~「BecomeMommy」で産後ケアを当たり前に~
株式会社JTBのプレスリリース
株式会社JTB(以下「JTB」)は、産後ケア体験ギフト「BecomeMommy(ビカムマミー)」の提供を開始いたします。産後うつの増加や産後ケア施設利用率の低さといった社会課題に対し、本サービスは心理的・経済的・肉体的ハードルを解消。フィンランドの子育て支援制度「ネウボラ*1」の思想にも通じる、子育てを社会全体で支える考え方のもと、企業や個人からの贈答品として、母親が安心して産後ケア施設や派遣型の託児シッターサービスを利用できる機会を提供します。母親の心身の回復をサポートし、社会全体で子育てを支える「産後ケアが当たり前の世の中」を実現してまいります。
「BecomeMommy」公式サイト https://www.become-mommy.com/
■日本の産後ケアを取り巻く厳しい現状
少子化が深刻化する日本において、産後うつを発症する方がおおよそ10人に1人いる一方(※2)で、日本国内における産後ケア施設の認知度及び利用率は、諸外国と比較して極めて低い状況です。こども家庭庁の資料によると、全国の産後ケア施設利用率はわずか10.9%にとどまっています(※3)。赤ちゃん連れでの外出の困難さ、費用負担、そして「自分だけの時間を持つことへの罪悪感」といった心理的・経済的・肉体的ハードルが、母親が産後ケアを利用しにくい要因となっています。
このような課題に対し、「BecomeMommy」はJTBの未来創造部会(※4)から生まれた新規事業として、子育て経験のある社員が自らの辛かった経験を基に「産後の母親へ緊張から解放される時間を贈るサービス」として起案し、事業化が決まりました。産後ケアを「贅沢」ではなく「ギフト」として贈ることで、母親が受け取りやすい心理を突いた、革新的なアプローチです。
■働く女性や企業の課題
女性社員は妊娠・出産時に育児休業や職場復帰への不安を抱えがちです。企業は優秀な女性社員の離職を防ぎたいと考えており、女性社員を大切にする姿勢は、企業の持続的な成長と社会貢献の一環として重要です。
「BecomeMommy」は、働く母親の不安を軽減し、企業の課題解決に貢献するソリューションです。産後ケアを通じて女性社員の心身の健康をサポートし、仕事と育児の両立を支援することで、企業は人材定着を促進し、多様な働き方を尊重する企業文化を醸成できます。これは、少子化という社会課題解決の一助ともなり、企業の社会的責任を果たす上でも意義深い取り組みです。
■「BecomeMommy」商品概要:母親の心と体を癒す、新しい贈り物のかたち
「BecomeMommy」は、産後ケア施設や派遣型の託児シッターサービスの利用を促す体験ギフトです。女性活躍推進に取り組む企業や、個人が大切な人への贈り物として費用を負担することで、母親の経済的ハードルを解消します。
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選べる産後ケア体験:産後ケアを「贈り物」として受け取ることで、利用への心理的ハードルを軽減します。
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経済的負担をゼロに:企業や個人が代金を負担するため、利用者の費用負担がありません。
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心身両面からのサポート:子育てに前向きになるオリジナル絵本を贈呈し、「育児はひとりで抱えず、誰かを頼って良い」という意識改革を促します。
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簡単予約システム:贈り主はJTBからギフトを購入。ギフトを受け取った母親は、絵本の裏のQRコードから専用WEBサイトにアクセスし、利用したい体験を選択。産後ケア施設とLINE等で細やかなやり取りが可能です。
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全国の提携施設:首都圏、大阪、京都、福岡を中心に、全国の産後ケア施設のさまざまなプランを選択できます。
■BecomeMommyの提供価値
2025年5月から2026年3月にかけ、1歳未満のお子様がいる会社員の女性にモニターとしてご協力いただき、提携産後ケア施設での体験実証検証を行いました。モニターご本人及び所属会社の総務人事のご担当者様へのインタビューを通じて、産後ケアの重要性や、企業の福利厚生としての有用性が示されました。また、このギフトを友人や同僚に勧めたいという声が多数寄せられ、ギフトとして高い需要が再確認されました。「BecomeMommy」は、大切な人に感動体験プランを贈ることができるデジタルギフト「してね」(※https://jtb-gift.com/collections/care-plan)のプランのひとつとしてご購入いただけます。 ※「してね」内、産後ケアプランの特設ページは現在準備中です。
【モニターの声(一部紹介)】
・「自分のためだけに時間を気にせず食事ができてお風呂にゆっくり入れるのが最高でした。」
・「周りを頼って親が自分の時間を楽しむのは悪いことではないとポジティブに思えました。」
・「自分以外におむつを替えてくれるという人がいるだけで泣きそうになりました。」
・「福利厚生でこのプランがあれば、積極的に妊娠、出産に取り組めそうです。」
・「福利厚生が整っているありがたさが復職後の活力になると思います。」
・「このギフトがあれば、プライベートにも配慮してくれる優しい企業であるというイメージになります。」
■参画企業からのコメント
株式会社Simplee 代表取締役CEO 諏訪実奈未様
「Simpleeでは、子育てを理由に仕事や旅先での体験をあきらめない社会を目指し、シッターを派遣する託児サービスを提供しています。BecomeMommyでSimpleeのプランをご利用いただくことで、女性は育児をするものというイメージを払しょくし、『子育ても挑戦も楽しむ社会』『コト消費、ビジネスをあきらめない社会』を実現します。」
(派遣型託児シッターサービス一例)
(産後ケア施設一例)
「BecommeMommy」の理念に共感し、共に産後ケアの課題解決に取り組む企業・団体が続々と参画しています。2026年7月現在、14社が参画しています。
■BecomeMommyが目指す未来:
子育ては母親がひとりでするものではない。「産後ケアが当たり前の世の中」へ
「BecomeMommy」は、ネウボラの思想にも通じる、子育てを社会全体で支える文化の醸成を通じて、「産後ケアが当たり前の世の中」の実現を目指します。今後は企業への導入を加速させ、販売チャネルを増やし、より多くの母親に産後ケアを届けます。参画施設も、首都圏、大阪、京都、福岡を中心に、全国展開を予定。イベントの主催などを通じて、子育ての共同責任意識を醸成し、産後ケアへの社会認識改善と業界発展に貢献してまいります。
日本の産後ケア潜在市場は1,328億円規模との推計もあり*5、JTBはこの市場の活性化に貢献し、すべての母親が安心して笑顔で子育てできる社会の創造を目指します。
※1:ネウボラ:フィンランドの子育て支援制度。妊娠期から子育て期まで切れ目なく支援を行い、「子育てを家庭だけでなく社会全体で支える」という考え方
※2:こども家庭庁「第5回こども家庭審議会成育医療等分科会」より、産後うつの疑いがある母親の割合9.9%
※3:こども家庭庁「令和7年度予算概算要求の概要」より、全国産後ケア施設利用率10.9%
※4:未来創造部会は、JTBのビジネスソリューション領域において、今後企業課題となるテーマを選定し、未来から逆算した思考で事業創造を行う社内活動です。
※5:一般社団法人メディカル・フェムテック・コンソーシアム 産後ケア委員会 調べ