株式会社ReTabyのプレスリリース

家族の介護と外出・旅行に関する意識調査
※本プレスリリースの内容を引用される際は、以下のご対応をお願いいたします。
・引用元が「株式会社ReTaby(リタビー)」である旨の記載
・株式会社ReTaby(https://retaby.co.jp/)へのリンク設置
<全国の男女434名にアンケート調査を実施>
通院中・在宅療養中・リハビリ中の方向けに、看護・介護付きの外出・旅行サービスを提供する株式会社ReTaby(本社:大阪市中央区、代表取締役:坂野 恵里、https://retaby.co.jp/)は、全国の男女434名を対象に、家族の介護と外出・旅行に関する意識調査を実施しました。
本調査では、介護経験の有無、介護による就労への影響、介護家族との外出・旅行の実態、そして看護・介護付き外出・旅行サポートサービスへの認知・利用意向などを調査。その結果、看護・介護付き外出・旅行サポートサービスを「知らなかった」と回答した方が68.2%に達した一方で、「ぜひ利用したい」「条件が合えば利用したい」を合わせて85.3%が利用意向を示すという、大きな「認知ギャップ」が浮き彫りになりました。さらに、介護中の家族との旅行を「検討したが、実現できなかった(あきらめた)」と回答した方は37.4%と、実現できた25.6%を上回り、現在の社会では介護を理由に旅行や外出を諦めざるを得ない家族が多数存在することが明らかになっています。
【調査サマリー】
調査期間:2026年3月18日〜2026年3月31日
調査方法:インターネット調査
調査対象:全国の20代〜70代以上の男女
有効回答数:434名(女性314名、男性113名、回答しない7名)
【調査結果詳細】
1. 回答者属性
今回の調査では、女性が72.4%(314名)、男性が26.0%(113名)という構成となりました。年代別では30代が33.9%(147名)と最多で、続いて40代21.4%(93名)、20代20.5%(89名)と、親の介護に直面し始める20〜40代を中心に幅広い層から回答が得られています。職業では「会社員(正社員)」が35.0%(152名)で最多、子育て状況では「子どもはいない」が55.1%(239名)と過半
数を占めつつも、未就学児・小学生・中学生以上の子どもがいる方を合わせて44.0%にのぼり、子育てと介護が同時期に重なる「ダブルケア」予備軍も多く含まれる構成となっています。
【性別内訳】
女性:72.4%(314名)
男性:26.0%(113名)
回答しない:1.6%(7名)

【年代別内訳】
20代:20.5%(89名)
30代:33.9%(147名)
40代:21.4%(93名)
50代:17.7%(77名)
60代:5.8%(25名)
70代以上:0.7%(3名)

【職業別内訳】
会社員(正社員):35.0%(152名)
パート・アルバイト:20.5%(89名)
専業主婦・主夫:14.7%(64名)
自営業・フリーランス:12.0%(52名)
無職・退職:7.1%(31名)
会社員(契約・派遣):5.5%(24名)
学生:3.2%(14名)
その他:1.4%(6名)
公務員:0.5%(2名)

【子育て状況別内訳】
子どもはいない:55.1%(239名)
中学生以上の子どもがいる:17.5%(76名)
未就学児の子どもがいる:17.3%(75名)
小学生の子どもがいる:9.2%(40名)
孫の面倒を見ている:0.9%(4名)

2. 介護は「特別な家庭」の話ではない——回答者の約半数が現在介護中、6割超が介護当事者
「現在、介護や見守りが必要な家族はいますか」という問いに対し、「同居している」15.4%、「別居しているが介護・見守りをしている」31.1%を合わせ、46.5%が現在介護に関わっていると回答しました。さらに「過去に介護していた」15.9%を含めると、62.4%(271名)が介護の当事者・経験者であることが分かります。介護対象は「実父母」49.0%、「祖父母」34.1%が中心で、20〜50代の働き世代にも介護はすでに身近な現実となっています。
Q6. 現在、介護や見守りが必要な家族はいますか(n=434)
いない:163名(37.6%)
別居しているが介護・見守りをしている:135名(31.1%)
過去に介護していた:69名(15.9%)
同居している:67名(15.4%)

Q7. 介護対象の方はどなたですか(複数回答/介護経験者ベース)
実父母:148名(49.0%)
祖父母:103名(34.1%)
義父母:30名(9.9%)
その他:15名(5.0%)
配偶者:5名(1.7%)
兄弟姉妹:1名(0.3%)

3. 介護経験者の42.2%が「介護離職」を検討・実施——69.2%が仕事を休んだ経験あり
介護経験者275名のうち、「実際に離職した」14.2%、「現在検討している」3.6%、「検討したことがある」24.4%を合わせ、42.2%(116名)が介護離職を検討・実施した経験を持つことが分かりました。また、介護のために仕事を休んだことが「ある」と回答した方も69.2%(193名)にのぼり、介護が現役世代の働き方に大きな影響を与えている実態が浮かび上がります。
Q9. 介護を理由に離職を考えたことはありますか (介護経験者 n=275)
検討したことはない:159名(57.8%)
検討したことがある:67名(24.4%)
実際に離職した:39名(14.2%)
現在検討している:10名(3.6%)
Q8. 介護のために仕事を休んだことはありますか(介護経験者 n=279)
一度もない:86名(30.8%)
過去にあったが現在はない:79名(28.3%)
年に数回:58名(20.8%)
月1回以上:41名(14.7%)
週1回以上:15名(5.4%)
4. 介護家族との旅行は「あきらめた」が最多37.4%——「実現した」を上回る
介護経験者273名に「介護が必要な家族との旅行を検討したことがありますか」と質問したところ、「検討したが、実現できなかった(あきらめた)」が37.4%(102名)で最多となり、「検討したことがあり、実現した」25.6%を上回りました。「検討したことはないが、関心はある」24.2%を含めると、87.2%が旅行に関心を持ちながらも、実現できているのは4人に1人にとどまるという結果になっています。
Q11. 介護が必要な家族との旅行を検討したことがありますか(介護経験者 n=273)
検討したが、実現できなかった(あきらめた):102名(37.4%)
検討したことがあり、実現した:70名(25.6%)
検討したことはないが、関心はある:66名(24.2%)
検討したことはなく、関心もない:35名(12.8%)

また、親との旅行についても「最後に親と旅行をしたのは5年以上前」が48.6%(211名)と最多で、親世代の高齢化に伴い、家族旅行の機会が遠ざかっている実態がうかがえます。
Q5. 親と最後に旅行をしたのはいつですか(n=434)
5年以上前:211名(48.6%)
1〜3年前:105名(24.2%)
1年以内:97名(22.4%)
一緒に旅行したことはない:21名(4.8%)

5. 外出・旅行のハードル1位は「本人の体力低下・意欲低下」64.7%——体調・移動・介助者の負担も上位に〈自由回答あり〉
介護家族との外出・旅行のハードルを複数回答で聞いたところ、最多は「本人の体力低下・意欲低下」が281件(全回答者比64.7%)、次いで「体調変化への不安」224件(51.6%)、「移動手段の確保」189件(43.5%)と続きました。さらに「介助者(家族)の身体的・精神的負担」147件、「宿泊施設・観光施設のバリアフリー状況」137件など、本人の状態だけでなく、付き添う家族の負担や受入環境の整備不足も大きな障壁となっていることが分かります。
Q12. 外出や旅行のハードルは何ですか(複数回答/n=434、件数順)
本人の体力低下・意欲低下:281件
体調変化への不安:224件
移動手段の確保:189件
介助者(家族)の身体的・精神的負担:147件
宿泊施設・観光施設のバリアフリー状況:137件
旅行費用:133件
緊急時の医療対応:104件
多目的トイレ:96件
周囲の目や迷惑をかけないかという不安:95件
認知症による行動の不安(徘徊・迷子など):81件
付き添い家族の仕事の調整:81件
食事制限や特別な食事(嚥下食など)への対応:71件
付き添い家族の不足:47件
医療機器・医療的ケアの対応:41件

「介護が必要な家族との外出や旅行で『困った経験』や『あきらめた経験』」を自由回答で尋ねたところ、ハードル別に切実な声が集まりました。
<「本人の体力低下・体調変化」に関する声>
「親を連れて近場へ1泊旅行を検討したことがありますが、移動中の体調変化やトイレの心配、宿のバリアフリー状況が分からず断念したことがあります。家族だけで対応するには不安が大きく、もし現地で急に具合が悪くなった時のことを考えると、なかなか予約まで踏み切れませんでした」(40代・男性・自営業)
「外出しやすい条件を整えても本人の意欲の低下で実現できないことが多いです」(50代・男性・会社員)
<「トイレ・排泄」に関する声>
「トイレに連れていくのが大変です。高速道路ではすぐに止まれないし、パーキングでは駐車場からトイレまで階段が多い」(40代・女性・パート・アルバイト)
「多目的トイレが少ないと感じています。リハビリパンツは履いていますが漏らすのは可哀想という気持ちになるのと『動きまわらせちゃってごめんね』と言われるのが辛いです」(30代・女性・専業主婦)
<「バリアフリー・移動手段」に関する声>
「別居している母が要介護状態になり、一緒に温泉旅行へ行こうと計画しましたが、バリアフリー対応の宿を探すのに苦労しました。ホームページでは対応していると書かれていても、実際には段差があったり、浴室に手すりがなかったりと、情報の正確さに不安を感じました」(60代・男性・会社員)
「温泉が好きな人だったので温泉旅行に連れて行ったが、浴場の床が滑りやすく常時身体を支えていなければならなく、本人も転倒の恐怖などを感じあまり楽しめなかった」(50代・女性・会社員)
<「介助者の負担・あきらめた経験」に関する声>
「未就学の子どもを抱っこしながら親の車椅子を押して歩いた事。自分一人で未就学児と車椅子の親を連れての外出は大変だと思いました」(40代・女性・専業主婦)
「2022年に見送った祖母は18年間認知症を患っていました。(中略)何処にも連れて行ってあげることができずの結果的に施設で亡くなりました。亡くなった今は、無理にでも何処かに連れて行ってあげればよかったなと後悔するばかりです」(30代・女性・パート・アルバイト)
「もう少し安心して相談できる窓口や、同行支援が身近にあったら、外出の機会を増やせたと思います」(50代・女性・パート・アルバイト)
6. 介護家族の外出・旅行は「家族だけで対応」が47.7%——サポートサービスの利用は2.6%にとどまる
「介護が必要な家族との外出や旅行の際、どのように対応していますか」という問いに対し、「家族だけで対応している」が47.7%(167件)と圧倒的多数を占めました。「外出や旅行の手配・サポートサービスを利用している」はわずか2.6%(9件)、「介護スタッフなどの付き添いサービスを利用している」も3.4%(12件)にとどまっており、専門サポートの活用がほとんど進んでいない実態が浮かび上がります。一方で「外出や旅行はほとんどしていない」が16.9%にのぼるなど、介護家族の社会参加の機会そのものが失われている現実もあります。
Q13. 介護が必要な家族との外出や旅行の際、どのように対応していますか(複数回答)
家族だけで対応している:167件(47.7%)
外出や旅行はほとんどしていない:59件(16.9%)
家族や親族に手伝ってもらっている:50件(14.3%)
施設職員やケアマネジャーに相談している:25件(7.1%)
医療職(医師・看護師など)に相談している:17件(4.9%)
介護スタッフなどの付き添いサービスを利用している:12件(3.4%)
相談できるところが分からない:11件(3.1%)
外出や旅行の手配・サポートサービスを利用している:9件(2.6%)

7. 求められる支援は「バリアフリー」「緊急時対応」「移動支援」——情報提供への需要も高い
「どのような支援があれば外出や旅行がしやすくなると思いますか」という問いには、「バリアフリーの宿泊・観光施設」227件が最多、次いで「緊急時に対応できる体制」190件、「移動支援(車椅子対応車両など)」176件と、ハード面の整備に対する強いニーズが示されました。加えて「情報提供(利用できるサービスや施設の情報)」159件と、サービス・施設の情報そのものが届いていない現状も浮き彫りになっています。
Q14. どのような支援があれば外出や旅行がしやすくなると思いますか(複数回答)
バリアフリーの宿泊・観光施設:227件
緊急時に対応できる体制:190件
移動支援(車椅子対応車両など):176件
情報提供(利用できるサービスや施設の情報):159件
介護や医療に配慮した受け入れ体制:141件
旅行の相談・計画サポート:127件
看護師や介護スタッフなどの同行支援:102件

8. サービスを「知らなかった」が68.2%、一方で利用意向は85.3%——大きな認知ギャップ
看護・介護付き外出・旅行サポートサービスの認知度については、「知らなかった」が68.2%(296名)と圧倒的多数を占め、「内容まで知っている」はわずか5.1%、「利用したことがある」は1.2%にとどまりました。一方、「そのようなサービスがあれば利用したいと思いますか」という問いに対しては、「ぜひ利用したい」12.9%と「条件が合えば利用したい」72.4%を合わせて85.3%が利用意向を示しています。サービスへの強いニーズが存在するにもかかわらず、その存在自体が広く知られていない、明確な「認知ギャップ」が示された結果となりました。
Q15. 看護・介護付き外出・旅行サポートサービスを知っていますか(n=434)
知らなかった:296名(68.2%)
名前は聞いたことがある:111名(25.6%)
内容まで知っている:22名(5.1%)
利用したことがある:5名(1.2%)

Q16. そのようなサービスがあれば利用したいと思いますか(n=434)
条件が合えば利用したい:314名(72.4%)
ぜひ利用したい:56名(12.9%)
あまり利用したくない:42名(9.7%)
利用したくない:22名(5.1%)

【調査結果の考察】
本調査からは、家族の介護と外出・旅行をめぐる3つの重要な実態が浮かび上がりました。
1点目は、「介護はもはや特別な家庭の話ではない」という事実です。回答者の46.5%が現在介護に関わっており、過去経験者を含めると62.4%が介護当事者でした。さらに介護経験者の42.2%が介護離職を検討・実施しており、69.2%が仕事を休んだ経験を持っています。少子高齢化・晩婚化が進む日本では、子育てと介護を同時に担う「ダブルケア」世代の増加も予想され、介護は今後さらに現役世代の生活全般に影響を及ぼす社会課題となっていきます。
2点目は、「介護家族との旅行はあきらめざるを得ない」という現実です。介護経験者の37.4%が旅行を「あきらめた」と回答し、実現できた25.6%を上回りました。ハードルとして「本人の体力低下・意欲低下」「体調変化への不安」「移動手段の確保」が上位に並び、家族だけで対応するには限界があることが示されています。実際に、外出・旅行の対応として「家族だけで対応している」が47.7%と最多で、専門サポートの活用は2.6%にとどまっています。
3点目は、「サービスへのニーズは大きいのに、存在が知られていない」という認知ギャップです。看護・介護付き外出・旅行サポートサービスを「知らなかった」と回答した方は68.2%。一方で「利用したい」と回答した方は85.3%にのぼりました。介護家族の外出・旅行を諦めさせている要因のひとつは、「使えるサービスが世の中に存在することそのものを知らない」ことだと言えます。
ReTabyは、「行きたくても行けない方をサポートする」をミッションに掲げ、看護師・介護スタッフによる同行支援、医療度・介護度に応じた介護タクシー手配、バリアフリー宿泊・観光施設の選定など、介護家族が安心して旅行を楽しめる環境づくりを進めています。本調査結果を受け、サービスの認知拡大とともに、誰もが気兼ねなく外出・旅行を楽しめる社会の実現に向けて、引き続き取り組んでまいります。
株式会社ReTaby(リタビー)について
ReTaby(リタビー)は、「行きたくても行けない方をサポートする」をミッションに、通院中・在宅療養中・リハビリ中の方向けの看護・介護付き外出・旅行サービスを提供しています。利用される方の医療度・介護度に応じて、保険外看護サービス・介護サービス・介護タクシーを組み合わせ、病気や障がいのある方が「主役」として旅行を楽しめる環境を整えています。
会社名:株式会社ReTaby(リタビー)
所在地:〒541-0054 大阪市中央区南本町2-1-1 本町サザンビルThe DECK 220号
代表者:代表取締役 坂野 恵里
設立:2024年5月
事業内容:医療・介護視点を取り入れた外出・旅行支援、ユニバーサルツーリズム事業
登録:大阪府知事登録旅行業 第3-3224号/一般社団法人日本旅行業協会正会員(JATA)
お問い合わせ:contact@retaby.co.jp
コーポレートサイト:https://retaby.co.jp/
本調査結果の引用について
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・引用元が「株式会社ReTaby(リタビー)」である旨の記載
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