2026年7月18日(土)〜9月6日(日)対象を、たどり・受け取り・再生する。「なぞる」ことで生まれる作品による展覧会
群馬県太田市のプレスリリース

展覧会について
本と美術が交差する複合施設の特性を生かしたシリーズ「本と美術の展覧会」。本展は、その第6回目として開催するものです。
本展では、⽂学作品など、⾔葉により媒介された対象を「なぞる」ことで⽣み出された作品を展⽰します。本展における「なぞる」とは、それぞれの仕⽅で「ある対象をたどり・受け取り・再⽣する」こと。この⾏為により⽣まれた作品を3⼈の作家の試みにおいてご覧いただきます。⼤城夏紀と折笠良は⽂学作品を、松元悠は社会に広まる事件のニュースを対象にし、表現⽅法は絵画、インスタレーション、アニメーション、リトグラフ、漫画等、多岐にわたります。
インターネットが普及しSNSでつながることと⽣活が分かちがたくなった昨今、⾔葉やイメージはまたたく間に消費され、アルゴリズムのなかに組み込まれて、次なる消費へと誘います。本展は、⾔葉とそれによるイメージの現れ⽅にゆっくりと向き合い、改めて⾔葉の持つ想像/創造性に想いを寄せる機会となることを願い開催します。
インフォメーション
名 称:本と美術の展覧会vol.6 なぞる。
会 場:太田市美術館・図書館
会 期:2026年7月18日(土)~9月6日(日)
休 館 日 :月曜日(ただし、7月20日は開館)、7月21日、28日、8月25日
開催時間:午前10時~午後6時(展示室への入場は午後5時30分まで)
観 覧 料:500円(400円)
※( )内は20名以上の団体および太田市美術館・図書館カード、ふらっと両毛 東武フリーパスをお持ちの方。学生以下および65歳以上、身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療 育手帳をお持ちの方とその付添人1人は無料。おおた家庭の日(8月2日(日)、9月6日(日))は、中学生以下の子ども同伴の家族無料。
主 催:太田市、一般財団法人太田市文化スポーツ振興財団
協 力:榛名湖アーティスト・レジデンス(高崎市)、柳井イニシアティブ、高柳誠、京都精華大学芸術学部造形学科版画専攻
助 成:公益財団法人 野村財団
出品作家
大城夏紀 Natsuki Oshiro 美術家
1985年東京都生まれ。早稲田大学第二文学部 表現・芸術専修、阿佐ヶ谷美術専門学校 絵画表現科、東京造形大学大学院造形研究科美術研究領域で学ぶ。
国内外で作品を発表しており、近年の日本での個展として「project N94 大城夏紀」(東京オペラシティ アートギャラリー)などがある。2018年「シェル美術賞第1回レジデンス支援プログラム」(Cite international des arts、パリ)。第26回 ホルベイン・スカラシップ奨学生。2025年に文化庁新進芸術家海外研修制度によってKünstlerhaus Bethanien(ベルリン)に滞在、現在はベルリンと神奈川県を拠点に制作をおこなっている。
古典文学等から読み取る情景を、色や形、模様に変換・展開し、平面、立体、それらによるインスタレーションを発表している。言葉が媒介する情景は、パステルカラーを基調とした色と抽象的な形、反復する模様に置き換えられ、壁面にも浸食することで人々を空間ごと包み込む。
折笠良 Ryo Orikasa アニメーション作家
1986年茨城県生まれ。茨城大学教育学部、イメージフォーラム映像研究所、東京藝術大学大学院映像研究科で学ぶ。
国内外の映画祭、展覧会で作品を発表しており、2016年《水準原点》が「第70回毎日映画コンクール」で「大藤信郎賞」、2023年《みじめな奇蹟》が「オタワ国際アニメーション映画祭」にて「グランプリ」、2025年《落書》が「アヌシー国際アニメーション映画祭」にて「オフリミッツ賞」など受賞。
文学作品を題材に、多様な表現技法でアニメーション作品を発表している。書かれた文字とその体裁、意味を持ちイメージを湧出させる言葉、それを発話したときのリズム、抑揚、作者の背景等、それらを丹念に読み込み、咀嚼し、その都度の最適な技法で映像に結実させている。
松元悠 Haruka Matsumoto 版画家・美術家
1993年京都府生まれ。京都精華大学芸術学部メディア造形学科版画コース、京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻版画で学ぶ。
個展、グループ展で作品を発表しており、近年の個展として2025年「チャンネル16 松元悠 夢」(兵庫県立美術館)がある。2025年「 Kyoto Art for Tomorrow 2025 ―京都府新鋭選抜展―」にて「優秀賞」、2026年「第3回絹谷幸二芸術賞」にて「審査員特別賞」受賞。
2021年より関西をベースに法廷画家としても活動しつつ、実際にあった事件の顛末をたどることでイメージを生み出し、そこに事件の当事者の代わりに自画像を挿入したリトグラフなどを発表している。情報を自らの身体を通してなぞり、現実と非現実(想像)とが混在する作品を生み出す
関連イベント
1. 出品作家3名による「なぞる。」をめぐる座談会【7/17申込締切】
出品作家3名が登壇し、出品作品や本展テーマについてお話しします。
日 時:7月25日(土)午後2時~3時30分
登 壇:大城夏紀、折笠良、松元悠
会 場:当館3階視聴覚ホール
対 象・定 員:どなたでも・50名
参加料:無料(要観覧券)
2. こどもアートさんぽ【7/24申込締切】
当館スタッフが進行役になり、小学生とその保護者の方々でワークシートを使って展示を見ていきます。当日は「おおた家庭の日」により保護者の方も無料で展覧会をご覧いただけます。
日 時:8月2日(日)午前11時~(40分程度)
会 場:展覧会場
対 象・定員:小学生10名と保護者(保護者は2名まで)
参加料:無料(おおた家庭の日につき、保護者も無料)
3. 担当学芸員によるギャラリートーク【7/31申込締切】
担当学芸員が展示テーマや出品作品について解説しながら展覧会をめぐります。参加者には解説シートをプレゼント。
日 時:8月9日(日)午前11時~(40分程度)
会 場:展覧会場
対 象・定員:どなたでも・10名
参加料:無料(要観覧券)
4. あかちゃんと楽しむ美術館【8/14申込締切】
あかちゃん向けの設備をご案内しつつ展覧会もお楽しみいただきます。あかちゃんの美術館デビューにどうぞ。
日 時:8月29日(土)午後1時30分~2時30分
会 場:展覧会場
対 象:3~12ヵ月のあかちゃんとその保護者(保護者は2名まで)
定 員:5組
参加料:無料(保護者は要観覧券)
関連イベントお申し込み方法(1〜4共通)
当館HP申込フォームよりお申込ください。定員を超えた場合は抽選とし抽選結果をお知らせします。
太田市の概要
太田市(おおたし)は関東平野の北部、群馬県南東部に位置し、自動車製造を中心とした全国有数の工業都市である一方、利根川や渡良瀬川の恵みと金山・八王子丘陵の豊かな緑あふれるまちです。
上毛かるた「つる舞う形の群馬県」と謳われるちょうど首のあたりに位置していますが、首都圏から90km圏内で北関東自動車道が太田市の北部地域を通過して関越・東北自動車道と接続しています。また、東武鉄道の特急りょうもうやリバティりょうもうを利用すれば、浅草駅や北千住駅から太田駅まで1時間半程度と都心からのアクセスも良好です。
太田市の特長 ものづくりのまち
太田市はSUBARUの企業城下町として自動車製造を中心に発展してきました。現在は食品や家電、アウトドアグッズなど幅広い分野にその裾野を広げ、全国有数のものづくりのまちとして、北関東1位の製造品出荷額等を誇ります。
スポーツのまち
太田市は男子プロバスケットボールチーム「群馬クレインサンダーズ」のホームタウンです。また、SUBARUの陸上競技部や硬式野球部も太田市を拠点に活躍しています。2023年春に完成した新アリーナ「OPEN HOUSE ARENA OTA」は、日本最高峰のセンタービジョンやサウンドシステムを兼ね備え、太田市のスポーツの一大拠点となっています。
歴史のまち
太田市は古典文学「太平記」に登場する名将で、鎌倉時代後期から南北朝時代を生き抜いた「新田義貞」のゆかりの地です。市内に点在する新田荘遺跡(にったのしょういせき)は国の史跡に指定されています。また、戦国有力大名の猛攻を退けてきた難攻不落の名城「史跡金山城跡」は日本100名城として人気のスポットです。
文化のまち
太田市の自慢の文化施設は太田駅前の太田市美術館・図書館です。現代アートを中心にした企画展や世界中の絵本や児童書、デザイン・美術・建築などのアートブックや雑誌があり、スロープや螺旋階段など建築を楽しみながら、ウィンドウショッピング感覚で触れることができます。1階にはカフェ、最上階には屋上庭園があり、くつろぎの時間を過ごせます。
農業のまち
太田市の特産品では、やまといも・小玉すいか・やよいひめ(いちご)・ブリックスナイン(トマト)などがあります。その他にも、ホウレンソウ、モロヘイヤ、ネギなども高い生産量を誇ります。また畜産業も非常に盛んで、酪農・肉用牛肥育・養豚・養鶏などが行われています。

