MICE・インバウンド対応ローカルガイド育成プログラム ガイド希望者を広く公募 プログラム修了後はツアーガイドとして登録しマッチング エントリー受付期間は8月12日(水)~9月1日(火)
一般社団法人 那覇市観光協会のプレスリリース
一般社団法人 那覇市観光協会(沖縄県那覇市)は、「那覇MICEインバウンド・ローカルガイド稼働モデル創出事業」の一環として、英語対応ローカルガイドの育成プログラム「Naha Local Mate(ナハ・ローカルメイト)講習」「Naha Walking Tours(ナハ・ウォーキングツアーズ)講習」および「那覇英語対応ガイドツアーコーディネーター講習」の受講生エントリー受付を、本日2026年8月12日(水)開始します。学生から経験者まで幅広く募集、受講料はいずれも無料です。
「那覇MICEインバウンド・ローカルガイド稼働モデル創出事業」は観光庁令和8年度「地方部における観光コンテンツとローカルガイド人材の一体的な質的向上事業」の調査事業として、事業期間中にガイド・コーディネーターの育成と旅行者やMICE関係者とガイドのマッチングの入口戦略・出口戦略を一体的に解決する事業です。
背景 ― ガイドを「育てて終わり」にしないために
那覇市には年間約240万人(令和7年)の外国人観光客が訪れています。旅行者の多様化が進み、個人旅行客のみならず国際会議・学会・インセンティブ旅行などのMICE需要も拡大しています。一方で、英語で案内できるローカルガイドの供給は追いついていません。本事業ではローカルガイドとコーディネーターの育成、ローカルガイドのマッチングまで取組み、MICEやインバウンド需要に応える体制を整備します。
本事業では各界の専門家と連携し地域をフィールドに研修を行います。研修修了者には実際にツアーを担当する機会の提供も目指し、持続可能なガイド事業が根付くために対価を受け取り案内を行うひとつの観光事業として確立します。旅行会社等とも連携し観光コンテンツとして醸成を行います。
一般社団法人那覇市観光協会がローカルガイド事業を展開することで、①修了ガイドへのツアー担当アサイン ②人材データベースの整備 ③コーディネーター機能の持続可能な運営の3点を柱に自立型のビジネスモデルを目指す、全国的にも先進的な取り組みです。
※ローカルガイドとは、その土地に暮らす人が、歴史や文化、暮らしぶりを自分の言葉で旅行者に伝える人のこと。今、全国各地の観光地で、地域の人がガイドとして活躍する動きが広がっています。
募集/講習 概要
那覇の魅力を伝えるローカルガイド学生からガイド未経験者、有資格者まで幅広く募集します。講義は、初回・最終回を含む計4回の対面講座と、オンライン講座およびオンデマンド講座を組み合わせたハイブリッド形式です。受講者の働き方に合わせて、無理なく受講を続けられる設計としています。
Naha Local Mate(入門コース)講習
英語での45〜60分の那覇の観光案内基本講座(首里城・市場・壺屋 ほか)
得意分野(琉舞・三線・沖縄料理・伝統工芸など)を英語で伝える方法
食文化・自然解説の基礎
多様性とホスピタリティ
ストーリーテリング
インタープリテーション(解説を通じて意味を伝える技術)の視点
観光客の安全・救急/医療への配慮
Naha Walking Tours(上級コース)講習
MICEのOfficial Dinner Party/Receptionにおける英語MC・通訳案内
学術系MICE需要への対応(自然・科学・博物学領域の英語解説)
世界遺産等の人文資源解説方法
高付加価値ツアーの造成・送客導線の理解、VIP対応の品質基準
コーディネーター講習(全4回・1日集中・オンライン)
第1回:ガイドコーディネーターの役割
第2回:マッチング・需給調整・営業実務
第3回:データ活用とDX
第4回:継続した事業運営と事業承継
※内容は変更となる場合がございます
講師紹介(一部)
講師陣は単なる知識伝達にとどまらず、現場経験に基づいた実践的な指導を通じて、観光客の満足度向上を目指す質の高いガイド人材の育成を図ります。
マーシュ ゆかり氏(マーシュ・コミュニケーションズT.G.合同会社 代表/沖縄通訳案内士会(OIGA)会長) MICEレシーブ・接遇・安全対応を監修。『OKINAWA WALK』著者。
宮城 能彦氏(一般社団法人 地域学び合い研究所(まなラボ)代表理事・元沖縄大学教授) 地域史・文化解説、学び合い型学習設計を監修。
鹿谷 麻夕氏(しかたに自然案内代表) 20年以上のインタープリテーション実践知見をもとに自然解説・体験学習を監修。
宮﨑 悠氏(一般社団法人キュリオス沖縄) 博士・修士号を持つガイドとして、学術系自然解説を担当。
多和 史織氏(株式会社JR西日本コミュニケーションズ) 高付加価値ツアー造成・送客導線設計の実績をもとに助言。
修了後 ― 英語によるガイドとしての活躍機会を提供
本プログラムの修了者には、那覇市観光協会が催行・販売するコースにアサインされ、実際のガイドを担っていただく機会を予定しております。プログラム後も那覇市観光協会のガイドとして実際にお客様を案内するためプラットフォームにご登録いただきます。
対象コンテンツは下記を想定しています。
NLM/①首里城コース ②壺屋やちむん通りコース ③国際通り周辺コース 等
NWT/①〜③の他、④漫湖コース ⑤広域・東御廻りコース(那覇・与那原・南城)
10月から11月にかけて、コンテンツ①〜⑤で計6回のモニターツアーを実施し、実践の場を目指します。また、修了者が参加するオンラインコミュニティを運営し、フォローアップの研修や情報共有の体制を整え修了者が孤立しない継続的な接点を確保します。希望者にはガイドを紹介する「Naha English Guide 図鑑(仮)」(令和9年1月公開・日英2言語)に掲載し、指名予約につなげます。
応募方法 ― エントリー期間は8月12日(水)~9月1日(火)
詳細・お申し込みは那覇市観光協会公式HP「NAHA NAVI」特設ページよりご確認・お申し込みください。パソコン・スマートフォンからご応募いただけます。コーディネーター講習修了者の中からは、那覇市観光協会スタッフのアシスタントとして事業運営の調整をサポートする「コーディネートスタッフ」も別途募集します。
コメント
沖縄通訳案内士会(OIGA)会長
マーシュ ゆかり
「私が通訳ガイドとして歩み始めた頃、沖縄には頼れる仲間が少なく、ガイド組織もなく、難解な専門書と格闘しながら独学するしかありませんでした。だからこそ、これから学ぶ皆さんには、一人で悩まず、仲間とともに学べる環境があることを心強く感じてほしいと思います。初めは完璧な英語である必要はありません。大切なのは、あなたの笑顔と沖縄の魅力を自分の言葉で伝えたいという気持ちです。皆さんが英語で沖縄を案内する喜びを見つけ、地域を支える一員として活躍してくださる日を、心から楽しみにしています。」
那覇市観光協会 常務理事兼事務局長
末吉 正幸
「那覇市では近年、MICEやインバウンド需要の高まりとともに、英語で観光案内ができる人材の確保が急務となっています。一方で、これまでのガイド養成の取り組みは、研修修了後の活躍の場が確保できないという課題を抱えてきました。本事業は、この課題に正面から向き合い、育成した人材が継続的に案内業務へ従事できる仕組みまでを見据えて設計しています。NLM・NWTという二つの段階を設けることで、初めて挑戦する方から経験を積んだ方まで、それぞれの英語力や関心に応じて参画できる体制となっています。ガイドの皆さんを地域の受入体制を支える基盤として位置づけ、那覇の観光を長期的に支える人材の輪を広げてまいります。」