7月29日(水)、松江城・興雲閣で市民ワークショップ「松江の観光ブランド会議」を開催。スマホで参加できる「松江のお気に入りマップ」づくりも同時スタート—「使い続けられる観光ブランド」をつくります。参加の入口① ワークショップ「松江の観光ブランド会議」(7月29日)参加の入口② 「松江のお気に入りマップ」—スマホで撮って、送るだけなぜ、市民とブランドを育てるのかインナーブランディングという考え方コンソーシアムの体制事業プロセスの発信 ─「松江ジャーナル」会社概要
株式会社エブリプランのプレスリリース
株式会社エブリプランと株式会社グレイスデザインは、市民と一緒に観光ブランドをつくる市民参加型の観光ブランドプロジェクトを、2026年7月から松江市で始動します。このプロジェクトは、一般社団法人松江観光協会の委託事業です。
参加の入口は2つ。7月29日(水)に松江城・興雲閣で開催する市民ワークショップ「松江の観光ブランド会議」と、スマホがあれば誰でも参加できる「松江のお気に入りマップ」づくりです。一過性のプロモーションではなく、松江の人が使い続けられるブランドづくりを松江市民と一緒に進めます。
参加の入口① ワークショップ「松江の観光ブランド会議」(7月29日)
100年後の未来から見た、松江らしさとは何か。
4〜5名のグループに分かれ、「100年後に残したい松江のお気に入り」を語り合います。松江で生まれ育った方も、最近この街に来た方も、同じテーブルで対話しながら、松江の魅力を多面的に掘り起こす2時間です。
<開催概要>
日時:2026年7月29日(水)18:00〜20:00
会場:興雲閣(島根県松江市殿町1-59)
対象:松江の観光・まちづくりに関心のある市民、事業者、学生
定員:約50名/参加無料(要事前申込)
※お子様連れ歓迎です(別室・テラスあり)。
<プログラム>
・17:30– 開場・交流
・18:00–18:30 基調講演「松江の魅力、誰にどう伝えたい?」(登壇:芳賀 薫 氏)
・18:30–19:40 ワークショップ「100年後に残したい松江のお気に入り」
・19:40–20:00 全体共有・まとめ
▼チラシPDFのダウンロードはこちら
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基調講演 講師|芳賀 薫 氏
芳賀 薫(はが かおる)
フィルムディレクター/クリエイティブディレクター
1973年生。フィルムディレクターとしてCM・MVを多数演出。ドラマや舞台演出も行い、2025年には、映画監督作品「風のマジム」が公開され、話題を呼んでいます。芳賀氏は、山陰の観光プロモーション動画の撮影に携わり、山陰に根付く文化を映像でどう切り取れば、その本来の意義が伝わるのかを知るクリエイターです。既にある価値を再発見して伝えるという本事業のテーマと重なるこの経緯から、基調講演をお願いしました。
参加の入口② 「松江のお気に入りマップ」—スマホで撮って、送るだけ
宍道湖の夕暮れ、いつもの散歩道、お気に入りの一杯。あなたが見つけた松江のお気に入りを、写真1枚で教えてください。集まった写真はWebマップに並び、市民の目から見た松江の魅力が一枚のマップに浮かび上がります。
<参加のしかた(3ステップ)>
1. 撮る——スマホで、あなたのお気に入りの場所・風景を撮影
2. 送る——専用フォームから、写真と場所(タップ操作)を送信
3. 地図に載る——あなたの写真がWebマップ上に公開されます
▽こちらからあなたの「松江のお気に入り」を投稿できます。
「松江のお気に入り」投稿フォーム
なぜ、市民とブランドを育てるのか
観光ブランドは、キャッチコピーやロゴが発表されて終わるものではありません。
地域に暮らす人が「これが私たちの魅力だ」と思えなければ、外向けの発信も、現場のサービス改善も続きません。だから、まず市民の声を集めるところから、ブランドづくりを始めます。
宍道湖の夕日を毎日眺めている人、生業を営む人、職人さん、漁師さん、学生さん。
松江の魅力を一番よく知っているのは、そこで暮らす一人ひとりです。
インナーブランディングという考え方
このプロジェクトの土台には、インナーブランディングという考え方があります。もともと企業が社内向けに使う手法で、組織の理念や価値観を、社員一人ひとりが自分ごととして体現できるように浸透させるもの。それを、松江という観光地域に応用します。
松江には、日々の暮らしの中に文化が息づいています。茶の湯の文化はいまも根強く、まちの喫茶店の多さにもそれが表れています。お茶を嗜む人の所作や、道で交わされる挨拶のように、ふとした日常の中に、この街で受け継がれてきたものが現れる—住んでいる人にとっての「当たり前」こそが、外から見れば得がたい魅力になります。
その「当たり前」を、市民が自分の言葉で再発見し、共有すること。自分のおすすめを誰かに伝え、それが誰かの発見になって、浸透すること。これが、松江ならではのインナーブランディングになります。
私たちが置く原則は3つ。
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参加者を主役に。行政・大手事業者だけでなく、市民・学生・小さな事業者が主役です。
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完成したブランドを共有ツールに。参加者が自らの事業や発信で自由に使える形にします。
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つくる過程を発信する。会議の様子、参加者の言葉等、SNS上でのプロセス共有によってみんなで進めます。
方法論の核には、グレイスデザインの「価値の問い直し」の考え方を置きます。
「企業自身が社会に対して提供したい価値(主観)と、顧客が企業に対して期待する価値(客観)の重なる部分に、その企業の持つ本質的な価値がある」(グレイスデザイン)
松江に置き換えれば、「地域で暮らす人が大切にしている価値」と「訪れる人がこの土地に期待する価値」の重なりに、観光ブランドの本質があります。両方の視点を掘り起こす対話の場を設計し、そこから出てきた言葉を、使い続けられる形に整えていきます。
コンソーシアムの体制
本事業は、エブリプランとグレイスデザインのコンソーシアム(代表:エブリプラン)で受託しています。代表社のエブリプランが全体統括、対話の場の設計、行政・観光協会との連携、参加設計、プロセス発信を担い、グレイスデザインがブランドツール制作、撮影、クリエイティブディレクションを担います。
私たちの役割は、答えが生まれる場を設計すること。
できあがってからも永く使い続けられるブランドをつくります。
■株式会社エブリプラン(コンソーシアム代表)
竹下 知子、福井 香衣、守山 基樹、他で担当します。
竹下 知子 (事業創発室 主幹)
実家が松江で、通勤も買い物も子どもとの遊びも、全部”お気に入りの場所”の中を歩いています。生活の中に松江のいい場所がすべてある—そんな暮らしをしているからこそ、『外から来た人にどう見せるか』ではなく、『暮らしている人がどう誇れるか』から始めたいと思いました。使いたくなるブランドにするにはどうしたらいいか。ブランドができあがったときに、市民の皆さんが誇りと実感を持って、すぐにでも使いたくなる—そういう状態を目指しています。宍道湖の夕日も大好きだし、雲がどよーっと広がる日に一日中ぼーっと湖を眺める、あの時間だって松江の魅力です。ワークショップでは、そんなお一人おひとりのお気に入りを聞かせてください。
■株式会社グレイスデザイン
小澤 晶子、若槻 ゆう、安達 怜美の3名で担当します。
私たちグレイスデザインは、デザインの仕事の8割はアウトプットの手前にあると考えています。ロゴや写真を作る前に、その地域やブランドの”中の人”が自分たちの価値をどう感じているか—その内側の温度を揃えることが、長く使われるブランドの土台になります。今回のワークショップの問い『100年後の未来から見た、松江らしさって?』は、私たちとエブリプランの対話の中から生まれました。100年後の人から見て、いまの松江はどう語られたいか。この問いを市民の皆さんと一緒に考えられることを、とても楽しみにしています。
事業プロセスの発信 ─「松江ジャーナル」
本事業は、7月29日のワークショップを皮切りに、令和9年3月31日までに、現状調査・コンセプト策定・ブランドツール整備・撮影を一体的に進めます。
その過程を、「松江ジャーナル」の名前でInstagramから発信していきます。会議の様子、参加者の言葉、集まったお気に入りの写真、デザインが生まれていく途中経過——完成の発表を待つのではなく、つくっている最中から見て、関わっていただくための窓口です。
Instagram「松江ジャーナル」
会社概要
株式会社エブリプラン(コンソーシアム代表)
代表: 代表取締役社長 勝部 祐治
所在地:島根県松江市北陵町46-6
Web:https://www.everyplan.co.jp/
島根を中心とする中国地方の地域コンサルタント(1996年設立)。地域産業の振興・地域づくり・社会資本整備を事業の柱に、地域課題を未来の可能性に転換する事業を展開している。
株式会社グレイスデザイン
代表:代表取締役 小澤晶子
所在地:〒690-0041 島根県松江市幸町829-9
Web:https://grace-design.info/
松江市のブランディング・デザイン会社(2012年設立)。企業・商品ブランディング、グラフィック・Web・映像制作を手がけ、山陰広告賞2026ではグランプリを受賞。