~第1弾は自家製米「アグリガーデン米」を使用した米粉フィナンシェを生徒が製造、6月12日より販売開始~
星野リゾートのプレスリリース
高原のアグリツーリズモリゾート(*1)リゾナーレ那須は、栃木県立特別支援学校宇都宮青葉高等学園と協業し、地域の資源を活用した新しい循環型モデルを構築するプロジェクトを展開します。今回の取り組みでは、ホテルの敷地内で収穫された自家製米「アグリガーデン米」をはじめ、製造に必要な食材を宇都宮青葉高等学園へ提供し 、生徒たちが校内での製造実習を通じて「お米のフィナンシェ」を丹精込めて焼き上げます。完成した商品は、ホテル内の施設「POKO POKO」で販売されるほか、生徒自身による地域イベントでの販売実習にも活用されます。食材の提供を通じた支援に留まらず、継続的な新商品の共同開発や、リゾナーレ那須での実習受け入れの実施・拡大など、生徒の社会参加と自立を中長期的に後押ししていく地域共創プロジェクトです。
*1「アグリツーリズモ」とは、イタリア語の「アグリクルトゥーラ(農業)」と「ツーリズモ(観光)」を掛け合わせた造語。その土地の農体験や自然体験、文化交流を楽しむ旅のスタイルのことを意味します
背景
リゾナーレ那須では、8,500㎡の広さを有する田んぼで、自家製米「アグリガーデン米」の栽培を2020年より開始しました。年々収穫量は増加し、2025年には約3,000kgを収穫したことで、ホテルのレストラン等へ年間を通して安定的な提供が可能となりました。一方で、年間に宿泊ゲストへ提供する総量は約2,600kgであるため、今年は約400kgの余剰米が発生する見込みとなり、その有効活用が課題となっています。また、生徒の職業的自立を支援する栃木県立特別支援学校宇都宮青葉高等学園では、製造実習で使用する食材を提供できる企業の確保や、生徒が毎年行う企業実習先の確保が課題となっていました。そこで、ホテルと学校がそれぞれ抱える課題を協働により解決するべく検討を重ね、本プロジェクトの構想に至りました。本プロジェクトでは、地域の資源(お米)と教育の資源(生徒の実践)を掛け合わせ、「社会とつながる学び」と「地域で育つ商品」の実現を目指します。
1 自家製米の提供による本格的な製造実習
リゾナーレ那須は、お米のフィナンシェ製造に必要な「アグリガーデン米」などの食材をすべて宇都宮青葉高等学園へ提供します。宇都宮青葉高等学園の生徒は製造実習の一環としてこの食材を用い、焼き菓子づくりに取り組みます。2026年6月から2027年2月にかけて計4回の製造スケジュールを組み、年間を通じて継続的な学習機会を設けます。食材提供だけに留まらず、ホテルスタッフと生徒が意見交換を行い、パッケージデザイン制作や新商品の発案を共同で進めるなど、実社会に近い形での「ものづくり」を体験できる点が大きな特徴です。
2 ホテルと地域イベントでの多角的な販売体験
製造された「お米のフィナンシェ」計240個のうち、200個はリゾナーレ那須内の施設「POKO POKO」にて宿泊ゲストへ販売します。自分たちが作った商品が実際にホテルの宿泊ゲストの手に渡る喜びを生徒が実感できる仕組みです。また、残りの40個については、生徒自らが地元イベント等で販売実習として販売活動を行う予定です。製造から流通、顧客との接点まで、一気通貫したビジネスの流れを学ぶ場を創出していきます。
3 中長期的な価値循環と就業機会の提供
本プロジェクトは一過性のイベントではなく、中長期的な「教育×観光」の循環型モデルを目指しています。今後はフィナンシェに留まらず、新商品の開発も計画しています。さらに、ホテルでの栽培実習の受け入れや、星野リゾート関連施設での就業機会の提供など、多角的な協業体制を展開します。実際に、系列の温泉旅館「界 鬼怒川」では既に卒業生2名が就業しており、このプロジェクトを通じて生徒の将来の自立と社会参加を力強く後押ししていきます。
■栃木県立特別支援学校宇都宮青葉高等学園
令和7年度に開校10周年を迎えた、軽度の知的障害のある生徒の職業的な自立を支援する高等部単独の特別支援学校です。職業科を設置しており、流通・環境コースと食品・福祉コースで、実践的な教育を行うほか、校内のコミュニティショップ「きょうの森」では、コーヒーやパン・菓子等の販売、接客の学習を通して、働き続けるために必要な力を培っています。これまで約600名の卒業生が、社会人として地域で活躍しています。
■学校よりコメント
本校の教育活動は、企業等の実際の職場を学習の場として行う「就業体験活動」等があり、地域の御理解・御協力に支えられて歩みを進めて参りました。この度の地域共創プロジェクトにより、生徒が「リゾナーレ那須」のお米を使用した菓子の製造から流通に携わることを通して、職業人としての自信を育てるとともに、今後とも、一人一人の自立と社会参加、共生社会の実現に向け、地域と共に創る教育活動の充実に取り組んでいきます。
■リゾナーレ那須
那須の豊かな自然の中で農業の営みに触れる、日本初(*2)の「アグリツーリズモリゾート」。都会の喧騒を離れ、四季の変化やその土地の農体験や自然体験を楽しむ新しい旅のスタイルを提案します。
所在地 :〒325-0303 栃木県那須郡那須町高久乙道下2301
電話 :050-3134-8093(リゾナーレ予約センター)
客室数 :43室
料金 :1泊20,850円~(2名1室利用時1名あたり、税込、朝食付)
アクセス:【車】東北自動車道那須I.C.より車で約20分
【電車】JR東北新幹線 那須塩原駅から送迎バスで約35分
URL :https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/risonarenasu/
公式Instagram:@risonarenasu
*2 2019年4月 日本国内における「アグリツーリズモリゾート」を調査 自社調べ
■リゾナーレ
リゾナーレは、星野リゾートが国内外に展開するリゾートホテルブランドです。コンセプトは、夢中になって楽しみ尽くす「PLAYHARD」。土地の特性を活かした空間デザインや豊富なアクティビティ、地域や季節ならではの体験を通して、訪れる方々に想像を超える滞在と心に残る旅を提供します。現在国内外で8施設を展開しており、2027年には「リゾナーレ福井」の開業を予定しています。
URL :https://hoshinoresorts.com/ja/brands/risonare/
公式Instagram:@hoshinoresorts.risonare