島根県のプレスリリース
島根県立美術館では、コレクション展・展示室5におきまして「堀江友聲展の“その後”展」を下記のとおり開催いたします。
堀江友聲(ほりえゆうせい)(1802-1873:大東[現・雲南市]出身)は島根県を代表する近世画家で、かつて当地で絶大な人気を誇りました。その友聲に関する回顧展として、当館で2019年に開催したのが「堀江友聲-京(みやこ)に挑んだ出雲の絵師」でした。本展は友聲に関する36年ぶりの大規模展で、県内外から多くの方が来館し、改めて友聲に注目していただく機会となりました。
このような展覧会の意義は、知る人ぞ知る画家の顕彰という側面だけではありません。本展を機に県内外から様々な情報が寄せられ、知られざる友聲作品が発見されました。それに伴い、購入や寄贈による友聲作品の収集、作品や資料の寄託も進みました。特に友聲に関する重要資料「掘江家伝来資料(*)」(約240件)の寄託により、友聲の実像が少しずつ明らかになりつつあります。
本展では、2019年の堀江友聲展の“その後”における、友聲作品の収集、調査・研究の進展を紹介します。単なる展覧の場だけではない、美術館が担う多様な役割にも注目していただければ幸いです。
(*友聲は最晩年に「堀江」を「掘江」へ改姓し現在に至る)
1.開催概要
展覧会名: 堀江友聲展の“その後”展
会 期: 令和8年4月23日(木) ~ 令和8年6月8日(月)
休 館 日: 火曜日(5月5日は開館)
開館時間: 10:00~日没後30分(展示室への入場は日没時刻まで)
会 場: 島根県立美術館 2階コレクション展 展示室5
観 覧 料: 一般400円、大学生260円、小中高生無料
※4月29日~5月11日は児童福祉週間。小中学生の方は企画展・コレクション展が無料。
2.主な作品
【新発見】《紫陽花に鶏図》個人蔵
2019年の友聲展では本図の下絵を展示。その本画(完成品)として発見されました。
【再発見】《孔雀図》島根県立美術館蔵(2025年度購入)
かつてその存在が知られていた友聲を代表する孔雀図で、2019年の友聲展を機に所在が判明しました。
【新事実】《山鳥図[掘江家伝来資料]》個人蔵(2024年度当館寄託)
当館へ寄託された「掘江家伝来資料」(約240件)は友聲研究における第一級の資料群です。調査研究により新たな友聲の側面が次々と明らかに。
【新事実】《迎接曼荼羅》祥雲寺(大東町)蔵
友聲の郷里・大東の寺院に伝わった壮麗な仏画で、知られざる郷里での活動や人脈の一端が分かってきました。