株式会社ヴァリューズのプレスリリース
インターネット行動ログ分析によるマーケティング調査・コンサルティングサービスを提供する株式会社ヴァリューズ(本社:東京都港区、代表取締役社長:辻本 秀幸、以下「ヴァリューズ」)は、WEB上で宿泊を伴う旅行予約を実施した人に関して、旅行先や予約と旅行出発日の日数差の分析をおこないました。2026年は春(ゴールデンウィーク)・秋(シルバーウィーク)ともに5連休となる日並びのよさを背景に、数日間の滞在を伴う中期的な旅行ニーズが高くなると考えられます。旅行先のトレンドや旅行予約の実態を2025年の旅行予約データから明らかにします。
【調査・分析概要】
旅行予約者については、主要旅行予約サイトにて国内におけるホテル宿泊を伴うプランの予約を実施し、URLから宿泊先や予約月が分かる検索行動を対象に分析をおこなう。
※予約者数はPC及びスマートフォンからのアクセスを集計し、ヴァリューズ保有モニターでの出現率を基に、国内ネット人口に則して推測。
▼本プレスリリースでは、調査レポートの一部をご紹介しています。
調査レポートの完全版では、以下の様に調査結果についてまとめています。
調査レポートの完全版は、下記フォームより無料でダウンロードいただけます。
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◆2025年の宿泊予約先は関東が24.7%でエリア別首位に
2025年の1年間において、宿泊を伴う旅行予約者の宿泊先エリアを調査したところ、予約者割合の第1位は「関東地方」(24.7%)となりました。東京都や神奈川県など、人気の観光地や都市部が集中していることが背景にあると考えられます。
次いで、第2位「中部地方」(20.5%)、第3位「九州地方(沖縄県含む)」(18.8%)となっており、上位に選ばれた地域は総じて、グルメやレジャーなどの観光資源が豊富であるという共通点が見受けられました。
◆宿泊旅行は「地元エリア内」が主流。東北はエリア内旅行が最多!
2025年の1年間における宿泊旅行予約者を対象に「居住エリア別の宿泊先エリア」を調査したところ、全体として自分の居住エリア内を旅行先として選ぶ割合が高いことが分かりました。例えば、北海道居住者の北海道旅行は44.2%、中部地方居住者の中部地方旅行は42.2%でした。居住エリア内での近場の旅行は、移動の気軽さや、短期間でも旅行を楽しめる点がメリットとして捉えられていると推測されます。
一方で、中国・四国エリアの居住者は、九州地方や関東地方などの「他エリア」へ旅行する割合が高いことが明らかになりました。飛行機や鉄道などの交通手段を利用して、都市部を訪れていることがうかがえます。
また、エリア内旅行の割合が最も高かったのは東北エリアでした。比較的近隣での旅行を好む傾向にあり、地元への愛着の深さが感じられる結果となりました。
◆本州中心部(関東・中部・近畿)は旅行先が全国に分散、その他エリアは“近場志向”の傾向
2025年について、各エリア居住者が特徴的に旅行予約するエリアを分析しました。
その結果、本州の中心部に位置するエリアでは、旅行先が全国に分散する傾向が見られました。特に、関東・中部・近畿の各地方は、日本各エリアを比較的に満遍なく旅行していることが分かりました。一方、その他のエリアでは、居住地に近い周辺エリアへの旅行が中心となる傾向が確認されました。
また注目点として、地理的に近接しているにもかかわらず、相互の予約割合が低い組み合わせが見られました。具体的には、北海道居住者による東北地方の予約の特徴値(-0.028)および東北地方居住者による北海道の予約の特徴値(-0.060)、九州地方居住者による四国地方の予約の特徴値(-0.047)および四国地方居住者による九州地方の予約の特徴値(-0.003)がいずれも低い結果でした。近距離エリア間の往来よりも、「居住エリア内」または「やや遠方」への旅行が選ばれやすい可能性が示唆されます。
◆予約タイミングに2つの山:「直前」と「約1カ月前」の旅行予約が多い傾向
予約日から旅行当日までの日数差別にユーザー数の分布を確認したところ、「直前~1週間前」と「約1カ月前」の2つの時期にピークが見られました。
この結果から、予約者は主に2つのタイミングに分かれて予約する傾向があると考えられます。さらに、「事前に準備して臨む旅行」と「気軽に企画する旅行」という、異なるタイプの旅行ニーズが存在する可能性も示唆されました。
◆旅行予約は「前月〜当月」が中心。2月出発は“前々月予約”が目立つ
旅行の出発月別に「予約した月」を分析したところ、予約はおおむね旅行の前月〜当月に集中していることが分かりました。
一方で2月出発の旅行では、「前々月」に予約した人の割合が相対的に高い傾向が見られました。2月には「建国記念の日(11日)」と「天皇誕生日(23日)」の2つの祝日があり、早めに旅行計画を立てた可能性が考えられます。あわせて、「年末セール」「初売りセール」など12月から1月にかけて各旅行サイトで展開される早期割引キャンペーン等により、通常より早期の予約が促進された可能性もあります。
◆まとめ
2026年はゴールデンウィークとシルバーウィークともに5連休となる大型連休が控え、中長期間での旅行需要のさらなる高まりが期待されています。本調査では、2025年の旅行予約データをもとに、これまで不透明だった生活者の旅行先のトレンドや予約タイミングの実態を明らかにしました。
まず、旅行先のトレンドと居住エリア別の行動に着目すると、人気の宿泊先としては観光資源や都市部が集中する関東地方が最多となりました。全体的な傾向としては、移動の気軽さから「自身が居住するエリア内」への旅行が主流となっており、特に東北地方の居住者でその地元志向が顕著に表れました。その一方で、本州の中心部である関東・中部・近畿エリアの居住者は旅行先が全国に分散しており、中国・四国エリアの居住者も他エリアへ積極的に足を運んでいることがわかりました。また、北海道と東北、あるいは九州と四国のように、地理的に近接していても相互の往来が意外にも少ない組み合わせが存在することは、各地域の誘客施策を考えるうえで非常に興味深いポイントです。
次に、予約タイミングと旅行日の傾向については、旅行予約のタイミングに「直前から1週間前」と「約1カ月前」という明確な2つの山があることが確認されました。これは、直前に思い立って気軽に出発するニーズと、事前に計画を練って臨むニーズが混在していることを示しています。
これらの結果から、今後の旅行・観光市場においては、全国一律のアプローチではなく、ターゲットの居住エリアごとの移動特性や、予約時期の波を正確に捉えることが不可欠であると言えます。近隣エリアからの手軽な旅行ニーズを取り込む直前アプローチや、本州中心部からの遠方客を狙った早期のプロモーションなど、ターゲットのライフスタイルと予約傾向に合致したかたちで消費者に旅行を訴求していく必要があるでしょう。
【注意事項】
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【調査リリース】2026年「GW&SWのダブル5連休」を控えた旅行予約実態 ~ 東北は「地元志向」、四国は「都市圏志向」などエリア別ニーズが浮き彫りに
https://manamina.valuesccg.com/divs/4788
◆その他の調査レポートはこちら
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◆株式会社ヴァリューズについて
株式会社ヴァリューズは、マーケティングノウハウとIT先端技術を活用して、新たな市場価値の創造をサポートする、事業成長支援企業です。250万人規模の一般インターネットユーザーの行動ログとデモグラフィック(属性)情報を有するビッグデータ基盤を自社構築し、各種分析サービス提供のほか、経営課題のコンサルティングから、課題解決、販売促進の支援まで、独自のノウハウとソリューションで多くの企業を支援しています。
所在地 : 東京都港区赤坂二丁目17番22号 赤坂トラストタワー 5F(東京ワールドゲート赤坂)
代表者 : 代表取締役社長 辻本 秀幸
事業内容: 経営に関するコンサルティング及び成長支援事業
インターネット行動ログ分析事業 (ビッグデータ解析事業)
IT先端技術を駆使した”売れる仕組み”構築事業
設立 : 2009年9月30日
資本金 : 1億円