~山縣有朋公爵の庭園観を継承した現代の庭園美~
藤田観光株式会社のプレスリリース
藤田観光株式会社は、「健全な憩いの場と温かいサービスの提供により、潤いのある豊かな社会の実現に貢献する」という社是のもと、宿泊、リゾート、婚礼、レジャーなどの事業を積極的に展開してまいりました。そして、多くのお客さまや関係者の皆さまに支えられ、2025年11月7日に会社設立70周年を迎えました。
2026年は、昭和元年から数えて100年の節目の年、昭和100年イヤーにあたります。昭和30年に設立し70周年を経て迎えるこの特別な年に、当社の歴史を振り返りながら、昭和という時代が私たちの礎となっていることを改めて感じていただける企画を順次展開してまいりますので、どうぞご期待ください。
第4弾は、「ホテル椿山荘東京」の庭園についてご紹介します。
■ホテル椿山荘東京のあゆみ
■<TOPIC 1>山縣有朋公爵の庭園観
「ホテル椿山荘東京」の歴史は、明治11年(1878年)、山縣有朋公爵が「つばきやま」と呼ばれたこの地を気に入り、私財を投じて庭と邸宅を築き、「椿山荘」と名付けたことに始まります。山縣有朋公爵は作庭に情熱を注ぎ込み、園全体の計画や細部の意匠を自ら指導する一方、当時の東京を代表する庭師・岩本勝五郎を登用しました。
当時の日本庭園は、役石(やくいし)を据えてその組み方や配置に象徴的な意味を込める造りが主流でしたが、山縣有朋公爵の作風は周囲の自然や風景を庭園の一部として取り込み、おおらかで明るい構成を特徴とする自然主義的なものでした。特に滝や流れを中心とした水景の扱いにおいては独自の世界を築き、造営当初に設けられた滝や池などの水景は現在も庭園に残され、その趣を今に伝えています。
また、山縣有朋公爵は明治時代の欧州視察を経て、当時の日本庭園には見られなかった芝生を大胆に取り入れるという革新的な試みに挑みました。今日では芝生は一般的になりましたが、当時は非常に斬新な発想でした。
さらに、山縣有朋公爵の造園感覚は、山縣の郷里、山口県萩にあるのではないかと推測されています。萩の地形は椿山荘庭園の構成と驚くほど共通しており、まさに萩の再現と述べても過言ではありません。
■<TOPIC 2>椿山荘の碑に刻まれた庭園への想い
庭園内に建つ「椿山荘の碑」は、山縣有朋公爵がこの地を「椿山荘」と命名した際の感慨を刻んだもので、明治30年(1897年)に建立されました。
「後にここに住む者はどんな人物かわからないが、その人物も私のようにこの自然を守り続け、この山水を楽しむような私の望み通りの人物であろうか。」と締めくくられています。
庭園の歴史的価値を象徴する史跡として、山縣有朋公爵がこの庭園に託した強い想いと情熱を今に伝えています。
「動画で見るホテル椿山荘東京の歴史」はこちらよりご覧いただけます。
■<TOPIC 3>「東京雲海」誕生
「ホテル椿山荘東京」では、日本庭園を単なる景観としてではなく、“体験・文化・研究の基盤”として再定義し、庭園そのものの価値を高めていく「庭園プロジェクト」を推進しています。自然の魅力を現代の技術で再解釈し、新たな体験として提供する取り組みのひとつとして、2020年に誕生したのが「東京雲海」です。本来は山間部などで気温や風、湿度などの条件が重なったときのみに現れる自然現象である雲海を、都心の庭園で再現することで日本庭園の新たな楽しみ方を生み出しました。
山縣有朋公爵の庭園観や歴史・造園手法の研究、文化発信、人材育成・技術継承を仕組み化した「庭園文化再生・発信モデル」を構築し、日本庭園文化の継承への挑戦が評価されたことで、「2025年グッドデザイン賞」を受賞しました。
造園において革新的な手法を好んだ山縣有朋公爵が現代に存在していたなら、このような自然と技術を融合させた新たな庭園表現にも、きっと積極的に挑戦していたのではないでしょうか。
■進化した雲海体験「東京雲海~八雲~」誕生
「ホテル椿山荘東京」では、日本最大級のミストによる庭園演出「東京雲海」を進化させた「東京雲海~八雲~」を2026年7月1日より開始いたします。
八雲とは、幾重にも重なり合う雲を意味します。本演出では、これまでの単一的な雲海から、重なり合う立体的な雲の表現へと進化させました。
さらに館内では、八雲をテーマにしたコース料理やスイーツなども展開し、視覚だけでなく味覚でも「東京雲海~八雲~」の世界観をご体験いただけます。
期間:2026年7月1日(水)~通年
URL:https://hotel-chinzanso-tokyo.jp/unkai_lightup/
藤田観光について
藤田観光株式会社は、日本における観光業界の先駆けとして 1948 年に「箱根小涌園」、1952 年に「椿山荘(現ホテル椿山荘東京)」を開業、その後、1955 年に会社を設立しました。人材や文化財などのあらゆる企業資産を最大限に活用し、より多くのお客さまに憩いの場と温かいサービスを提供するとともに、ユニークなコンテンツ展開・事業展開を通して、お客さまのライフサイクルやスタイル(人生)の様々なシーンに寄り添う新たな価値を提供することで、「潤いのある豊かな社会の実現」を目指しています。
公式HP:https://www.fujita-kanko.co.jp
ブランドムービー公開中!:https://www.fujita-kanko.co.jp/sub/fkmovie
藤田観光グループのサステナビリティへの貢献について
藤田観光は創業以来、「私たちは、健全な憩いの場と温かいサービスを提供することによって、潤いのある豊かな社会の実現に貢献したいと願っております。」という社是のもと、「環境に関する取り組み」、「多様な価値観に対する取り組み」などを企業としての持続的成長に不可欠で重要なものと捉え、進めてまいりました。これらの取り組みは、持続可能な社会の実現を目指すサステナビリティに相通じるものです。今後も当社は事業を通じて社会課題の解決と持続可能な社会の実現に努めてまいります。
サステナビリティに関する取り組み:https://www.fujita-kanko.co.jp/sustainability/
藤田観光株式会社が運営する代表的な施設ブランド
全拠点の詳細はこちら(https://www.fujita-kanko.co.jp/sub/facility/)をご覧ください。
■WHG事業:ワシントンホテルやホテルグレイスリーを中心に全34拠点
・ワシントンホテル 19拠点(https://washington-hotels.jp/)
・ホテルグレイスリー 10拠点(https://gracery.com/)
・ホテルタビノス 3拠点(https://hoteltavinos.com/) など
■ラグジュアリー&バンケット事業:ラグジュアリーホテルや婚礼施設、ゴルフ場など全6拠点
・ホテル椿山荘東京(https://hotel-chinzanso-tokyo.jp) など
■リゾート事業:温泉リゾートやグランピング施設など全19拠点
・箱根ホテル小涌園(https://www.hakone-hotelkowakien.jp/)
・箱根小涌園 天悠(https://www.ten-yu.com/)
・箱根小涌園ユネッサン(https://www.yunessun.com/) など(2026年5月現在)