“砂丘の女王” スカシユリが咲き始めました(国営ひたち海浜公園)

~夏の訪れを告げる華麗な花~

一般財団法人 公園財団のプレスリリース

砂丘エリアに咲くスカシユリ(2026年7月6日撮影)

国営ひたち海浜公園の「砂丘エリア」では、スカシユリが咲き始めました。初夏に開花を迎え公園に夏の訪れを告げます。強い日差しと潮風の中で力強く咲く姿から、“砂丘の女王”とも称され、鮮やかなオレンジ色の花と青い大海原のコントラストが訪れる人を楽しませてくれています。また、夏の砂丘エリアでは、絶滅の危機に瀕する希少な動植物にも出会えます。

厳しい環境に適した花姿

赤褐色の斑点が特徴的(2026年7月1日撮影)

日本原産のスカシユリはユリ科ユリ属で、高さは20~60cm、海岸の砂地などに生える多年草です。花径8~10cmほどの杯状になり、鮮やかなオレンジ色の花を上向きに咲かせることから「注目を浴びる」の花言葉がつけられました。花弁の下方が細くなり、隙間ができて透けて見えることが名前の由来です。梅雨時に咲き始め、雨が花弁の隙間から落ちる花の形により、水がたまりにくくなっています。また、強い潮風に耐えるため、地を這うように低く育つなど、厳しい環境に適応した特徴を備えています。

スカシユリ

開花時期

7月上旬~中旬

場 所

砂丘エリア

海浜公園ならではの希少な動植物

当公園の砂丘エリアは、久慈川から流出した砂が漂砂となり海岸に堆積し、その砂が北東風により押し上げられて形成されています。夏の砂丘エリアでは、茨城県で準絶滅危惧に指定されている植物「カワラサイコ」や「カワラナデシコ」、環境省で絶滅危惧に指定されている昆虫「カワラハンミョウ」など、海浜公園ならではの多様な動植物が観察できます。

カワラサイコ(2026年7月1日撮影)茨城県 準絶滅危惧種
カワラナデシコ(2026年7月1日撮影)茨城県 準絶滅危惧種

公園ボランティアによる保全活動

スカシユリの種を選別する様子(2026年4月24日撮影)

本公園内においてスカシユリは保護活動を実施しなければ、将来的に絶滅してしまう可能性のある植物です。公園では、2006年からスカシユリの増殖活動に取り組んでおり、人工授粉や採種、播種や苗の植え付け、ネットによる保護などを実施しています。これらの活動を行う公園ボランティアの「野生植物パートナー」は、希少植物の開花株数調査や圃場での育成、増殖活動など、年間を通して希少な動植物が生息・生育する砂丘環境を守る取り組みを続けています。

国営ひたち海浜公園 ひたち公園管理センター

国営ひたち海浜公園は、茨城県ひたちなか市の太平洋岸にあり、春のネモフィラ、スイセン、チューリップ、初夏にはポピーやバラ、夏のジニア、ヒマワリ、秋にはコキア、コスモス、冬のアイスチューリップなど、彩り豊な花々が四季を通じて楽しめます。また、海抜100mからの眺望を楽しめる大観覧車をはじめ、ジェットコースターなど多彩なアトラクションが揃う遊園地「プレジャーガーデン」のほか、林間アスレチック広場やバーベキュー広場など、食事・スポーツ・ピクニック・・・遊び方は十人十色。魅力いっぱいの公園で、思い思いの時間をお過ごしください。

国営ひたち海浜公園 ひたち公園管理センター 広報係
〒312-0012 茨城県ひたちなか市馬渡字大沼605-4 
TEL:029-265-9001  
FAX:029-265-9339

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