内装と水回りを刷新。シェアラウンジ、シェアキッチンも新設して、男女別の源泉掛け流し温泉浴場付きの快適な宿になりました。
客室はおひとり様専用が3室、ツインベッドが3室。全室にトイレ、洗面を備えています。
※ チェックインは隣の尾瀬十帖で行いますが、尾瀬十帖の送迎車はご利用いただけません。必ず車でお越しください。


会員募集を開始しました!
基本は事前登録&会員制となります。利用は1泊から可能です。
会員種別は月会費無料の「GUEST」、料金割引のある月額1500円の「FUN」、サブスクタイプの「LITE」「STANDARD」。
「FUN」「LITE」「STANDARD」は、里山十帖や松本十帖など「10 stories hotel」も常に最安値でご利用いただけます。
会員登録はこちらから >> https://tenstoriesstay.com/membership/
■ 株式会社自遊人 代表取締役 岩佐十良のコメント
1989年に創業し、2000年にライフスタイルを提案する雑誌『自遊人』を創刊しました。当時から一貫して考えてきたのは、「人はどのように生きるべきか」ということです。
2004年に東京から新潟・南魚沼へ拠点を移したのも、その問いに対する実践でした。日本の主食である米を学び、雪国という厳しくも豊かな風土の中で生活することで、都市にいたときには見えなかった価値を見出すことができました。
『里山十帖』はその延長線上にある“リアルメデイア”。宿を単なる宿泊施設ではなく、「ライフスタイルを体験する場」としてつくる。食、建築、温泉、自然、そのすべてを通じて、その生活の価値を伝える試みでした。
ただ、そうした従来の宿はどうしても「特別な体験」になってしまいます。価格も含め、誰もが気軽に使えるものではありません。
近年はさらにその傾向が強まっています。インバウンドの拡大と円安によって、日本の宿泊施設は急速に高価格帯へとシフトしました。その結果、日本人が、とくに若年層が気軽に旅に出られなくなっています。
旅とは、本来もっと自由で、もっと日常に近いものだったはずです。環境を変え、少し違う時間を過ごす。その繰り返しの中で、人は思考し、更新されていく。「10 Stories STAY」は、そんな現代の旅を再定義するためのプロジェクトです。
コンセプトは「Minimal service, maximum luxury.」。
ここでいうラグジュアリーとは、いわゆる高級な調度品や広い部屋、人間による手厚いサービスを指しているのではありません。思考を妨げない空間、干渉されない自由、身体が整う環境。これが新しい時代の「豊かさ」だと考えています。
サービスはあえて削ぎ落としました。というより、「しません」「ありません」。
その代わりに、温泉、サウナ、ラウンジ、キッチンといった、滞在の質を高める要素にはしっかりと投資しています。
また、南魚沼(湯沢)の施設は、自遊人の本社と食品工房でもあります。オーガニック食材と伝統的な製法でつくった惣菜やカレーを購入し、自分のタイミングで食べる。外食でも自炊でもない、第三の食のあり方も提案しています。これは単なる宿泊施設ではなく、ひとつの「生活のプロトタイプ」です。
どこで働くかではなく、どのように生きるか。
どこに住むかではなく、どのように時間を使うか。
いま、働き方は大きく変わりました。「どこでも仕事ができる」時代になったからこそ、「どこで生きるか」がより重要になっています。だからこそ、「10 Stories STAY」は住まいでも、従来の宿でもない、中間の存在として設計しました。イメージしたのは「旅と生活と仕事がゆるやかにつながる場所」です。
会員制を採用していますが、それは排他的であるためではなく、自由な空間を維持するための最低限のルールを導入するための手段です。安いだけの空間は間違いなく荒れます。誰でも使えるようにすると空間は簡単に崩れてしまうのが、残念ながら「今」でもあります。
ちなみに「10 Stories」という名称は、「十帖」、つまり「10の物語」という意味。里山十帖開業時のコンセプトをもう一度。ここに滞在することで、それぞれの人に新しい物語が生まれる、そんな場所になればいいと思っています。
この施設は、私自身がこれからの時代に必要だと考える「生き方の実験場」でもあります。
そして同時に、誰もが無理なくアクセスできるものでありたいとも思っています。
気軽に泊まれる。けれど、どこか深く残る。そんな宿をつくりたかったのです。

岩佐十良
株式会社自遊人 代表取締役
株式会社小柳 代表取締役
自遊人編集長・クリエイティブディレクター・編集者
1967年、東京・池袋生まれ。武蔵野美術大学在学中の1989年にデザイン会社を起業。のちに編集者に転身、2000年、雑誌『自遊人』創刊。2004年、新潟・南魚沼に移住。2014年、新潟・大沢山温泉に開業した『里山十帖』が「グッドデザイン賞BEST100」受賞。その後『講 大津百町』『箱根本箱』『松本十帖』『10Stories OZE 尾瀬十帖』を開業。2017年、『Forbes JAPAN』「地方を変えるキーマン55人」選出。2016年から2回に分けて5年間、グッドデザイン賞審査委員。武蔵野美術大学客員教授、多摩美術大学客員教授。
■「10 stories stay」概要

10 stories stay yuzawa (uonuma)
所在地:新潟県南魚沼市樺野沢350-1
施 設:シェアラウンジ、シェアキッチン、源泉掛け流し温泉大浴場(内湯・露天)、ボナサウナ、スチームサウナ、薪サウナ(別途料金)
客室数:9室(源泉かけ流し半露天風呂付き)
泉 質: ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉(低張性弱アルカリ性高温泉)
設 計:株式会社今井健太郎建築設計事務所(大浴場)、有限会社sponge 高坂裕子(客室&自遊人本社オフィス)
施設所有:株式会社自遊人
施設運営:株式会社自遊人

10 stories stay matsumoto
所在地:長野県松本市浅間温泉3-12-2
施 設:シェアラウンジ、シェアキッチン、ビデオミーティングブース、ミーティングルーム、源泉掛け流し共同浴場(2カ所利用可)
客室数:8室
泉 質:アルカリ性単純温泉
設 計:井田耕市
施設所有:株式会社小柳(株式会社自遊人100%子会社)
施設運営:株式会社小柳(株式会社自遊人100%子会社)

10 stories stay oze
所在地:新潟県魚沼市下折立1031-3
施 設:シェアラウンジ、シェアキッチン、源泉掛け流し男女別温泉浴場(内湯)
客室数:6室
泉 質:アルカリ性単純温泉
設 計:株式会社自遊人
施設所有:株式会社自遊人
施設運営:株式会社自遊人

