「ジャルキャヒマール登山隊2026」が未踏峰ジャルキャヒマールの登頂に成功

公益社団法人日本山岳会のプレスリリース

公益社団法人日本山岳会(会長:橋本しをり)が令和7年度後期海外登山助成対象として支援した「ジャルキャヒマール登山隊2026」が、5月11日12時5分(現地時間)に、ネパールヒマラヤにあるジャルキャヒマール(本峰、6473m)に初登頂した。

「ジャルキャヒマール登山隊2026」のメンバーは3人。

隊長の竹中雅幸さん(36歳、日本山岳会関西支部)は、2020年に最初のトライをして以来、3度目であり、隊員の杉本龍郎さん(38歳、同会山梨支部)と野村良太さん(31歳、同会北海道支部)は2度目だった。

3人はジャルキャヒマールに隣接するギャラ(6363m)にも初登頂。

今春のヒマラヤは天候が不順であったが、3人は10日間のベースキャンプ停滞をして、粘り強く好天をつかんだ。サミットプッシュは、4泊5日に及んだ。上部のネパール・中国チベット自治区国境稜線は長大であり、体力と気力の勝負でもあった。

竹中さんは、2016年に同会関西支部が主催した登山隊で、未踏峰ナンガマリに登頂。彼にとっての初めてのヒマラヤだった。以来、「先輩に連れて行ってもらうのではなく、自分の力でヒマラヤに登りたい」と思うようになり、数々の経験を重ねた。「ようやく自分なりに納得のいくヒマラヤ登山ができた」と語った。

杉本さんは、前回のジャルキャヒマール撤退後、カトマンズに戻った時点で早くも、「タクティクスを立て直し、条件さえそろえば登れるはずだ」と心の内で決心し、のちに「もう一度登ろう」とふたりを誘った。今回も、登攀セクションで大きな力を発揮した。

野村さんは、北海道大学ワンダーフォーゲル部で山を覚え、2022年には63日間におよぶ積雪期単独北海道分水嶺縦走を成し遂げ、第27回植村直己冒険賞を受賞した。ジャルキャヒマールでは、ホワイトアウトしたプラトーで、これまでの経験を活かして力強くチームを牽引した。

まさに「チームプレイ」で登ったジャルキャヒマールであった。

なお、このあと日本山岳会は、令和8年度海外登山助成の申請を受け付ける予定であり、詳細は当会のHPにて告知する。

山頂にて、左から杉本、竹中、野村(背後の山はマナスル)
背後にある大きな山はマナスル。終始マナスルを背負うようにして登る登山だった
キャンプ3で迎えた朝、この日山頂を目指した
ジャルキャヒマール山頂に向かい最後の登り

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